トレーナー活動が出来る場がないなら作ればよろしい!

よく同僚から「スポーツ現場で活動したいがコネもないからできない」といわれることがあります。

 

自分も異郷の地に越してきてコネなどありもしない環境で悩んだ時期もありましたが、結論「ないなら作ればいい」という発想に至りました。

実際肩や腰、膝の痛みを抱えている選手は意外といるものです。

 

社会人チームなら尚更で、テニスで痛めたわけではなくても仕事で痛めて相談を受けることもあります。

 

だからニーズってめちゃあるんですよね

確定診断は出来ませんが、痛みの原因をある程度伝えることが出来るのと、セルフケアの方法を教えてあげることが出来ますよね?

捻挫や打撲等の急性外傷に対しては応急処置をすることができますよね?

 

トレーナーが常駐している無名の一般の社会人チームもそんなに多くないので、というよりほとんどないので地域の大会でいろんなチームの人と話していると羨ましがられますし、診てほしいなんて相談を受けることもあります。

 

アスレティックトレーナーや理学療法士としてだけではなく社会人としていろんな経験を積むことが出来るので、正直こんなおいしいことはないと思っています。

 

ただ具体的にどうすればよいかわからないとか、どうやってメンバーを集めればいいか分からないとかおっしゃる方も多いのではないかと思うので、気になる方は相談に乗れます。

 

ちなみにメンバーは自分だけからでもスタートできます、というより自分がそうだったので人がいないからというのはあまり理由にはならない印象です(笑)

 

僕はSNSで発信をしているので、これから現場で活躍したい方は是非遊びに来てみてください。

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カテゴリー: チーム運営 | 投稿者monsutoro 01:05 | コメントをどうぞ

テニスチームを運営することのメリットについて

チーム運営ってマネージャーのような雑務的要素が多くてめんどくさいって思うじゃないですか?

 

実際僕もこの仕事をやり始めるまでそう考えていたし、やろうとも思ってもいませんでした。

 

でもやり始めてみると結構いいことがあるということに気付いてきたんですよね。

ただ色々と書き出していくときりがないので、メリット的なものを少しずつまとめていこうと思います。

 

まずは自分でテニスを中心としたコミュニティを作ることが出来る点です。

 

これってすごく重要なことで、様々な人とテニスを介して関わることが出来るのでテニスを楽しむだけでなく、自分のつながりを増やすことが出来ます

 

今まで関係のなかった分野の人と交流を持つ機会が増えたり、全く違う競技レベルの人と練習が出来たりするので、1つのコミュニティの中で様々な経験を積むことが出来ます。

 

このコミュニティが認知度を高めていくと、この活動に感化された人たちが集まってどんどん大きくなっていく。

 

これを自分が発起人となって作り上げたと思うとやはり感慨深いものがありますよね。

利用してくれる人にとっても、提供する側にとってもやはりwin-winの関係が作れます。

 

ちなみにうちのチームに興味のある方はいつでもご連絡して頂ければ来ていただくことは可能なので気軽にご相談ください(笑)

 

Freaks

http://amigo.tennis365.net/circle/U016.php?circle_id=9019

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カテゴリー: チーム運営 | 投稿者monsutoro 23:11 | コメントをどうぞ

テニスのサービスでは膝が使えないとレベルアップが出来ないといわれる科学的な理由について

はじめに

よく練習でコーチから「膝曲げろ」といわれる方はいらっしゃると思いますし、そのような方をよく見ています。
しかし、これらの指導者の方の中には経験談で教えてくれている方もおり、本当に正しい情報なのかどうかというものはわからないものもあります。今回はその中でも話題となりやすい膝を曲げる意味というテーマについて科学的根拠を用いながら考えていきたいと思います。

なぜ膝なのか

このテーマは最も始めに語られなくてはなりません。曲げるならば足でも股関節でもよいはずですが、なぜ膝なのでしょうか?
答えは重心にあります。膝を曲げることで重心の上下移動を効率よく生み出すことが出来るのです。

重心とは?

