テニス 勝利の法則 データから見る錦織圭の新戦略
苦戦から、見出す、対応力
苦戦した、シュワルツマン戦、興味あるデータがあるので紹介したい。
シュワルツマン選手は、身長が170㎝。
日本人的な体型で、日本人の目指すテニスの見本と言える。
俊敏なフットワーク。
サービスに頼らないテニス。
リターンからゲームを組み立てる。
まさに錦織圭選手の目指しているテニスだ。
ATPファイナル S.バブリンカ戦
その意味も含めて、参考にして欲しい。
錦織は勝つには勝ったが、薄氷の勝利。
序盤で競ったゲームを、奪いきれずに、重い試合展開にしてしまった。
試合が動くブレーク合戦で、主導権を奪えない。
今年は、この展開が多い。
この試合で見えた、重要なポイント
体力セーブの 省エネテニスの勧め。
体調、体力が万全でない、今の錦織圭の状況を考えたテニス。
その作戦が、相手を走らせる。
1:先に相手を振る
サービス、リターンで、相手を左右に振る。
右サイドはスライスサービス、
左サイドはスピンサーブが活きる
日本人のサービス
2:オープンコート作りをイメージ
相手を先に動かせば、
必ずオープンコートが出来る。
3:逆が活きる
相手はオープンコートにカバーに動くので、
逆が空く。
動いているから、脚は止まらない
クレーコートでは、ストップ&ゴーは非常に難しい。
良い点は、即効でポイントを多く奪ったこと。
5回以内のラリーで57%のポイントをとっている。
錦織圭は、解説の人が、長いラリーが得意だからと言う。
しかし、今は、その体力が先を考えると、持たない。
速攻型に切り替える必要がある。
速攻型の代表は、そうR.フェデラー。 余裕で、ロランギャロスまで休養。
遅攻型は、R.ナダル。
苦手キリオスに完勝!
遅攻型から速攻型に転換中が,A.マレー。
A.マレー、B.チョリッチに負けました。どうした王者。
1stサ-ビスの確率は良くなっているが、
ダウンしたゲームは、極端に1stサ-ビスの確率が落ちる。
ここは修正したい。
課題が多く見えたので、修正が必要だ。
力みがあるので、フットワークが重い。
何度もレッドクレーに足を取られている。
ロランギャロスの予習として早く慣れて欲しい。
クレーコートではいかにうまく滑らせ、止まるかだ。
試合の序盤で、フォアが振れなくなった。
相手の強打もあるが、当て返すような格好になり、
いつもならベースライン付近ですとんと落ちる、トップスピンが、落ち切らなかった。
振り抜きが無かったためだ。
あのR.ナダルでも、フォアのイップスになる。
だから一般プレーヤーも安心して欲しい。
一方、シュワルツマンは、面白い様に強打が入る。
この差がストローク戦の差に出た。
錦織圭も試合巧者、第2セットからは、
相手のミスを誘う展開。 シュワルツマンのミスが増え始めた。
錦織圭が良く言う、
「序盤は相手が良かったが、
Big4以外では、そうは長く続かない」
錦織圭は右手首の事があるので、無理をしてフォアの回り込み事は避けるはず。
フォアに回り込むと、相手に拾われた場合。動く距離が増える。
その点、錦織圭は動く距離を最小限に抑える事が出来る。
フォアの回り込み、ハイリスク、ハイリターン
最終的に、錦織圭は、シュワルツマンよりも15%の走る距離になっている。
普通は差があっても、数パーセント。
それだけ錦織圭が良かったと言う事だ。
短いラリーで錦織圭が多く取っている。
この作戦で良い。
余り際どい所を狙わなくても、3,4球目に決める展開に持って行きたい。
本日の御教訓 省エネテニスの勧め
相手を走らせる
1:先に相手を振る
2:オープンコート作りをイメージ
3:逆が活きる
アルゼンチンオープンでの動画
次の対戦は、地元のD.フェレール、
大声援を受けて、完全アウェイ状態の戦いになるだろう。
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