ダブルス上達の強化書 最強ペアに学ぶ Q&Aで強くなる 

ダブルス 勝利の法則 ロランギャロス男子ダブルス決勝。
 伝説のチャンピオン、ブライアン.ブラザーズ、 新興勢力のスペインロペスペア。
 何故、ロペス組が、勝ったかを先に紹介した。

 今回は、Q&A形式で、ダブルスの上達法を考えよう。
 F.ロペスはシングルス、ダブルスに出る数少ない選手。
 A.マレーをてこずらせた、R.ステパネックも同じ。
 共通点は、ボレーが上手い事

今日はもう少し深く、ダブルスを考え、皆さんの上達のヒントになればと考えている。
テニスはサービス側が有利なスポーツ。
 さらにダブルスになれば有利。それは前衛の存在だ。
 サービス側有利は、男子で顕著。サービス力があるからだ。
 ダブルスとクレーコート

  ダブルスを客観的に見るビジュアルスコア 
 
ただし、クレーコート、赤土はサービス力が30%ダウンする。
 ハードコートで多かった、サービスエース、リターンミスは激減し。
 ラリーが続くようになる。

 女子ダブルスで気が付いたのが、両方がストロークメインの雁行陣。すると
 ストロークラリーのボールは見事にアレーに飛ぶ。
 クロス打ちのメリット。

 普段の練習時に、この練習をすると良い。
Dbcrossalley
 一般プレーヤーならそれとなくクロスで良いが、トッププレーヤーを狙うにはアレーを正確に狙おう。
 男女とも、強いダブルスプレーヤーはアレーを狙える。

 ダブルス、陣形を使い分ける  

 これだストローク主戦のプレーヤーはアレー練習をしたら最高に良い。
 クロスコートラリーで、アレー同士でラリーする。良い練習ですよ。
 アレーでラリー練習

 ブライアン.ブラザーズは双子特有の話さなくても分かる絶妙のペアリングがある。
 と言う事は、そんな神業を予測しても仕方がないので、相手がどう動こうが、
決めたところに打とう。
 そうスペインペアは決めたと思う。

 ダブルスでは、ペアがいる事を考えるので、ダブルフォールトは減る傾向にある。
 1stサ-ビスの確率も上げて、前衛のポイントを増やしたいからだ。

 ソフトテニスが良い例だが、雁行陣のストローク戦になっても、ポイントはボレーが多い事を知っておこう。
 
 実際にはブライアンズは男子ダブルスの典型の前衛陣。

 サービスゲームは基本、サーブ&ボレー、セカンドサーブもそれが多い。
 リターンゲームは1stサ-ビスは後衛陣で一度守るが、
 2ndサービスのR.ガスケでは前衛を前に詰めさせて、反撃体勢に入る。

 ところがロペス組は、F.ロペスの強力サービスでサービスゲームを支配。
 M.ロペスの絶妙のドロップボレーで、後衛陣のブライアン.ブラザーズが全く取れないオープンコートに
ウィナー。

 F.ロペスのポーチをケアして、ブライアン.ブラザーズは、ラリー3回に一回はダウンザラインに打って来る。
 F.ロペスは、ポーチのフリをするだけで、ブライアン.ブラザーズが勝手にストレートに打ってくれる。
 それをオープンコートに決める簡単な作業になった。

 ブライアン.ブラザーズが勝手に勝負、ミスした感じだ。

Q&A形式で、考えてみよう。
 正解は一つだけではないし、シチュエーションに応じて、また相手の逆を取ることもあるので、
 色々あるが、ダブルスを考える、ヒントにしたい。

Q1:M.ロペスのサービス、ブライアン.ブラザーズはレシーブでも、相手がサーブ&ボレーに来ない限り、後衛陣は引かない。
 しかし、それほど強力でもないサービスのM.ロペスに対して後衛陣を引いている。
 何故だろうか?
ついでにブライアン.ブラザーズは右サイドに左利きのボブがいる。レフティは左サイドの方が良くないのか?
Dbq1for

Q2:後衛陣のブライアン.ブラザーズのレシーブ、ロブが抜けると、スペインペアはI.フォーメーション的になった。さて、M.ロペスはどこに打つか?
Dbq2where