なんとなく「重心」というワードを聞いたことのある方はいるかもしれません。しかし、これを説明しようと思うと難しいかもしれません。
重心の定義は「質点系の運動に対する重力の効果を考える場合に、その質点系を構成する質点全部が集中したと考えても運動が変わらないような点で、質量中心と同じ点である。」となっていますが難しすぎますよね?
わかりやすくいうと、「重さの中心」であり、立っている姿勢では骨盤内に位置することがよく知られています。

重心の上下移動とサーブの関係

重心というものと膝を曲げることにより効率的な重心の移動が出来るということが分かったものの、それがどのようにサービスに影響を与えるのでしょうか?
ここでのキーワードが運動連鎖です。
膝を曲げ、伸ばそうとするときに作用する地面からの力は足関節・膝関節・股関節と下肢から骨盤に伝わり、体幹を経て肩関節・肘関節・手関節や頸部へと波及していきます。
これが効率よく発生することで無理のない力でサービスをすることが出来ます。しなやかな動きが出来る人と、動きが硬い人がいると思いますが、効率よく体を使えている人はしなやかで、サービスにも安定感や威力・キレが生まれてきます。

パフォーマンスレベル別の膝の曲がりに関する研究について

プロとアマチュアで膝の曲がりには差があると、世界の研究では言われています。その中でもいくつかの文献を抜粋した情報をお伝えします。
下の図をご覧ください。
キャプチャ1.PNG
これはサービスにおけるテークバック時のレベル別の膝関節屈曲角度を記したものです。
この数値小さければ小さいほど膝が曲がっていないということになります。
この結果から上級者ほど膝が曲がっているということが分かります。

私の動作解析の研究から得られた結果のまとめ

また、私が解析させて頂いた2名の選手で1名が世界規模の大会で活躍されている選手でもう1名が国内草トーナメントに参加されているアマチュアレベルの選手の解析結果からも似たようなデータが得られました。
世界大会で活躍する選手は膝関節の可動域が上の表に準じて曲がっており70°以上の結果が得られました。他方でアマチュアレベルの選手については膝関節の曲がる角度が20~40°と低値を示していました。

膝が曲がっていないこととパフォーマンスの関係

膝が曲がっていないとテークバックの時点で溜めを作ることが出来ないので、地面から得られる力が少なくなり、手で無理やり打たなくてはならないサービスになってしまいます。
その結果、打点が安定しなくなるのでダブルフォルトが多くなってしまいます。
ちなみに膝の曲がりと、球種による関係については特になく、フラットだからより多く曲げなくてはならないということでもありませんし、スライスだから膝を曲げなくてもよいということもありません。どの球種を打つにしても膝の曲がりは非常に重要となります。

膝を曲げにくいと感じているあなたにお勧めするエクササイズ

スクワット
鍛えられる筋:大殿筋、大腿四頭筋、ハムストリングス、前脛骨筋
こし3.png
方法
①足を肩幅に広げ、つま先をやや外側に向けます。
②スキージャンプのような動作を行い、臀部を突き出し膝を曲げていきます。
③この時に体幹の前傾も促していくとよいです。
④膝が曲がっていく際に、膝が内側に入りすぎないように注意しましょう。

まとめ

テニスにおける膝の役割は非常に重要でここを見逃すだけで、動作がしなやかに行えなくなります。
よって試合でベストなパフォーマンスを発揮していくためにも膝をより使う練習う意識をおこなっていくとよいでしょう。

特報!

海外のテニス選手絶賛!
テニスのサービスにおいて、体の非効率な動きを抑制し、効率的な使い方をすることでパフォーマンスを向上させる方法を、動作解析技術を利用してお伝えしております。
興味のある方は下記画像から是非ご覧ください。
cropped-head1.png
カテゴリー: パフォーマンスアップ | 投稿者monsutoro 22:47 | コメントをどうぞ

テニスが上達しない理由は複数ある?上達を阻害する理由6選!

