もいいんです

「大好きつくしお姉様。」
「芽夢も大好き。」
「ありがとう、嬉しいよ。」
「牧野は双子にも好かれてんだな。」
「あらつくしちゃんの良さがわかるからよね?」
「勿論ですわお母様。」
「つくしお姉様はとても私達双子の事をわかってくださってるわ。
親戚だって友達だって私達を見分けつかないって言われるのに・・・。つくしお姉様に
一度だって名前を間違えて呼ばれた事が無いのよ?お兄様これって凄いでしょう?」
「確かに・・・双子それも絵夢と芽夢はそっくりだもの間違えて当然なのに、凄いな
牧野どうして分かるんだ?」
「双子って言っても何もかも同じじゃないでしょう?美作さんだって
どうして見分けてるんですか?」
「いや俺はこいつらのお兄様だし?生まれた時から一緒だからな・・・。」
「ふふっそうでしたね。私は目をみたら分かります。」
「目?」
「目は人を表すって言うじゃないですか?何となく目を合わせたら
あっ芽夢ちゃんだ、あっこっちが絵夢ちゃんだって…分かるんですよ。」
「凄い特技だな。」
「ふふっ・・・。特技なのかな?どうだか分かりませんけどね?」

「あきら様、花沢様お見えでございます。」
「類が?牧野お前類になんと言ってメール送ったんだ?」
「えっ?本日牧野は美作さんのお邸に泊まる事になりました。ですけど?」
「それだけか?お前それじゃ喧嘩を売ってるようなもんじゃないか?」
「そうですか?」
「俺知らないぞ…類が怒るときっとあの冷たい目でこの邸全体が氷点下に
なるからな・・・。ぞぞっ背中がゾクゾクして来た。」
「ひえええっ、そう言えば寒い気がします。」

類を怒らせるとF3皆が凍ると言われる-零度の視線で類が部屋に入って来た。

「類お兄様いらっしゃい。」
「こんばんは、類お兄様。」
「芽夢、絵夢こんばんは。お邪魔するよ。」にこりと双子に向ける天使の笑み。
「類、どうしたんだ?何か用でもあったのか?」
その言葉に類の冷たい視線があきらに突き刺さった。
「うっ・・・・・。」 一段と凄さを増してる。
「芽夢、絵夢は先にお部屋で休みましょう。」夢乃の言葉に頷く双子。
「類お兄様ごゆっくり、お兄様つくしお姉様お休みなさい。」
「皆様おやすみなさい。類お兄様またね。」
「うん、またね。」 また極上の笑顔を類は双子に送る。
「・・・・あの私もそろそろ先に・・・。」
「牧野?このままここで眠れると思うの?」
ひええええっ怖いよ。美作さん、助けて!どうしてあさっての方向を見てる訳?
美作さんがここに私を連れて来たんじゃない!!あれ連れて来たのは夢乃さん?
いや私が今夜ここに泊まる宣言したんだ・・・。どうしよう。寒い・・ここ暖房が必要じゃないでしょうかね?
ゾクゾクしませんか?ひえええっ寒いよ。ここは北国なの?
美作さん、お願い何か言って・・・。あれ美作さん固まってる?もしや凍ってるの?
「あの・・・専務私は今日はここに泊まるってメールしましたよね?」
「それが?だから迎えに来たんだけど?」


カテゴリー: 未分類 | 投稿者biubiuplpl 13:20 | コメントをどうぞ

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