タグ別アーカイブ: 戦術

マレーにレンドル復帰 ラオニッチにマッケンロー ウィンブルドン2016対策

マレー、ラオニッチ コーチを替えて挑むウィンブルドン
ウィンブルドンが近づいている。近況と、
 前哨戦、決勝、A.マレー、M.ラオニッチ、レジェンドがコーチについていた。それは?
 二つのテーマでお届けする。

 熱中症対策 大丈夫ですか? 新しい情報をどうぞ。

 錦織圭選手、脇腹の故障でウィンブルドンが心配だったが、現地で練習を始めた様子。
 一安心。ただ、前もそうですが、脇腹は大きな筋肉で、コンディションは大変でしょうね。

 今年のウィンブルドンは荒れそうだ。
 絶対王者N.ジョコビッチは余裕の休養。で前哨戦をパス。
 R.ナダルは手首の故障で欠場。
  以前は右手だが、今回は利き手の左手なので時間がかかる。
  
 R.フェデラーはいつもなら快調の前哨戦で、ウィンブルドンに入る。
 しかし今年は二人の若手の敗れる。
  D.ティエム 
  ハレのズべレフ
 この二人近い将来のトップ候補。

Big4で一人だけ気を吐いているのがA.マレー。
 Aegon,A.マレーが5度目の優勝を飾った。2009,11,13,15今年は連覇。
 フルセットにもつれる激しい展開。
Murrayaegonrecord

 A.マレー◎ 6-7(5) 6-4 6-3 M.ラオニッチ
 試合のスタッツ 
 
サービス力のM.ラオニッチ
 エースは多いし、ダブルフォールトが少ない。
 しかも1stサ-ブの確率が高い。これって相手は辛いですよね。

  M.ラオニッチはサービスからの攻撃力を増すために、
  ウィンブルドン専用コーチとして、J.マッケンローに依頼。
  M.ラオニッチのチームには、C.モヤ、J.マッケンローとスタッフが揃った。
  C.モヤは、R.ナダルも尊敬する、スペインのオールラウンダー。
  コートサーフェイスでプレースタイルを変えるのでよく覚えている。
  C.モヤとP.サンプラスのフットワーク  
  僕はM.ラオニッチにI.ルビチッチがついて,リターンが凄く良くなったと感じていた。
 C.モヤで総合力、
 J.マッケンローで芝対策。コーチも専業化、凄い。
Raonicjohn

 確かに、この大会で、M.ラオニッチはネットプレーを多用。
 サーブ&ボレー、リターンダッシュを使っていた。大きな変化。
  
  J.マッケンロー、薄いグリップの神秘
   
  J.マッケンローの言葉が面白い。
  I’m The CEO of team.

リターン力のA.マレーの攻防、
 このA.マレーコーチを良く替える、母親もイギリステニス連盟のお偉いさん。教育ママ。
 I.レンドルのコーチングが一番良かったようで、
2014 マレーから離れる   
  カムバックを要請、これは珍しい事。よっぽどよかったに違いない。
  I.レンドルが引き受けた。

Murraylendle

試合の内容
 14本のサービスエースの嵐をかいくぐったA.マレーの勝利。
 M.ラオニッチはブレークチャンスの1回を活かしただけで、A.マレーに7回の内4回ブレークされた。
 この確率は高い。

 錦織選手は残念ながらブレーク率は低い
  
  
 錦織選手は最終セットは強いのだから、本当に困らないと一生懸命になれないのかなあ?
  2014年、N.ジョコビッチに次いで2位 でした。

 でも今はM.チャン率いるTeam Keiがある。修正するだろう。
  
 Big4は競った時のブレーク率を高くする。これが強さだ。
 Big4の強さを学ぶ  

 特に強いのがN.ジョコビッチ
  コーチはB.ベッカー。
 サービスゲームで強いのがR.フェデラー
 フェデラーのコーチは、元M.ラオニッチのコーチのI.ルビチッチ。
 その前がサーブ&ボレーのS.エドバーグ。

 リターンゲームで強いのがA.マレー

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カテゴリー: ATP, ウィンブルドン, エッセイ, コーチ, マレー, ラオニッチ, 作戦, 戦略 | 投稿者tsukky 13:08 | コメントは受け付けていません。

絶好調ティエム まさかの敗戦 ハレ2016 伏兵マイヤー 勝因

ティエム破れる波乱 192位F.マイヤー、サービスからの攻撃力
 ウィンブルドン前哨戦 Gerry Weber Open2016、Halle思わぬ決勝戦となった。
 誰も予想できなかっただろう。
 芝で最強プレーヤーは誰だ、を書いた
  
F.マイヤー◎ 6-3 6-4  D.ティエム
 ハレの大会、僕は、フェデラーとD.ティエムの決勝を考えてた。
 しかし、19才のズべレフが、34才のR.フェデラーを破り
 

 192位のF.マイヤー32才が才能の宝庫、D.ティエム22才、7位を葬り去った。
 これだけのランキングの差での勝利は、金星。

 ベテランマイヤーが、蝶のように舞った。華麗に攻撃。
 ハードヒットあり、ドロップショットあり。
 あのD.ティエムに的を絞らせなかった。

 試合巧者のD.ティエム、ブレークチャンスを1回しか作れなかった。
 この1回を取ったのはさすがだが、
 マイヤーは8回のブレークチャンス、3回活かして、ストレートで勝ち切った。