-センスがないから上達しないは間違い!?-

テニスの上達のスピードは人によって異なります。

上達しない人には上達しないだけの理由があり、その理由を探ることが重要となります。

あまりに上達しないと、センスがないからという理由に落ち着きたくなるかもしれませんが、それは必ずしもイコールで繋がるものではありません。

 

-大前提として量は必須-

上達のための基礎はみんな同じです。その一つが量です。

5回やった人より、50回やった人の方が上達するのはわかりやすい例に思います。

月1回より週1回、週1回より週3回というように自分の出来るペースでいいので量を増やすことをおススメします。

 

-上達しない理由は混在していることが多い?-

ある程度の量をこなしているのに思うように上達していない場合、考えられることがいくつかあります。

これらは1つ1つが独立しているわけではなく、複雑に混在していることが多いです。原因解明をスムーズにするためにも一般的に原因となりやすい項目をお伝えします。

 

-上達を阻害する6つの要因とは-

フォーム

フォームが原因の場合、打点がつかめていないことがあります。打点をつかむためにはポジションをしっかりしないといけなくなるのでその点も重要視します。ポジションに入りきれない場合、準備段階(テークバックやスプリットステップなど)に問題があるケースもあります。

 

【問題点】

①打点はつかめているか

②ポジションには入り込めているか

③準備段階はシンプルであるか

 

体重移動(重心移動)

体重移動はとても重要なポイントです。フォアやバック・サーブのどの球種にも必要なものであり、これがうまくできていない場合はほとんどの確率で手打ちになります。

 

【ポイント】

①打つ前の生み踏み込みが出来ているか

②視線をボールに当てているか

③ラケットを振り切れているか

 

練習方法

ただ打つだけの練習ではうまく上達出来ません。その練習に目的があるのかどうかという点と、どんなドリルを行うかという点が必要になります。

 

【ポイント】

①目的意識があるか

②実践を見越していろいろな動きを練習の中に取り入れられているか

③試合をイメージした緊張感のある練習が出来ているか

 

メンタル

スキルを向上させるためにはメンタル面が非常に重要です。

試合で負けてしまったときに、メンタルがもたなかったなどの発言をする方をみますが、そういう人ほどメンタルトレーニングを取り入れていない様子が見られます。普段の練習の中でも応用可能なので実践することをおススメします。

 

【ポイント】

①フォームや試合の流れに対する良いイメージがあるか

②モチベーションを高い水準で保っていられるか

③普段の練習の中にメンタルを鍛える要素を取り入れているか

 

コンディショニング

テニスを行うために必要な過程です。体を動かしやすい状態に管理しておくことが重要です。

 

【ポイント】

①睡眠は十分にとれているか

②食事は十分に摂取できているか

③ウォーミングアップはできているか

 

怪我(既往歴)

これまでしてきた怪我も一つのポイントになります。10年前にした肉離れが実は問題として残っていたなどのいうようなこともよくある話です。怪我による動きの変化により上手く体を使うことが出来ないこともあるので、トレーナーや専門家に診てもらうとよいかもしれません。

 

【ポイント】

・骨折をしたことがあるか

・捻挫をしたことがあるか

・肉離れをしたことがあるか

 

-まとめ―

今回は大まかなポイントをご紹介しましたが、これらを細分化すると、まだまだ項目が挙げられます。上達のためにしなければならないことは人によって差があるので、今の状態をしっかりと分析することが一つの解決策になると思います。

カテゴリー: パフォーマンスアップ | 投稿者monsutoro 22:42 | 2件のコメント

試合当日の栄養管理によるコンディショニングについて

-試合当日に栄養管理を行う理由とは-

試合当日に出来るコンディショニングはたくさんあり、その一つが栄養補給です。

人の身体はエネルギー(糖)によって動かすことができるので、これがなくなると、

一気にパフォーマンスが落ちたり、試合に集中できなくなったりします。

相手と差をつけるためにも正しい補給で最大限のパフォーマンスを発揮しましょう

 

-試合当日の朝食で差をつけましょう!-

おススメ食:うどん食パンオレンジバナナなどがおすすめです。

 

ポイント:より多くのエネルギー(糖)を試合前にため込みます。

基本いつも通りで構いませんが、試合開始3時間前までに済ませるとよいです

胃や腸に優しいものを食べましょう。脂分が多いものは好まれません!

