金曜日
昨日久しぶりにローンコートに顔を出してみた。12月上旬行われる熊そう会年齢別なら、無理をせずにできるかもしれないと思って申込んでいるが、左足の股関節が痛みだし、左肩も一昨日定期診察でのリハビリで理学療法士から言われたことが、頭の隅に引っかかっていた。どこの痛みかわからないが、左肩はなんとなくギクシャクしている。
ローンに行ってお姉さんたちにお願いしてワンセットすれば自分の現状が理解でできるかもしれないと考え、彼女たちが集まる頃を見計らって出かけみた。彼女たちのやっている隣のコートがあいていたので、右でのサービスの練習、右でサービスは大丈夫だと確認し
て、ゲームが終わったのでお願いすると、まさかの返事が返ってきたのでびっくりした。
完治していないと思われるぼくとのテニスは、怖くてできないという内容の返事だった。いや、右でサービスしますから大丈夫ですと言ったが、かたくなだった。
あの人とも、もうテニスはしていません。遠くのコートの隅っこ、椅子に座りゲームを無言で見つめている翁が目につく。ぼくとほぼ同世代のここのオーナと見かけた。
以前はやっていたのでした。よぼよぼのテニスにお姉さんたちが付き合っていたのを、覚えている。倒れでもしたら大変です、ここでテニスができなくなるから、それを聞いて納得したが、ぼくが倒れてもそんなことはないのにと、だがお姉さんたちのぼくへの思いやりだと理解して、完治したら、その時はお願いしますとコートを後にした。
夜、グループ受付の仲間に電話した。「ごめん、ダメだと言われたので、キャンセルしてください」。先月も同じようなことでキャンセルしている。人の良さそうな彼の困惑した顔が浮かんだ。