ビッグサーバーのD.ティエムを上回る
 1stサ-ビスのポイント獲得率。
 D.ティエムの読みを上手く外す。

 そして甘いD.ティエムのサービスは容赦なくエースを狙う、大胆さ。
Mayerreacedt

 マイヤーのボールは大きなスウィングで回転をかける。
 その点ではD.ティエムと似ている。
  大きなスウィングのD.ティエム  
 トップスピン、スライス、
 ジャンピングドロップショットはトレードマーク
 長身のマイヤー強力なサービスを打つ。
Mayerserdt

 守備に回るD.ティエム、下がる。
 マイヤー、アプローチショットに出る構えから、
 ドロップショット、D.ティエム、動く姿勢は見せたが。
 このトリッキーなショットも特徴。

Mayerdropshotdt

  ドロップショットを打つコツ
  戦術、展開を切り替えるのにも有効。

 今でこそ192位に甘んじているが、ウィンブルドンではベスト4にまで上がっている。
 2004年ウィンブルドンでベスト4に上がり、New Comerで表彰。
 そこから怪我で苦しんだ、250位台から再出発。

2011 上海、ロレックスマスターズで、R.ナダルを破っている。
 2014 ドーハでA.マレーを破っている。
 この前の大会でもR.フェデラーにクオーターファイナルで敗れはしたが2セットともタイブレークの惜敗。
 2011年18位まで上がっている。
 錦織圭とも対戦している。

ハイライト動画  F.マイヤー D.ティエム

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カテゴリー: サービス, スコア, タッチ, ティエム, テクニック, 勝因, 戦略 | 投稿者tsukky 18:56 | コメントは受け付けていません。

ティエム 何故強い その秘密は?

ハレ 激戦が続く ベスト8、出揃う。D.ティエムの魅力
 芝、ハレの王者R.フェデラーは、チュニジアノの64位ジャジリを苦戦したが退け、
 相手の棄権によって、勝ち上がったゴファンと対戦する。

 錦織圭が抜けて、寂しいが、R.フェデラー、D.ティエムと役者が揃っている。

Thiematprecord

D.ティエムの魅力
ベスト8の対戦と、D.ティエムの魅力について語ろう。
Saydthi

 ベスト8のカード  ライブスコアのドロー Head to Headも出て便利。

R.フェデラー対D.ゴファン
  R.フェデラーの4連勝だが、フルセットが多い。
  R.フェデラー、芝の強さ

M.バグタチス対A.ズべレフ
  M.バグタチスの1勝  M.バグタチスはT.ベルディフをこの試合破って快調。
 A.ズベレフは、ドイツの18才、ノリに乗っている。
D.ティエム対P.コールシュライバー
 P.コールシュライバーの2勝1敗
 常に接戦。

A.セッピ対F.マイヤー
  A.セッピの4敗
  の好カードとなった。

 D.ティエム、本人は、芝が苦手と言うが、
 どうしてどうして、
 その前の試合ではP.コールシュライバーを破り優勝したが、
 このハレでも、順調に勝ち上がっている。

 粘りのガバシビリを破り 6-4 6-1
 2ndサービスでも74%のポイント獲得率。
 サービス力がある。
 1ブレークに抑え、D.ティエムは4ブレーク。
Dthievotouch

 皮肉なことに、P.コールシュライバーと対戦する。
 サービス王者のI.カルロビッチを破っている。
 6-7(7), 6-4, 7-5  I.カルロビッチは1stサ-ビスのポイント獲得率が90%を越す、真のビッグサーバー
 なんとI.カルロビッチの26本のサービスエースをかいくぐった。
 相手にブレークチャンスを与えず、第1セットのタイブレークは落としたが、
 逆転勝ちした。

D.ティエムの良さ
 1:若さあふれるプレー、爆発力
 2:フットワークの良さ
 3:非凡なセンス  そして怪我が無い。

 若さ、はつらつとプレー。
  しかしマナーも良い。
  キリオスを代表とする、伸び盛り集団
  
  この若さで、Race to Londonポイントも錦織圭を抜き,4位に上がった
  
 通常のランキングでも錦織圭を窮迫の7位。

 フットワークが良い。
  クレーコートは抜群。
  芝もどうしてどうして。
  ベースライン後方ではナダル的
   
  前に入ると、N.ジョコビッチ的。今年の全仏、
  

 非凡なセンスがある。
  触ったボールはいろいろな方法で返してくる。
  その意味ではR.フェデラーのタッチの良さに似ている。
その前の大会の決勝、P.コールシュライバー戦
左右に振られDthiebstouch

追込まれるが、
諦めずに
追う、
触ったボールは
面を作り、
返す
この二人が、ハレのベルト8で合いまみえる、これも試合。  
 若いが、怪我が少ない。
 一気にランキング上昇で波に乗る。
 きっかけはR.ナダルを破ったこと。
 R.フェデラーも破った