 

-試合開始前にもやるべきことがある!?-

おススメ食:砂糖飴はちみつレモンチョコレートなど

 

これらは単糖類と呼ばれ非常に体内への吸収が早い食材です。

パフォーマンス維持・スタミナ切れ防止・集中力維持のために作用します。

 

-コートチェンジ間は超重要な時間!?-

おススメ食:砂糖飴(単糖類)はちみつレモン(単糖類+ビタミンC)

薄めたアクエリアス、ポカリスエット、ウィーダーインゼリーなど

 

これらも単糖類であり非常に体内への吸収が早いです。運動によって失われたエネルギー(糖)を速やかに回復させパフォーマンスを維持します。さらにビタミンCの摂取により、運動によって産生された活性酸素(疲労)を減らすことができるため、パフォーマンス回復をさらに促進します

 

試合間で補給したいもの(約15分間目安)

おススメ食:おにぎりチョコレートバナナ、水分(薄めたアクエリなど)

 

これらは二糖類や多糖類と呼ばれ、試合までにより多くのエネルギーを貯蓄し試合中でのエネルギー切れをなくします。単糖類とは違い消化にやや時間がかかりますが、時間をかけてゆっくりと吸収されるため、少しずつ効果が出てきます。

 

-まとめ-

栄養管理は一つのコンディショニングであり、その重要度は高いです。スキルはあくまで結果として現れるものです。栄養不足はメンタルや集中力にも影響するので、本来の能力が発揮できない原因がスキル不足とは限りません。試合前から少しでも相手との差をつけ、有利にしていくためにも是非栄養面のコンディショニングをお勧めします。

 

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カテゴリー: 栄養コンディショニング | 投稿者monsutoro 23:20 | コメントをどうぞ

小学生~中学生向けのウォーミングアップの仕方

-スマホとインターネットの普及に潜む子供の健康問題とは-

最新のIT技術がどんどんと私たちの生活に馴染んできており益々便利な生活が出来るようになっています。

その便利さとは裏腹に、スマホやPCの使い過ぎによる子供たちの発育の問題も提唱されています。

これらは睡眠不足や、不規則な食生活に繋がり、最終的には運動不足にもつながってきています。

 

-子供にとって「遊び」が「仕事」といわれる理由-

防衛能力や危機回避能力など、生きるために必要な能力は「遊び」から培われるといわれています。また、これらの能力以外に集団意識や他社とのコミュニケーションなどにも「遊び」は重要な役割を果たしています。つまり、子供にとって「遊び」とは、これらか社会で生きていくための勉強ともいえます。

 

-運動を司る神経系にもいい影響がある?-

幼少期の子供には、多様な運動経験をある一定期間保証することが必要であり、その結果として体力・運動能力の向上、社会性の発達が見込まれます。一つのスキルを獲得する際にも、様々な運動経験を培っておくとそれらの中からヒントを得て意図も簡単に習得できた、というようなことも発生します。

 

-ウォーミングアップとしての「遊び」-

運動の偏りをなくし、全身を使った動きを「遊び」の中で取り入れることで上記の効果を得ることに加え、運動に対する楽しさを見出すことが出来ます。

 

-ウォーミングアップの一例-

動画でその内容をお知らせいたします。

こちらをクリックしてみてください。

 

-まとめ-

子供は様々なことに好奇心を抱き、たくさんのことを挑戦したがります。

挑戦と失敗は彼らにとって必要不可欠です。

そんな機会をこのようなウォーミングアップからでも提供できると、その後の運動への良い影響を期待できるでしょう。

是非試してみてください!


