こんにちは
内藤です
ゴールデンウィーク気分からは抜け出せましたか?
私ですか?
そうなんです
別に休んでいたわけでもないのに
ゴールデンウィーク気分が抜けなくて・・・
何ていうんですか
浮かれてるというか
浮足立ってるというか
何もやる気せーへんとでもいうか・・・
レッスンのテーマはサーブやし・・
昨日のレッスンなんてね
4球しか打ってないですから
コート内のフットワークは6歩
ノーラリー
&ノーコメント
・・・
まあノーコメントは言い過ぎですけどね
そんなぼぉーっとしてる私の間隙をぬって
ある事件が・・
3本目のレッスンです
マンツーマンはサーブ練習
時刻は12時過ぎ
GW明け、サーブ練、お腹の減り
人が集中力を欠くと言われる三大要素が奇跡的に重なったんです
そこを狙っていたんです奴は・・・
I井です
あっ、さん付けするの忘れた
石Iさんです
サーブ練習の時って的を置くじゃないですか
コーンね カラーコーン
カラコンね
結構大きいので
割と当たって倒れちゃうんです
その都度立てに行くのが面倒なので考えました
どうしよっかなー
あかん・・もっとちゃんと考えよっ・・・
「コーチ どうしたんですか?」
ち~んっ!!!
思い付きました
コーンを重ねれば
アホみたいに重ねれば倒れへんのやないか
重ねに重ねました
その数6つ
「ヨシっ これで倒れへんやろ」
「うわー コーチ考えましたね」
「あのコーン倒したら何かあるんですか?」
出たよ
これしたら何かもらえます?的なやつね
まあ、いいだろう
今日はのってやろうじゃねぇか
今思うとあれが浅はかでした
どうして一度立ち止まって考えなかったのか
集中力不足・・心神耗弱でした
物事の是非善悪の判断が極めて困難状態
ゆえに責任能力はなかったと推測されます
そう、私に責任はないんです
「いいですよ 何すか?プラス1チケットでもあげましょうか」
「えぇー!?マジー!?」
(学生かっ!マジー?とか語尾を上げるなー!!)
「本当ですねコーチ いいんですね?」
「当ててもダメですよ た・お・し・た・ら! ですよ」
「はい ありがとうございます」
ふっ・・バカが!
コーン6つが女性のサーブで倒れるとでも?
だから
現にそれまで別の人に何度も当てられていたんですが
ビクともしていなかったんです
「じゃあどうぞー 打ってください」
サーブの位置に入ったI井
ザッザッ・・
オムニコートです
特に荒れた様子もないコートにもかかわらず
足場を固める石I
どんどん気合が高まっていきます
「よーっし・・よーっし・・・」
よく言うじゃないですか
鼻息が荒くなるって
意気込みが激しい人を表す例えで
初めて目の当たりにしました
本当に鼻息が荒くなっている人を・・
荒くなりすぎてフェイスマスクがフワーってなってましたからね
完全に顔が出ていたんです
そして構えるI井
緊張感が走る現場
おそらくは初球
何かが起こるとすれば
後にも先にもこの1球
石Iも私も、そこにいる誰もが感じていました
トスアップ
I井史上最も華麗なトスが上がる
そして・・
石I史上最もよどみのないスイングから放たれたボールは・・
コーンに向かって一直線
カコーォンッ
見事に的中
しかし・・やはりの勢い不足・・
6つ重ねのコーンが揺らいだ次の瞬間
フェイスマスクはもはやどこかに消えていました
I井渾身の気・・いや氣を発しました
ボボーッン
何と・・・何とですよ
倒れたんです
難攻不落と言われていた6つカラコンが・・・
盛り上がる観衆ども
それとは対照的に喜びを爆発させることはなく
あくまで静かに達成感に浸る石I
凄くないですか?
未だに信じられません
プラス1チケットはね
それは約束なので渡しました
でも、仕方ないです
今回は敵ながら(?)あっぱれでした
まあ私にはね
責任能力がなかったわけですから
気にしないようにしよーっと
それにしても凄かったな石Iさん
あっ、まさか皆さん
I井とか石Iって書いてあるから
さては石井だな
とか安易なこと思ってません?
まあ、その通りやけどね
では
また何かあるといいな
へばね~