 上位にも強い点が、凄い。
 錦織圭は、ここが弱点。 

 プレースタイルは守備型のストローカーだが、
 ビッグサーバー、210kmを越す。
 ベースライン後方での粘りから、一気に攻撃に転じる。

本日の御教訓 D.ティエムの良さ
 当たり前のことを謙虚に
 1:ボールを最後まで追う粘り
 2:サービスからの展開力
 3:謙虚でマナーが良い

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 テニス、上達の基本  

 形より、イメージをつかむ  

 習うより慣れる  

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カテゴリー: ATP, イメージ, ウィンブルドン, エッセイ, ティエム, テクニック, 上達, 予想 | 投稿者tsukky 11:42 | コメントは受け付けていません。

ウィンブルドン前哨戦Halle2016 錦織 芝への挑戦 2回戦の相手は

錦織の2回戦 相手は地元 錦織圭の2連勝
 錦織圭が好きなハレの大会。
 ウィンブルドンの前哨戦として大きな大会が二つある。
 ここドイツのハレ、Gerry Weber
イギリス、クィーンズのAegon. トッププレーヤーは二手に分かれて、
芝への対応を図る。
ハレには、R.フェデラー、錦織圭、T.ベルディフ、D.フェレール、D.ゴファン、D.ティエム、
 が出場する。
Aegonには、A.マレー、S.バブリンカ、M.ラオニッチ、R.ガスケ、キリオスらが登場する。
 ロランギャロス優勝のN.ジョコビッチは余裕で休養だ。
 

Gerry Weber Open 2016
今年の注目は、第1シードのR.フェデラー
 錦織圭は第2シード
Keihalle

ドイツの大会なので、地元の選手が頑張っている。
 若いズべレフ。 兄弟でダブルスも勝っている。R.ステパネック、N.ジモニッチのペアを破った。
 
 P.コールシュライバー、その前の大会で、決勝でD.ティエムに敗れているが。
 そのD.ティエム、R.フェデラーを破りセミファイナルで破り、優勝は凄い

Thiematprecord

  

 芝の申し子D.ブラウン。アルバートラモスを破る。
 ハイライト動画
 

 杉田祐一も好調のビッグサーバーT.フリッツをフルセットで破って2回戦へ。パチパチ
 6:7(4), 6:2, 3:6
 次はD.フェレールを破った、A.セッピと対戦する。
 去年の準優勝者、セミファイナルでは錦織圭を破っている
 

さて錦織圭。
 今年の初戦は苦しんだ
 しかし第2セット以降の芝への対応力は見事。
 芝では展開が早いので、試合の入り方が大事だ。
 ネットプレーも鍵を握るだろう。
 パッシングショットは、ボレーを打たれると芝では滑ってくるので処理が難しい。
 錦織圭のパッシングショット  

 2回戦の相手は地元、のフロリアン、マイヤー。錦織圭の2連勝。
Keimayer

 今はランキングを落としているが、
 芝での成績は、錦織圭よりも上。
 2011年には18位を記録している。
 しかしその年、錦織圭は全豪で破っている。
 長身でサービス力があるので要注意だ。
 ウィンブルドン2014 錦織圭、M.ラオニッチに敗れる
 

2011 全豪2回戦 錦織圭◎ 64 63 06 63 × F.マイヤー
 詳しい試合内容  
2008 Delray Beach 錦織圭◎ 60 43 ×Re F.マイヤー
 錦織圭が初優勝した、記念すべき大会です。
 

 ハレのハイライト動画  ズベレフ、M.バグタチスがT.ベルディフを破り、D.ブラウンが勝利

テニス上達のアドバイス
 コーチのアドバイス、どう理解する? 
 テイクバック? インパクト? フォロースルー? 意識はどこ?
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カテゴリー: イメージ, コンディショニング, テクニック, 予想, , 錦織圭 | 投稿者tsukky 09:41 | コメントは受け付けていません。

男子シングルス、ランキング ウィンブルドン2016に向かって

テニス最新ランキング 芝のシーズンへ ジョコビッチ、フェデラー、錦織は ナダルは休養。
 全仏が終わった時点でのランキング ジョコビッチ断トツ 錦織圭は?
 芝の試合が始まりましたので、情報を整理しておきますね。
 トッププレーヤーにとって連戦の疲れもありますが、
 クレーコートのロランギャロスから芝のシーズンへの切り替えが一番難しいようです。
コンディショニングの維持と。  

コートサーフェイスへの対応  去年のこの時期です
 

ピークパフォーマンスの作り方ですね
 
 試合に向けて、調子の良い時期を持ってきます。
 いつでも快調と言う訳にはいかないのですねr。
 練習のしすぎも良くありません。
 テニス部活の練習ではこれが大変です。
 

 芝になると一気に注目を浴びる選手がいます。
 王者R.フェデラーと 
Rflawn

 

 この人ブラウン。
 ハイライト動画でどうぞ。
Brown06

 二つのスーパーショット
 
 ナダルを破り大注目。  
 デンジャラス、ブラウンの異名も。

ランキング
N.ジョコビッチ、相変わらずの強さ。1位、大差
 グランドスラム達成、次は年間グランドスラムに挑戦ですよ。
 

 A.マレー、ここに来て頑張って いる。
 

 R.フェデラーは故障で、ロランギャロスを休んだのが痛い
 まあ、健康があっての選手ですからね。
 

ランキングは維持するも Race to Londonでは圏外。こんなことは珍しい。
 ウィンブルドンの前哨戦で、復帰、
 芝のキングだから。

 左手首の故障で、R.ナダル、ウィンブルドン欠場。
 ナダルも、怪我の復帰では時間がかかっている選手。
 ナダル、膝の怪我、治し方
 
 相当痛くなるまで我慢しているんでしょう。

 手首の怪我からの復帰は、長い。
 J.D.ポトロが良い例。悪い例かな?