【特報!】

テニスのサービスにおいて、体の非効率な動きを抑制し、効率的な使い方をすることでパフォーマンスを向上させる方法を、動作解析技術を利用してお伝えしております。

興味のある方はこちらから是非ご覧ください。

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その他ご質問等ございましたら何なりとご相談ください。

メールアドレス:

mdjaa.ja@gmail.com

 

カテゴリー: ウォーミングアップ | 投稿者monsutoro 22:56 | コメントをどうぞ

上腕骨外側上顆炎の見分け方とセルフエクササイズについて

-はじめに-

現場で活動を行うにあたって必要なスキルの一つが、評価の適格性です。より的確な評価を行っていくためにも、医学的な観点だけではなく、解剖学に基づいた鑑別評価にも取り組む必要があります。今回は理学療法士として評価をして考察を行っていくためにも、診るポイントの一部を紹介し、介入へのイメージをつけて頂くことを目的としてこの記事を作成しました。

 

-症状の発生メカニズムは不良姿勢!?-

バックハンドストローク時に好発しやすく、肘関節から前腕部にかけて疼痛が生じることが多いです。「手打ち」といわれるような不効率的な運動が原因となります。インパクトの際に短撓側手根伸筋腱にストレスが集中すると発症しやすいです。疼痛は上腕骨外側上顆部に限局しており、一般には関節裂隙や橈骨小頭には痛みはありません。

 

Special testの原理と方法-

手関節伸展試テスト(thomsen test)

患者が肘を伸ばして検者による手関節の掌屈への抵抗に逆らって背屈をします。

陽性ならば上腕骨外側上顆に疼痛が生じます。

この場合は短橈側手根伸筋の収縮時痛や付着部の疼痛を疑います。

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中指伸展テスト(middle finger extension test)

患者が肘を伸ばして検者が中指に抵抗を加える運動に逆らって伸展させようとします。

陽性の場合は上腕骨外側上顆に疼痛が生じる。この結果から短橈側手根伸筋か総指伸筋の収縮時痛や付着部の疼痛を疑います。

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-テニス肘に類似した様々な疾患とは?-

回外筋症候群、外側側副靭帯損傷や関節内病変の滑膜ひだ障害、関節包損傷などが原因になっていることがあります。

回外筋症候群の評価は様々!?

回外筋の鑑別評価はいくつかあります。それは手関節他動的背屈位における回内強制時の疼痛の有無や、回外筋の圧痛、回外運動に対する抵抗時の疼痛等です。

 

外側側腹靭帯複合体(LCL complex)の評価とは!?

前腕回内、肘伸展がわずかに制限されます。また、肘関節屈曲位でのグリップ動作で疼痛がなく、肘関節伸展・回内位でのグリップ動作で疼痛がある場合は筋収縮のみが原因ではなくLCL complexの緊張が疼痛を助長している場合があります。

 

滑膜ヒダを疑うポイントはSnapping!?

他動的な最終伸展での回内もしくは回外でsnappingに伴う疼痛が認められる場合は滑膜ヒダが疑わしいです。

 

-治療で用いるストレッチングの方法とは?-

手関節伸筋群へのスタティックストレッチ

①肘関節伸展位で手関節は掌屈、手指屈曲位とします。

②反対側の手で手関節をさらに掌屈方向に誘導し前腕の外側(赤色の部分)に対してストレッチングを行います。

③痛いた気持ちいと感じる角度で10~15秒保持します。

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手関節伸筋群へのダイレクトストレッチ

①手関節中間位とし、外側上顆より遠位部のダイレクトストレッチングを行います。

②強くやりすぎるともみ返しが生じるのでいた気持ちいと感じる場所にとどめましょう。

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-おわりに-

肘が痛くなる原因は様々あり、一概にテニス肘ということはなかなか難しいものです。

ご自身で判断されるよりも専門家の方に相談してみて、具体的な治療案を聞いてみるのもよいでしょう。

これらの怪我は基本的にストレスをかけ続けた結果として起こるものなので、フォームの修正や打点の修正なども同時進行で行っていくとよいと考えられます。

 

