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サーブ基礎step2 コンセプトを考える

サーブ練習を本格的に始める前に自分からサーブして展開するゲームをどうコントロール、得点に結びつけていきたいかを考えていきます。

テニスのレッスンでは必ずといっていいほどどこもサーブ練習がすることがあると思います。
ジュニアに交じってサーブ練習する機会があります。
みんな決まったように1stサーブはフラット気味で速く2ndサーブは回転をかけて緩く打ってるのがほとんどでした。
世界の特にヨーロッパのジュニアやプロのサーブを見ると昔と比べて1stサーブの速度が抑えられていて確率重視、
エースではなく相手を崩せればいいくらいに感じました。
※ヨーロッパのジュニアを参考にするといろいろとわかって面白いです。
試合結果のデータを見てみても1stサーブ90% 2ndサーブ80%の確率で入っているという結果をよく目にします。
世界的にサーブからの3球目攻撃やラリー・リターンからのポイント得点率のほうが重視されているのがわかります。
サーブが凄まじくエースが多い選手をよく目にしますが、後半になって入る確率が減り途中で2ndサーブだらけになって
コースが読まれリターンが決められたりして逆転して負けるシーンをよく見かけます。

サーブの威力(ボールの速さ)
私はコーチでもなく、昔からテニスをやっていたわけではありません、おまけに社会人から始めています。
180km/h以上の速さを出すことなんて到底不可能だしたとえ入ったとしても安定して入れることなんて不可能です。
そのため、速さは自然にあとからついてくるものと考えています。
速くて重い球が打てることに憧れるのはわかりますが、一番大事なのは回転、速さ、コース、高さ低さをある程度コントロールできることのほうが大切だと思っています

確率重視
step1の通り縦回転が最もコートに収まりやすく距離もコントロールしやすいです。
どんなサーブでも自然に縦回転がかけられること。
1stサーブから高確率で入れらることを目指していきます。

コースを自由に狙えること
同じコースでは読まれてリターンで不利にされてしまいます。
相手をよく観察しながら状況を考えて少し曲げたり、弾めたり、低くしたりして予想通りのリターンが返ってくることを目指していきます(サーブ&ボレーもできる)。

トスやサーブの動作
再現性を高められるようなるべくシンプルに余計な動作は行わない。
打ち終わりの体のバランスを崩さないこと。(左手を使う)
打ち終わりの次の動作に移行しやすくすること(スプリットステップ)

あまり内容が濃くありませんが、サーブ練習をする前にコンセプトを考えるだけでも大分いつもと違うと思います。
サーブがメインの内容ですが、サーブと同じくらいリターンの練習も取り入れるべきだし一番大事なのはそのあとの展開
が予想通りで一球一球ちゃんと考えがあるかだと思っています。
サーブは特にcarlos alcarazという選手を参考にしています。彼は自分のサーブセットもバンバン落としますが、
その後のサーブコースの読み(リターン)、打つコース、立つ位置、前に出るタイミング、ドロップショット、成功確率が高い選択 等
全体として長けていて考えがしっかりいるため非常に参考になります。

カテゴリー: サーブ | 投稿者ballboy 14:50 | コメントは受け付けていません。