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タルの中に封じこめたとき

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になっている。「大寺院へ行く必要があってな」スパーホークも小声で答えた。
「宗教的体験てやつをしてきたか」カルテンが面白がるような声で言った。この大柄な金髪の騎士はスパーホークの幼馴染で、鎖帷子を着こみ、重い大剣《ブロードソード》を腰から剣帯で吊っていた。
「そういうわけでもない。タニスが死んだ。真夜中ごろ、亡霊がやってきたんだ」
「タニスが?」カルテンの声には衝撃が感じられた。
「セフレーニアがエラナをクリス、その場にいた十二人の騎士の一人だったんだ。タニスの幽霊は、剣をセフレーニアに渡しにいく前に、大寺院の地下の納骨堂へ行けとおれに言いにきたんだ」
「それで行ったのか。真夜中に」
「緊急事態だったからな」
「何をしてきたんだ。墓荒らしか。そ贵金属交易所の槍は墓から持ってきたのか」
「そうじゃない。アルドレアス王がくれたんだ」
「アルドレアスが!」
「まあ、王の亡霊だがな。なくなった指輪が軸受けの中に隠してある」スパーホークは不思議そうに二人の友人を見つめた。「どこへ行こうとしてたんだ」
「あなたを探しにですよ」クリクが肩をすくめる。
「どうしておれが騎士館を出たとわかった」
「何度か見にいきましたからね。いつもやっ花胶功效てること、知ってるものと思ってました」
「毎晩?」
「少なくとも三度は、毎晩見にいってます。子供時代からずっとね。レンドー国にいたあいだだけは別ですが。今夜最初に見にいったときは寝言を言ってました。二度目は真夜中少し過ぎで、あなたはいなくなっていた。探しても見つからないので、カルテ品酒师培训课程ンを起こしたんです」
「ほかの者も起こしたほうがよさそうだ」スパーホークが言った。「アルドレアスからいくつか聞いてきたことがある。そのことでみんなと話し合いたい」
「悪い知らせか」とカルテン。
「何とも言えんな。ベリット、厩にいる見習いを代わりに胸壁の見張りにつかせろ。少し時間がかかりそうだ」

カテゴリー: 未分類 | 投稿者awkwardgut 00:47 | コメントをどうぞ