 ソフトテニスではよくなるこの陣形、ロブが抜けるとこうなる。
 硬式テニスでも最近は増えてきている。
 ボレー0るを打つ方にチャンスがある。
 相手の全前衛を釘付けにできるかどうか。

Q3:これは上級者の問題。スペインペアが前に詰めた。ブライアン.ブラザーズの返球が浅かったので、アプローチショットで前に詰めた。
 しかし、二人がネットにベタ詰めで、しかも相手に対して雁行(斜めに位置する)を引いていない。 
 普通ならコーチに怒られるところだが。

Dbq3netplayer

試合のスタッツ
 

Q&Aの答え
Q1:ブライアン.ブラザーズも前に詰めたい。しかしケアしなくてはならないのが、前に居るF.ロペス。
 ボレーが上手く、ポーチにもよく出る。
 そのポーチを警戒して、後衛陣を引いている。
 レフティのボブが左サイドに入るのは、センターケアがやり易いから。
 それとダブルスの上級は右サイドでセンターにサービスをコントロールしてくる。
 一般プレーヤーではなかなかこのコースに打つのは難しい。
 ダブルスは前衛が決め手 
 

Q2:この状態になっても、ブライアン.ブラザーズは前に詰めない。守備重視でダブルスしている。
 M.ロペスは、回転系のボールを自由に操り、どこにでも打てる。
 センターにいる、F.ロペスが邪魔してコースを塞いでいるが、
 このロペスのレフティを活用するためにも、ブライアン.ブラザーズの右サイド、センター寄りに打ちたい。
 そうすれば、F.ロペスが自由に動ける。
 F.ロペスが前に陣取る限り、ブライアン.ブラザーズは下がったまま。
 守る時は後衛陣  

Q3:ダブルス、前衛陣でもボールの行方に対して、雁行陣になる。
 ボールがある方の前衛がより詰めて、もう一人はロブをケアする。
 しかしこの二人、ベタ詰め。
 その理由は、ブライアン.ブラザーズがそれほどロブ上げない事と、逆にネット際に沈められる事をケアしている。
 クロスに沈める方が楽なので、F.ロペスは前に詰めている。
 一般プレーヤーと違い、トッププレーヤーは、長身で、F.ロペスは187㎝。
 ロブがクロスを抜けそうになってもカバーできる。

 一般プレーヤーは前衛陣でも雁行陣
 詰め過ぎ、重なり過ぎ、オープンコート要注意!

 M.ロペスは175cmでそれほど高くないので、後ろはF.ロペスがカバーする。
 雁行陣に良く見られる、横割の陣形だ。 

ブライアン.ブラザーズは193cnと191㎝

本日の御教訓 ダブルスは陣形勝負2

陣形でプレッシャーをかける
1:サービスキープ、前衛が鍵
2:リターンで主導権
3:越されたらカバー
Saydbposition

★ ダブルス上達情報集 ☆
 ダブルス 基礎知識  

 ダブルス上達には陣形の理解  

 変則陣形って? 
 今や、変則の言葉が死後な位一般化。女子ダブルスでもそう。

 ペアリング  

 ダブルスフォーメーションBook  

 ダブルス上達DVD  

ダブルススコアのノート  

ダブルス上達、2画面マグネット作戦ボード 

  テニス、システム手帳B7

ダブルスのポイント、サービス、レシーブからほとんど決まります。
陣形を駆使して、ポイントの取り方をしっかり紹介。
月さんの「速攻!ダブルスのポジショニング・セオリー」サービス&レシーブからの最もよくある展開“30パターン”

★☆★  旬のテニスが良く分かるサイト集 ★☆★
 次はウィンブルドンですね。月日は早い。
 wowow テニス

 全仏オープン 公式サイト

ATP  

WTA

テニス365 

1クリックして頂けたら嬉しいです よろしくお願いします。
にほんブログ村 テニスブログ テニスコーチ・技術へ
にほんブログ村

にほんブログ村 テニスブログへ

人気ブログランキングへ

[ソフトテニス・オンライン]
[ソフトテニス・オンライン]

最後まで読んでいただいて、有り難うございました。 


カテゴリー: イメージ, エッセイ, ダブルス, レッスン, 上達, 作戦, 戦略 | タグ: , , , , , , | 投稿者tsukky 09:26 | コメントは受け付けていません。