日別アーカイブ: 2016年1月18日

もいいんです

「大好きつくしお姉様。」
「芽夢も大好き。」
「ありがとう、嬉しいよ。」
「牧野は双子にも好かれてんだな。」
「あらつくしちゃんの良さがわかるからよね?」
「勿論ですわお母様。」
「つくしお姉様はとても私達双子の事をわかってくださってるわ。
親戚だって友達だって私達を見分けつかないって言われるのに・・・。つくしお姉様に
一度だって名前を間違えて呼ばれた事が無いのよ?お兄様これって凄いでしょう?」
「確かに・・・双子それも絵夢と芽夢はそっくりだもの間違えて当然なのに、凄いな
牧野どうして分かるんだ?」
「双子って言っても何もかも同じじゃないでしょう?美作さんだって
どうして見分けてるんですか?」
「いや俺はこいつらのお兄様だし?生まれた時から一緒だからな・・・。」
「ふふっそうでしたね。私は目をみたら分かります。」
「目?」
「目は人を表すって言うじゃないですか?何となく目を合わせたら
あっ芽夢ちゃんだ、あっこっちが絵夢ちゃんだって…分かるんですよ。」
「凄い特技だな。」
「ふふっ・・・。特技なのかな?どうだか分かりませんけどね?」

「あきら様、花沢様お見えでございます。」
「類が?牧野お前類になんと言ってメール送ったんだ?」
「えっ?本日牧野は美作さんのお邸に泊まる事になりました。ですけど?」
「それだけか?お前それじゃ喧嘩を売ってるようなもんじゃないか?」
「そうですか?」
「俺知らないぞ…類が怒るときっとあの冷たい目でこの邸全体が氷点下に
なるからな・・・。ぞぞっ背中がゾクゾクして来た。」
「ひえええっ、そう言えば寒い気がします。」

類を怒らせるとF3皆が凍ると言われる-零度の視線で類が部屋に入って来た。

「類お兄様いらっしゃい。」
「こんばんは、類お兄様。」
「芽夢、絵夢こんばんは。お邪魔するよ。」にこりと双子に向ける天使の笑み。
「類、どうしたんだ?何か用でもあったのか?」
その言葉に類の冷たい視線があきらに突き刺さった。
「うっ・・・・・。」 一段と凄さを増してる。
「芽夢、絵夢は先にお部屋で休みましょう。」夢乃の言葉に頷く双子。
「類お兄様ごゆっくり、お兄様つくしお姉様お休みなさい。」
「皆様おやすみなさい。類お兄様またね。」
「うん、またね。」 また極上の笑顔を類は双子に送る。
「・・・・あの私もそろそろ先に・・・。」
「牧野?このままここで眠れると思うの?」
ひええええっ怖いよ。美作さん、助けて!どうしてあさっての方向を見てる訳?
美作さんがここに私を連れて来たんじゃない!!あれ連れて来たのは夢乃さん?
いや私が今夜ここに泊まる宣言したんだ・・・。どうしよう。寒い・・ここ暖房が必要じゃないでしょうかね?
ゾクゾクしませんか?ひえええっ寒いよ。ここは北国なの?
美作さん、お願い何か言って・・・。あれ美作さん固まってる?もしや凍ってるの?
「あの・・・専務私は今日はここに泊まるってメールしましたよね?」
「それが?だから迎えに来たんだけど?」

カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 13:20 | コメントをどうぞ