 錦織圭、相変わらず上位には勝てない。シード維持。それも強さだが。
 Race to Londonが良い。
  全仏では、R.ガスケに敗戦。気持ちの切り替えが必要ですね。  
左が通常のランキング、右がRace to London。
 右の方が旬の強さが分かります。
Atpranking16june

 
 
注目はD.ティエムでしょう。ランキングしっかり上昇。
 全仏でN.ジョコビッチとタメに勝負!
 
 トッププレーヤー、4に入るでしょう。強い選手は、二つのランキングを同時に上げて来る。
 それだけ強いと言う事。
 錦織圭だって、2014は強かった。  今だって弱くはないですよ。

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 一般プレーヤーが楽しむのはダブルス ですから。
 
 ダブルスのコツ、試合のやり方などどんどん紹介します。

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ダブルス上達の強化書 最強ペアに学ぶ Q&Aで強くなる 

ダブルス 勝利の法則 ロランギャロス男子ダブルス決勝。
 伝説のチャンピオン、ブライアン.ブラザーズ、 新興勢力のスペインロペスペア。
 何故、ロペス組が、勝ったかを先に紹介した。

 今回は、Q&A形式で、ダブルスの上達法を考えよう。
 F.ロペスはシングルス、ダブルスに出る数少ない選手。
 A.マレーをてこずらせた、R.ステパネックも同じ。
 共通点は、ボレーが上手い事

今日はもう少し深く、ダブルスを考え、皆さんの上達のヒントになればと考えている。
テニスはサービス側が有利なスポーツ。
 さらにダブルスになれば有利。それは前衛の存在だ。
 サービス側有利は、男子で顕著。サービス力があるからだ。
 ダブルスとクレーコート

  ダブルスを客観的に見るビジュアルスコア 
 
ただし、クレーコート、赤土はサービス力が30%ダウンする。
 ハードコートで多かった、サービスエース、リターンミスは激減し。
 ラリーが続くようになる。

 女子ダブルスで気が付いたのが、両方がストロークメインの雁行陣。すると
 ストロークラリーのボールは見事にアレーに飛ぶ。
 クロス打ちのメリット。

 普段の練習時に、この練習をすると良い。
Dbcrossalley
 一般プレーヤーならそれとなくクロスで良いが、トッププレーヤーを狙うにはアレーを正確に狙おう。
 男女とも、強いダブルスプレーヤーはアレーを狙える。

 ダブルス、陣形を使い分ける  

 これだストローク主戦のプレーヤーはアレー練習をしたら最高に良い。
 クロスコートラリーで、アレー同士でラリーする。良い練習ですよ。
 アレーでラリー練習

 ブライアン.ブラザーズは双子特有の話さなくても分かる絶妙のペアリングがある。
 と言う事は、そんな神業を予測しても仕方がないので、相手がどう動こうが、
決めたところに打とう。
 そうスペインペアは決めたと思う。

 ダブルスでは、ペアがいる事を考えるので、ダブルフォールトは減る傾向にある。
 1stサ-ビスの確率も上げて、前衛のポイントを増やしたいからだ。

 ソフトテニスが良い例だが、雁行陣のストローク戦になっても、ポイントはボレーが多い事を知っておこう。
 
 実際にはブライアンズは男子ダブルスの典型の前衛陣。

 サービスゲームは基本、サーブ&ボレー、セカンドサーブもそれが多い。
 リターンゲームは1stサ-ビスは後衛陣で一度守るが、
 2ndサービスのR.ガスケでは前衛を前に詰めさせて、反撃体勢に入る。

 ところがロペス組は、F.ロペスの強力サービスでサービスゲームを支配。
 M.ロペスの絶妙のドロップボレーで、後衛陣のブライアン.ブラザーズが全く取れないオープンコートに
ウィナー。

 F.ロペスのポーチをケアして、ブライアン.ブラザーズは、ラリー3回に一回はダウンザラインに打って来る。
 F.ロペスは、ポーチのフリをするだけで、ブライアン.ブラザーズが勝手にストレートに打ってくれる。
 それをオープンコートに決める簡単な作業になった。

 ブライアン.ブラザーズが勝手に勝負、ミスした感じだ。

Q&A形式で、考えてみよう。
 正解は一つだけではないし、シチュエーションに応じて、また相手の逆を取ることもあるので、
 色々あるが、ダブルスを考える、ヒントにしたい。

