月別アーカイブ: 2015年12月

私の心の中で反乱

私にはない、ピュアなもの。
いつ、どこで、失ったのだろう???
純粋さは、年とともに失われる。
そもそも、そんなものは生まれたときから持ち合わせてい皇室纖形 旺角なかったのかも知れない。

無垢などでなく、ただ無知なだけの若い時代だった。
生き方そのものが、不純と打算と保身、矛盾と欺瞞、マヤカシで成り立っている。
自分に正直な心、その心さえ、渇いている。
だからあんなに純粋な少年を見ると、頭を通過せずに、涙がこぼれる。
私には昔も今も、まったく純粋さのカケラも無い、そんな自分が情けなくもあり、
もともと無いものを取り返すことも当然できない、無力感。
いまさらながら、再認識した。
自分には、一生、ありえない、手に入れることのできな優纖美容い美しいピュアなもの、
例え、映画の中であっても、それに出会うと、切なく哀しい。

ストーリー展開から感じるのか、全編の美しい映像を通して感じるのか、
監督のワザで感じさせられているのか、俳優の卓越した演技のスゴサなのか???
あの映画を単なる日常の恋愛映画にしてしまっていないのは、
そのテーマ、手法によるものが大きい。
戦争という重い歴史を抱えたドイツの戦後の苦悩、歩みと、主人公たちの人生とを
巧みにオーバーラップさせている。
快楽的な、俗物的恋愛、というテ高鼻ィストが全く排除され、
静かに深く、苦悩しながら、思いを醸成させている。
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少年役のダフィット?クロスは、キャスティング決定時は15歳、撮影開始は16歳だったが、
SEXシーンは18歳になるまで待ったそうだ。
ケイト?ウィンスレットの、ぶっきらぼうな骨太ドイツ女性っぽい役作りも、とてもよかった。
その愛想のないキャラクターには、とても深い背景が隠されているのだが、
映画を観終えた後、それぞれの表情にはそれぞれの理由があるのに、あれこれ気付いた???。
(気付くのが、かなり遅い???)

男女の純粋な愛への不信感、永遠の愛を全面否定している私には、
衝撃的なメッセージとなった。

その後悔とも、懺悔ともとれるものが、を起こしたのか、
涙は一向に止まらない。
上映中はずっと、映画終了後も、家路に着く途中の電車の中でも、
電車を降りてから家までの徒歩の間も、涙があふれ出る。

私はピュアなものだけの中では、生きていけない。
きっとハンナと同じように、せっかく社会に戻れるという日が来るというのに、
その直前に自殺してしまうのではないかと、思った。
雑菌、細菌がウヨウヨいる世界でしか、私は生きていけないのだろう。
もう、戻ることができない世界に触れ、心が悲鳴をあげているのか。
それとも、いつまでも頑なに固い殻を被ってないで、暖かい心を持つには年齢はない、
今からでも遅くないというシグナルを読み取ったのか。

あふれ出る涙の訳は、とても深いところにあるようだ。

カテゴリー: 未分類 | 投稿者awkwardgut 11:52 | コメントをどうぞ

みたいな年寄りなら

足指骨折のため、いいお天気のなか、
スポーツ・デーに代わり、ひきこもりお改善膚質茶デーとなった。

ご近所友人と、スポーツするより長く、しゃべっていた。
彼女は熟年の未亡人。
かれこれ20年以上のお付き合いだ。
私のスポーツ・デーは、彼女の仕事がオフの日なので、滅多に会えない。
先日もウォーキングに誘ってくれたし(都合つかなかったが)
どうしょうかと思ったが、「お元気?」とメールしてみた。
「お茶に誘って!」というお返事を即座にいただいたので、
1時間後に我が家へ、ということになった。

未亡人でもあるし、金銭的に老後を考えると厳しいという彼女。
今も、毎日お弁当を作って職場に持っていっ皇室纖形て、1ヶ月1万円貯金しているとのこと。
彼女の経済的背景もあまりわからないので、いつもそのあたりは、飛ばしている。
お金のかかる趣味の話も、あまりできなかった。
第一、ダンスは大嫌いだそうだ。
パソコンの話もインターネットをご存知ないので、いまいち話が進まない。

「利用者同士のコミュニケーションは楽しいよ」と私が言っても、
チャットのイメージしかないようだ。
「あまり外出しない老人こそ、ネットのつながりや、お付き合い、サイトを利用すべき。
お付き合いの狭まる年齢の人にこそ、在宅で関皇室纖形わりあえるネットのつながりは、
有効だし、幅が広がると思う。」
と私が主張すると、
彼女は、「老人には、パソコンは無理!」とむきになって言う。

「じゃあ、シニアサイトは、なぜ活況を呈しているの?」と、私は反論。
彼女は「それは、一部の人の話。一般的には、年寄りには無理!」
と語気を荒げて決めつける。
確かにそういうこともあるかも知れないが、
「今のシニアサイト利用者たちがもっと年をとって年代がシフトすれば、
お年寄り世代も、普通にパソコンを使いこなすはず。」
という私の言葉にも耳を貸さない。
自分に興味ない話は、だめみたいだ。
まあ、誰しもそうだが、その中で、いかにお互いの共通項目があるかだろう。

「年齢が行くと、いいこと、ある? なぁ~んにも、ない。」と言う彼女。
「いいこともあるよ。」
と私は、プラス面を考えて、あれこれ並べた。
彼女
「赤ちゃんはいるだけで、周りが明るくなる。それだけで存在価値がある。
年寄りはそうじゃない。」

「そんなことはないわ。
そりゃあ、根性悪く、嫌われ者で不潔で、
臭いニオイがプンプンのホームレスいざ知らず、
年寄りだからっていうだけで、嫌われないと思うよ。」

「私の言いたいことは、全くそんなことじゃない!
肉体的に老化して、なんのいいこともない、って言ってるの!
ひとつでもいいこと、ある?」
キレる彼女。

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