皆様こんにちは(๑ゝω・ิ)ノ☆゚+.
暑い日が続きますが、体調には十分に気をつけて
テニスを楽しみましょう
さて、Wave店ではテニスがアツいこの季節に
8月特別企画 ブログレッスン戦術編 を
このWaveブログにて連載いたします
さて、第一回は大村から・・・
ダブルスでよく聞く「センターセオリー」なるものを
改めて復習してみたいと思います
まず、「センターセオリー」とは・・・?
センターにボールを返球することで、自分たちに有利な
状況を作り出せる、ということですが・・・
では、なぜ、センターへの返球が有効なのか ?
1:打つボールに角度をつけないので、サイドアウトの危険性が減る
2:二人の間であるセンターは、ボールを譲るケースが多い
3:センターはネットが一番低いのでネットのリスクが少ない
4:相手の返球してくるボールに角度がつきにくい
5:自分の前衛がポーチに出るチャンスが増える
ざっとあげると、この5つを紹介していきます
まず 【1:打つボールに角度をつけないので、サイドアウトの危険性が減る】
相手後衛をコートから追い出そうとして厳しい角度をつけようとしたり、
相手前衛が動いているのが見えて、より角度をつけようとしたり、、
クロスラリーの中で、一番もったいないミスです。
センターを狙うことで、自分の打つボールに角度をつけなくていいので
サイドアウトの危険性は少し減りますね。
【2:二人の間であるセンターは、ボールを譲るケースが多い】
前衛にいるときはストレートを抜かれるのが怖い
後衛にいるときはワイドにくるボールをケアしたい
ちょっとしたこのワイド側をケアする気持ちがあると
センターはお互いにカバーしてるつもりのケースも多いんです。
並行陣では二人の間に前後の差がないと、センターはお互いに
譲り合ってしまいやすくなります。
【3:センターはネットが一番低いのでネットのリスクが少ない】
ネットの真ん中は91.7cm、ネットを支える端のネットポストの高さは1m7cm
ネットは真ん中が一番低く、両サイドに比べて15.6cmも違うんです!
ボールにすると約2個半、違ってきます。意外と差がありますよね。
センターにボールを打つということは、ネットの一番低いところを通って
いくので、クロス方向に角度をつけたり、ストレートを狙うよりは
ボールをネットにかけてしまうミスのリスクは低くなります。
【4:相手の返球してくるボールに角度がつきにくい】
ここが一番のポイントだとわたしは思っています!!
ワイド(ここではダブルスのサイドラインとベースラインが交わった
一端のコーナーだと仮定すると)から、対角のコーナーまで、
打てる角度は24.2度になります。
センターマークからコーナーまでは20度。
センターからの方が、狙える角度が狭くなることがわかるかと思います。
相手の返球してくるボールに角度がつきにくくなる、とそこまで
ワイドの厳しいボールばかりをケアしなくて良くなりますよね!
【5:自分の前衛がポーチに出るチャンスが増える】
さて、最後はポーチについて。
基本的に前衛のポジションは「相手が打てる範囲(角度)の二等分線の真ん中」
と言われています。では、4の角度の話もふまえて・・・
自分のペアのボールがワイドにいったとします。
今回はわかりやすいように、先ほどより角度をつけて、ショートクロスに。
↑のケースでは、自分がBだとすると、相手が打てるであろう範囲(角度)の
真ん中にポジションを取ると、少しワイド側に寄ったポジションとなります。
では、センターにボールがいった場合。
↑自分がBだとすると、先ほどのワイドのケースよりは少しセンターに
ポジションが寄せれることがわかるかと思います。
センターからは相手の打つボールに角度がつきにくい ということをふまえると
相手コートのセンターから返ってくるボールは絶好のポーチチャンス!
また、ポジションがセンターに近いところにとれるので、ポーチに行く時の
移動距離が少なくてすみますよね!なんて合理的!!(笑)
ということで、ざっくり5つの利点についてお話ししました。
もちろんこれが「絶対」ではありません。
センターに打ったからといってエースが決まるわけではないし、
センターに打ってもストレートに打ってくる人もいるし
角度がつくこともあるし、ポーチに出れないこともある、、
相手の得意不得意、攻撃パターン、自分たちの状況などによって
毎回変わってきます。だからテニスは面白い
ただ、角度や、ネットの高さ、など数字を感じておくと
いざというときに使える知識として出てきますよね
ぜひ、「センターセオリー」試してみてはいかがでしょうか( ´・ω・`)?
長くなってしまいすみませんでした
次回は中西コーチが担当しまーす
おたのしみに~っヽ(*´∀`)ノ
Centia Wave おおむら えり