Q1:M.ロペスのサービス、ブライアン.ブラザーズはレシーブでも、相手がサーブ&ボレーに来ない限り、後衛陣は引かない。
 しかし、それほど強力でもないサービスのM.ロペスに対して後衛陣を引いている。
 何故だろうか?
ついでにブライアン.ブラザーズは右サイドに左利きのボブがいる。レフティは左サイドの方が良くないのか?
Dbq1for

Q2:後衛陣のブライアン.ブラザーズのレシーブ、ロブが抜けると、スペインペアはI.フォーメーション的になった。さて、M.ロペスはどこに打つか?
Dbq2where

 ソフトテニスではよくなるこの陣形、ロブが抜けるとこうなる。
 硬式テニスでも最近は増えてきている。
 ボレー0るを打つ方にチャンスがある。
 相手の全前衛を釘付けにできるかどうか。

Q3:これは上級者の問題。スペインペアが前に詰めた。ブライアン.ブラザーズの返球が浅かったので、アプローチショットで前に詰めた。
 しかし、二人がネットにベタ詰めで、しかも相手に対して雁行(斜めに位置する)を引いていない。 
 普通ならコーチに怒られるところだが。

Dbq3netplayer

試合のスタッツ
 

Q&Aの答え
Q1:ブライアン.ブラザーズも前に詰めたい。しかしケアしなくてはならないのが、前に居るF.ロペス。
 ボレーが上手く、ポーチにもよく出る。
 そのポーチを警戒して、後衛陣を引いている。
 レフティのボブが左サイドに入るのは、センターケアがやり易いから。
 それとダブルスの上級は右サイドでセンターにサービスをコントロールしてくる。
 一般プレーヤーではなかなかこのコースに打つのは難しい。
 ダブルスは前衛が決め手 
 

Q2:この状態になっても、ブライアン.ブラザーズは前に詰めない。守備重視でダブルスしている。
 M.ロペスは、回転系のボールを自由に操り、どこにでも打てる。
 センターにいる、F.ロペスが邪魔してコースを塞いでいるが、
 このロペスのレフティを活用するためにも、ブライアン.ブラザーズの右サイド、センター寄りに打ちたい。
 そうすれば、F.ロペスが自由に動ける。
 F.ロペスが前に陣取る限り、ブライアン.ブラザーズは下がったまま。
 守る時は後衛陣  

Q3:ダブルス、前衛陣でもボールの行方に対して、雁行陣になる。
 ボールがある方の前衛がより詰めて、もう一人はロブをケアする。
 しかしこの二人、ベタ詰め。
 その理由は、ブライアン.ブラザーズがそれほどロブ上げない事と、逆にネット際に沈められる事をケアしている。
 クロスに沈める方が楽なので、F.ロペスは前に詰めている。
 一般プレーヤーと違い、トッププレーヤーは、長身で、F.ロペスは187㎝。
 ロブがクロスを抜けそうになってもカバーできる。

 一般プレーヤーは前衛陣でも雁行陣
 詰め過ぎ、重なり過ぎ、オープンコート要注意!

 M.ロペスは175cmでそれほど高くないので、後ろはF.ロペスがカバーする。
 雁行陣に良く見られる、横割の陣形だ。 

ブライアン.ブラザーズは193cnと191㎝

本日の御教訓 ダブルスは陣形勝負2

陣形でプレッシャーをかける
1:サービスキープ、前衛が鍵
2:リターンで主導権
3:越されたらカバー
Saydbposition

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 ダブルス上達には陣形の理解  

 変則陣形って? 
 今や、変則の言葉が死後な位一般化。女子ダブルスでもそう。

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カテゴリー: イメージ, エッセイ, ダブルス, レッスン, 上達, 作戦, 戦略 | 投稿者tsukky 09:26 | コメントは受け付けていません。

ダブルス上達のヒント 全仏2016優勝ペアに学ぶ 二人のロペス

今年のロランギャロス ダブルスも面白い  復活のブライアン.ブラザーズ、強い二人のロペス
ブライアン.ブラザーズをフルセットで破った、スペインペア。
 この二人、今年初めてペアを組んだ、ダブルスの苦労人。
 勝利の秘訣は?
 クレーコートは展開がスローになるのでダブルスが分かり易い。
 今年のロランギャロス、新しいペアが活躍した。
 男子ダブルスのロペス組、スペインペア。
 女子ダブルスはフランスペア。C.ガルシア、K.ムラデノビッチ組
 ミックスダブルスはレジェンド、L.パエス、M.ヒンギス組がそれぞれ優勝した。

この二人、何をしているのでしょうか?
Dbq0why

伝説的な王者ブライアン.ブラザーズをフルセットで破り感激のあまり。

 N.ジョコビッチもこうなりました。土の上で寝るの好きなんですね。

今回は、クレーコートのダブルス、男子ダブルスを紹介したい。
 それでなくても展開が早いのがダブルス。
 ロランギャロスのダブルスの決勝。
 男子ダブルスの代表的なペア、ブライアン.ブラザーズ。
 実は去年位から勝てなく なってきている。
 