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者monsutoro 00:09 | コメントをどうぞ

筋肉の硬さが引き起こす筋・筋膜性腰痛症について

-腰痛にはいくつもの原因がある!?-

腰部の障害には腰椎椎間板ヘルニアや椎間板障害などを含む前屈型腰痛と,腰椎分離症や椎間関節障害などを含む伸展型腰痛症、筋・筋膜性腰痛などを含む非特異的腰痛があります。これらは、同じところを使いすぎるオーバーユース症候群の一部であるといわれています。

分類

-筋・筋膜性腰痛症の症状-

この中でも筋肉の使い過ぎによる硬さが原因で起こるといわれているのが筋・筋膜性腰痛です。

筋・筋膜性腰痛症の急性期の症状としては腰部への激痛や、それによる歩行障害、体幹の前屈が困難になるなどがあります。

慢性期の症状としては体幹の前屈姿勢での腰部の痛みや、重い物を持ち上げる行為が困難になるなどの症状が見られますが、歩行障害は少ないです。

 

-なぜ発生するのか-

主な発生原因としては腰背部への持続的な負荷による筋の疲労や,代謝産物の蓄積による硬さの生成、慢性的な炎症によって脊髄神経の後枝に対する阻血の影響が出現するなどの原因があります。

 

-どういう姿勢や動作で起こりやすいのか-

猫背姿勢の人は腰部にストレスしやすいです。

その場合腰背部の筋肉に伸張ストレスが常に

かかりやすいので発症しやすいといわれています。

次にご覧いただく図が腰部にかかるストレスを動作別にまとめたものです。

この図を見て分かる通り、立っているよりも座っていることの方が腰部にストレスがかかっていることが分かり、そこに猫背が加わると、さらにストレスが強くなることが分かります。

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-誰でも出来る!? 腰痛防止エクササイズ厳選 3選!-

猫背や、重労働な仕事などで不良姿勢をとってしまうこともあると思います。

筋・筋膜性腰痛を防止するためには不良姿勢による腰部にかかるストレスを逃がすことが効果的な方法であるといわれています。よってこれから自宅でも出来る体幹トレーニングをお伝えします。

 

【サイドブリッジ】

方法:横向きの状態で床に肘をつきお尻を持ち上げます。体が正面から見て一直線上になるようにしましょう。呼吸は止めないように注意します。

強化部位:外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・中殿筋・小殿筋 など

回数:10秒×3セット(目安)

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【スクワット】

方法:胸を張った状態で体を倒します。その時にお尻を後ろに突き出すように膝も同時に曲げます。内股やがに股に注意してください。呼吸は止めないようにするとよいでしょう。

強化部位:大腿四頭筋、ハムストリングス、脊柱起立筋

回数:10回×3セット

こし3

【オンエルボー】

方法:バランスボールの上に肘をついて体を一直線上に保ちます。一方へ曲がったり、ふらついたりしないように注意してください。ふらつきが強く、うまく支持が出来ない方はボールがなくても大丈夫です。

強化部位:腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋・腹横筋・脊柱起立筋

回数:10秒×3セット

こし4

 

―まとめ―

腰痛から身を守る方法はたくさんありますが、一番よくないのは寝ていることだといわれています。これは科学的にも証明されていることから、急性期の症状ではない限り、運動を行うべきであるとの考えが多いです。

皆さんもこのような方法で是非試してみてください!

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カテゴリー: 未分類 | 投稿者monsutoro 00:04 | コメントをどうぞ

試合前のウォーミングアップの設定方法について

-ウォーミングアップのやり方は様々!?-

前回の記事でもお伝えしましたが、ウォーミングアップのやり方はバリエーションが多く、方法は人によってかなり差があります。しかし、何でもよいというわけでもありません。効果的にパフォーマンスを上げるための条件はいくつか存在します。今回はそんな条件の設定方法をお伝えしていこうと思います。

 

-ウォーミングアップに必要な時間とは-

様々な方が研究で、このテーマについて議論されています。いくつかの研究を合わせてみていくと、おおよそ15分~20分がパフォーマンス向上にはよいとされています。

 