 理由は
1:双子の阿吽の呼吸を読まれている
2:正式なセットマッチは、デビスカップとウィンブルドンだけ。
 ロランギャロスでも3セットマッチ、
 普通の大会は3セット目は10ポイントのタイブレークになる事が多い。
3:普通の大会では、デサイディングポイントでギャンブル的要素が強い。
 今年不調で、ランキングを下げている。
 ずっとトップで君臨してきた。
Bbrgcentercare

ロランギャロス ロペス組 ブライアン.ブラザーズを破る。
 F.ロペス、M.ロペス組◎  6-4 6-7(6) 6-3 ×ブライアン.ブラザーズ
 ハイライト動画

新しいダブルス。
 今年ダブルスが大きく、変わっている。
 去年くらいまでは、典型的な男子ダブルスの前衛陣に対応するために、
 変則陣形、特にアイフォーメーションが一般的になるくらいだった。
 このまま行くのかなと思われたが、全仏の男子ダブルス
 攻撃的なブライアン.ブラザーズが守備的になり。
 スペインペアは、攻撃的な雁行陣を引いた。
 そして攻撃的な雁行陣が勝利した。

ブライアン.ブラザーズはたくさん紹介しているので、スペインペアの個性を活かしたダブルスを紹介したい。
 ブライアン.ブラザーズのcoach、有名人
 

ダブルス勝利のヒントを紹介する。スペインの二人のロペスの特徴だ。
 凸凹コンビで、二人で補っている。絶妙なペアリング。
 F.ロペスの強力なサービス。 

 F.ロペスの サービス力アップの方法  
 サースポーのFlopezser

 ビッグサーバー、
 シングルスも強い
 バックハンドは
 スライスが
 上手いので、
 ボレーも良い。

 二人は、今年ドーハで優勝、そこからずっと組んでいる。
 双子のツーカーの呼吸に対して、組み込んだダブルス、展開力がある。
 カバーリングが非常に良い。
 I.フォーメーションの次のフォローが見事。

 今ダブルスのランキングレースは、4位。ブライアン.ブラザーズはレースではついに1位に上がった。
  普通のランキングは F.ロペスが16位、M.ロペスが22位。
 今回のロランギャロスで大きく順位を上げている。
 それだけグランドスラム優勝は大きい。
 ランキングレース 

Dbranking2016june

M.ロペスのストローク力。
リターンのロブが上手い。この人のトップスピンロブとドロップボレーの特集を組みたいくらいだ。
 男子ダブルスのリターンでこれだけロブを使う選手はいない。
 M.ロペスはダブルスのスペシャリスト、シングルスの引退を考えていた時に、
 スペインのデビスカップの監督、コスタが「君はダブルス上手いからチームに入れ」と。
 この時スペインのダブルス強かった。
 グラノラー,ロペス組 チェコのT.ベルディフ、R.ステパネックとの試合は歴史に語り継がれるだろう。
 
 
 2013 シンシナティ  

F.ロペスが前衛に居ると、ブライアン.ブラザーズは3回目にはストレートを打ち、待たれる。
 サービスと併せて一次攻撃、強力だ。
 M.ロペス ドロップボレーの超絶技術。
Mlopezpoach

 これが2次、3時の波状攻撃につながる。
 真似したい。

本日の御教訓 ダブルスは陣形勝負
相手に対応した陣形を
 1:サービス、レシーブ時の陣形をしっかり
 2:リターンが返ったら2次攻撃
 3:カバーリングをしっかり
Saydbformsation

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マレー 地力でバブリンカ撃破 フレンチオープン2016 決勝へ

A.マレー S.バブリンカを下す ロランギャロス 男子シングルス セミファイナル
 今年のロランギャロス、天候不順。
 スケジュールが予定通り進行せず、チケットが売れ残る。
 珍しい事。
 僕はロランギャロスの雨での順延も仕方なし派だが、
 
 ビジネスとしてトーナメント側は、インドアにするだろう。

A.マレー◎ 6-4, 6-2, 4-6, 6-2 ×S.バブリンカ
超素晴らしいS.バブリンカのバックハンド、これをA.マレーことごとく守り切った。
デフェンス力のすばらしさ。
 ウィナーはS.バブリンカが多かったが、A.マレーはアンフォーストエラーを極力抑えた。
 これはN.ジョコビッチの作戦と似て切る。
 強打の相手との常套作戦だ。
 S.バブリンカに取られた第3セットだけ、S.バブリンカが安定指数が良かった。

Murrayswstatsrg

 

 A.マレーのデフェンス力 
 ここ最近、サービス力を上げてきたので、試合展開が楽になる。

特に、相手に打たせてからのカウンターのショット。
フォアに打たせての最後の振り抜きでショートクロス、ダウンザラインと打ち分ける。
バックハンド対決 両手打ち対、片手打ち
 
 片手打ち編 S.バブリンカ 

Swbsimp

 A.マレーのテニス  
  今シーズンのクレーコート、A.マレーが勝率一番だ。
Murrayclay

 A.マレー、今回のロランギャロスで変わった。
 1,2回戦は、フルセットの逆転勝ち、
 これで今までのノラリクラリ戦法に火がついた。
 ロランギャロスの前哨戦ローマで、N.ジョコビッチに勝った自信が大きい。
 