-やりすぎがパフォーマンス低下につながる理由?-

ウォーミンギアップをやりすぎるとパフォーマンスは低下すると、いくつかの研究ではいわれています。この理由は筋温に関係があります。一般的に筋温が40℃を越えるとパフォーマンスは低下する傾向にあるとされています。そのため、35~40℃がパフォーマンス発揮にはよいと報告している研究もあります。測りながらアップをすることは難しいですが、時間では15分が参考の目安となったようです。

 

-時期を問わず15~20分であるべきなのか?-

先ほどの内容から疑問に思う人も少なくはないと思いますが、季節に関係なく、アップの時間は一定であべきかどうかという疑問について答えはNoです。これも研究により報告されている内容になっており、夏は筋温が上昇しやすく、冬は上昇しにくい特徴があるようです。そのため、夏では20分までが良いとされ、冬は30分間行うとよいといわれています。

 

-冬季はアップ後のウォーマー着用はありか-

冬季ではアップ後にウォーマーを着用することで、何もしないでいてもアップによる効果が60分程度続くとされている報告があります。逆にウォーマーを着用しないで60分放置するとパフォーマンスが低下するという報告もあります。現場でいわれている「体を冷やすな」という発言は正しいことが分かりますね。

-静的なストレッチは有効かどうか-

試合前の長座体前屈のような持続的な静的収縮によるストレッチングはパフォーマンスを低下させるという報告があります。よって試合前には行わない方がよいといえるでしょう。

 

今回は以上となります。

次回は子供や高齢者など対象別のウォーミングアップの解説を行いたいと思います

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カテゴリー: ウォーミングアップ | 投稿者monsutoro 23:32 | コメントをどうぞ

運動前のウォーミングアップがパフォーマンスアップに繋る理由について

-なぜウォーミングアップをするのか-

ウォーミングアップの目的は体を温めることです。これにより身体の諸機能の適応性を向上させることが出来ます。つまり運動強度の高いトレーニングなどを行っても、体に極度の負担をかけずに取り組むことが出来るようになるのです。結果として、効率よく運動を行うことができます。

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-ウォーミングアップで得られる効果とは?-

体内に起きるポジティブな変化としては

①筋肉の変化

②呼吸・循環器系の変化

③神経系の変化

 

-筋肉の変化?-

筋の収縮や弛緩を繰り返すことで、熱エネルギーが産生されて、筋肉の温度が上がります。

筋温を上昇させることで筋肉を動かすためのカルシウムイオンが活性化して、筋肉の粘性が低下します。

それによって動きのぎこちなさが減少するため、運動によるエネルギー消費が下がって動作の効率が上がります。

また筋肉の温度とは独立した要因として筋肉の運動を構成するアクチンとミオシンの結合が緩くなるとの報告もあります。これにより筋肉の硬さがとれてくるという理論です。

 

-呼吸・循環器系の変化とは-

筋温を上昇させることで、呼吸循環器系のはたらきが活発になり、換気量が上がります。よって空気中からたくさんの酸素を取り込むことが出来るようになります。

空気中から取り込まれた酸素は血中に存在するヘモグロビンと結合し、組織に送られます。血中温度が上昇することによって,ヘモグロビンは酸素を解離しやすくなるので活動部位に対して、より早く、たくさんの酸素を供給することが出来ます。

 

-神経系の変化-

ウォーミングアップによって中枢神経系の興奮性を高めることにより外部刺激に対する神経の反応性が増大するといわれています。自律神経の活動性も向上し呼吸数の増加や、循環器系の変化にも関与します。また、「あがり」にくくなりなど精神面にもよい影響をもたらします。

 

-まとめ-

ウォーミングアップは生理学的にも一定の効果を発揮すると証明されている項目になります。やりすぎにならなければ、試合での即時効果も見込めるものであるため、是非積極的にされることをおススメ致します。

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カテゴリー: ウォーミングアップ | 投稿者monsutoro 21:26 | 1件のコメント