 特にR.ガスケ戦、戦術、戦略を駆使して、相手の長所を消しにかかった。
 R.ガスケのバックハンド、これを封じ込める作戦は、
 R.ガスケの華麗なるバックハンド。 錦織圭を封じ込めた。
 
 執拗なドロップショット攻撃。
 相手の切り替えされても、繰り返す。
 これがR.ガスケのフットワークを抑え込んだ。

 S.バブリンカ ラモスビノラス戦 ハイライト動画

 前後の揺さぶりが面白い。

これでロランギャロスファイナルは、王者、N.ジョコビッチ、NO2A.マレーの対決となった。
これも楽しみ。
長い試合になる。

 ラリー戦から、ドロップショットの展開必死。

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王者ジョコ、若い刺客D.ティエムを軽く一蹴 強さ、デフェンス力 全仏2016

王者と新鋭 素晴らしいショットの応酬。全仏男子シングルスセミファイナル
 N.ジョコビッチ対D.ティエム
 今までの雨の中断、順延を吹き飛ばすような、素晴らしい試合。
 力対力。
 試合の展開力。
 心・技・体の充実。 どれをとっても素晴らしい試合。
N.ジョコビッチ 今年絶好調のD.ティエム を軽くストレートで 6-2 6-1 6-4
 軽く勝利、と書きたいが、試合内容は、僅差。
 非常に良い打ち合い。
先日のT.ベルディフ戦で、ラケットを投げ、失格寸前だった、N.ジョコビッチ、気持ちを落ち着けて対処している。
 その前から雨の順延で、運営に不満を漏らしていた
 確かに常勝の彼には、休む間もなく、次の試合があるからだ。
 
 このメンタルタフネスは、N.ジョコビッチにしかできない技、テクニック
 普通は、トッププレーヤーと言えども、そのしぐさから崩れてしまう。
 

 湿ったコートが乾いて、乾いた打球音がセンターコートにこだまする。
 二人とも、ダブルフォールト、リターンミスが極端に少ないので、
 ラリーが続く、緊張した試合となった。見ている方は面白い。
Noleserdt

 結果的には攻めたD.ティエム、守り切ったN.ジョコビッチ。
 王者と将来性抜群の若者D.ティエム才能を見せつけた試合、

 D.ティエムは心.技.体と才能溢れるプレーヤー。
 何しろ、ゲームを離されても、嫌な顔一つしない。
 ここは錦織圭も見習って欲しいところ。
 錦織らしいと言えばらしいのだが、、、。

 D.ティエムのストローク戦からの攻撃は、深い。
 左右オープンコートを使って相手N.ジョコビッチを動かす。
 前後に揺さぶる。
 普通なら、ウィナーを決めに行った相手のボールが決まる。
 しかしそれを待ち受ける、N.ジョコビッチのトラップ、カウンター。
 さらにカウンターを待っている、D.ティエム。
 ハイレベルの戦いだ。

 しかし、N.ジョコビッチのフットワークが上回った。
 遠いボールをしっかりスライドさせ、軸を安定させて、最後に振り切り、コースを変える。

 D.ティエムのストローク、展開が早い、
 よくあの後ろから、速いボールが打てる。ベースライン後方のラリーではナダルと同じ力、それ以上かもしれない。
 ボールがNoledtbaseline

 速く良く弾み
 伸びるので、
 前に入りたい
 N.ジョコビッチも
 下がらざるを得ない。
 最近の試合では珍しく、二人が下がってのラリー戦。
 まるでR.ナダルが2人いる様だ。

 しかし下がっているので、お互いにドロップショットが有効。
 これも一発では決まらない。
 ドロップショットの使い時、対処法、N.ジョコビッチに一日の長があった。
  
 試合のスタッツ、Rallyがあるが、ドロップショットのウィナーはN.ジョコビッチの1本だけ
 しかしこれは表面上、ドロップショットからの展開は非常に多い。
 今回のロランギャロスの特徴だ。
 
 二人とももっと打てる。それだけでは決まらない。
面白い展開があった。
 D.ティエムのサービスゲーム。
 深いボディを突く。N.ジョコビッチ、前でとり、深いリターン。
 D.ティエム、さらに深く返す。
ジョコビッチクロスに振る。ウィナー級ショットの連続。
これをD.ティエムダウンザラインに、明らかにウィナー狙い。
ジョコビッチ、待ってましたと、クロスにカウンター。
D.ティエム、強打と見せかけて、ドロップショット。
N.ジョコビッチしっかり追いつきアングルに
D.ティエム追いつき、バックボレーのウィナー。
Noledt

 D.ティエムの才能、R.ナダルによって開花
 

 若者を代表する、テクニック  

 あのN.ジョコビッチをベースライン後方に釘付けできるストローク力。

 ショットの多彩さ。D.ティエム、今年どこまで上がるか、旬の強さがある

 しかし、アンフォーストエラーを減らし
試合のスタッツ、好ゲームの良い例だ。
Noledtstats

 
 決めるところできっちりネットプレー、これがN.ジョコビッチ。
 N.ジョコビッチのブレインゲーム.テニスは戦略、戦術の勝負だ。

 ストロークで、数字はD.ティエムが多い。
 ウィナー、フォーストエラー、アンフォーストエラー
 D.ティエムのショットで、良くも悪くも試合が動いていた。

 N.ジョコビッチの強さ  

 N.ジョコビッチ、D.ティエム  ハイライト動画
 こんなにテニスが面白いのかと思いますよ。

 これでファイナルは、去年の覇者、S.バブリンカを退けた、A.マレーとの対決。
 直近のローマで、A.マレーが久しぶり勝っている
 
 N.ジョコビッチは、グランドスラムで優勝していない、唯一のロランギャロス、決めてキャリアグランドスラムと行きたいところ。

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 普通は、トッププレーヤーと言えども、そのしぐさから崩れてしまう。
 

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 N.ジョコビッチの強さ  

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ジョコ 膠着状態から打開策 フレンチオープン2016 アグットに逆転

N.ジョコビッチ 苦境の打開策 クレースペシャリスト、アグット破ってベスト8。
 N.ジョコビッチがクレーコートのスペシャリスト、アグットにてこずった。
 スペインの選手、クレーコートが上手い。今ロランギャロスにも、多くの選手がベスト16に残っている。
 D.フェレール、アグット、M.グラノラー、R.ビノラス、さすがクレー王国だ。

今回のロランギャロス、雨で順延が多い。選手からもクレームが多い。
 僕はそれが、ロランギャロス、クレーコートの面白さと思う。選手は大変だろうけれど。
 雨のF1、サッカー、ラグビーを考えたら、どうってことない。
Rgrainball

今回のN.ジョコビッチの試合を見て、多くを学んだ。
相手の得意を崩す
 打開策をいくつ持てるか
 1:得意技が通じない時、焦らない
 2:展開を変える
 3:鍵となるショットを持つ

 苦戦を強いられた要因は、遅いストローク戦。
 雨で湿気が多くふくまれたコート、今回はストロークのラリー戦が多い。
 雨のロランギャロス、実力が出る

N.ジョコビッチ◎ 3-6 6-4 6-1 7-5  × R.B.アグット
いつもならアンフォーストエラーを少なくするのだが、この試合、アグット49よりも多い、54。
 試合スタッツ 

アンフォーストエラーが増える、まずい展開だ。
 アンフォーストエラーの超少ないN.ジョコビッチ
 
 でもN.ジョコビッチ、それを打開した。
 それが、ネットプレーとドロップショット。
 要するに相手にプレッシャーをかける事と、揺さぶることだ。
 この二つのショット、共通点がある。それは、答えは下に。

 普段はネットプレーにそれほどでないN.ジョコビッチだがこの試合前に出た。
 50回出て、33回成功させている。トータルポイントが258だから、
 20%。これはかなりの比率。
 クレーコート、N.ジョコビッチ得意のスライディング、合体してのスライスディングボレー。
Lcvosliding

そしてもう一つがドロップショット。
 アグット、ラリーになると、本当にしつこい、バックハンド同士で、平気で10回以上ラリーを続ける。
 錦織圭は、このアグットを得意 にしている。
 
 お互いに、ダウンザライン、
 フォアの回り込みをして展開を変えるが、元に戻る。

それ位、アグットのラリーは安定している。
 一番多いのが、バックハンドのクロスの打ち合い。
 これはトッププレーヤーでなくても常套手段。
 これで相手のスキを探る。しかしアグット、深いボールが続く。
 さすがのN.ジョコビッチも根を上げた。

 フォアのクロスラリーは、お互いが攻めている。力勝負。
 恐れたら負け。

 フォアからのダウンザラインは相手のバックを突くことになる。ウィナー狙いだ。

 力があれば、バックのダウンザラインを狙う。
 これは相手が読めば逆襲を食らう。
Nolerally

 実はN.ジョコビッチ、この展開を想定したドリル練習をしている。
 だから慣れたもの。

 N.ジョコビッチのドロップショット 

 相手だって、ドロップショットは警戒するので、ベースラインからそれほど下がらず、警戒する。
 それを知りつつ、さらにドロップショット。
 N.ジョコビッチは、ドロップショットのウィナー、
 その後のネットプレーの展開が上手い。
 まさにここはミニテニスの世界。
 ミニテニスはフィーリングを良くする。

 N.ジョコビッチがフォアの強打と見せかけてのドロップショット。
Lcdropnole

 試合の動画  

ネットプレーのボレーとドロップショットの共通点、それはスライスタッチ。
 テニスのフィーリング、タッチが重要な点だ。
 スライスタッチ R.フェデラーが上手い。 
Lcdrop 

 タッチの重要なショットは、緊張する場面では打てない。
 手首が硬くなり、微妙なフィーリングを損ねるからだ。

 ドロップショットの鉄則は、
 勝っている時に打て  まあ、これは一般プレーヤー。

 トッププレーヤーは平気で打つ。
 錦織圭は、無理してドロップショットを打ち自滅するケースも多い。
 ガスケ戦。

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 1:得意技が通じない時、焦らない
2:展開を変える
3:鍵となるショットを持つ

 苦手な相手に苦戦中   

 強い相手に苦戦中 

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