月別アーカイブ: 2020年7月

技術も大切です。でももっと大切にしていることがあります。

前回、就職活動中の学生さんとの
出逢いについて、書きました。

この出逢いのおかげで、
”自分の大切にしていること”を
伝えることの大切さ
に、
改めて気づかされました。

そこで、この学生さんにもお話したことを、
もう少し書いてみようと思います^^

『本末転倒』という言葉がありますよね。

本末とは、“本学” と “末学” のことです。

”本学” というのは、
人間力、人格を磨くこと、徳を積むこと

というような意味合いです。

一方、”末学” というのは、
求められる技術や知識のこと
で、
たとえば学校の勉強のほとんどは、
この ”末学” です。

僕たちが学んでいるのは、
”末学” の方が多いですよね。
”末学” ができればいいと思われていた時代は、
良い学校へ行き、良いと言われる会社に就職して…
ということが一番良いと信じられてきました。

”末学” ももちろん、とても大切なのですが、
人として生きていく上で大切なことが
整っていなければ、“本末転倒”。

倒れてしまいます。

学生さんに、
『僕は ”本学” を大切にしている』
と伝えたくて、2つの話をしました。

 

一つ目は、【3人の石切職人の話】
よく社員さんにも話すものです。

昔ギリシャに三人の石切職人がいました。
三人とも同じ給料で、毎日毎日、来る日も来る日も、石を切っていました。
旅人が来て、『あなたはどうしてこの仕事をしているのですか?』と聞きました。

一番目の石切職人は、『お金のためだ』と答えました。
二番目の石切職人は、『将来手に職をつけるためだ』と答えました。
三番目の石切職人は、『将来たくさんの人が訪れる素晴らしい建物を建てるためだ』と答えました。

三番目の石切職人は、
世の中のため
に石切をしているのです。

会社では、『みんな三番目の石切職人に
なってほしい』と伝えています。

でも中には、
『二番目の石切職人にもなれていません』
という人もいます。
テニスに置き換えるなら、
『球出しも上手くできません』
と例えられます。

みんな、一番目の石切職人から
順に目指していかなければならないと
思っているのですが、
三番目の石切職人になるには、
考え方を変えるだけで、
今すぐにでもなれるのです。

この話を聞いた学生さんは、
『私は球出しはまだ上手くできないですが、
三番目の石切職人になります』
と言ってくれました。

まだ二十歳そこそこの学生さんが
こう言ってくれたのです…
伝わったことがとても嬉しかったです。

そして二つ目の話は、【4つの “じんざい”】

4つの“じんざい” とは、

1.人罪
2.人在
3.人材
4.人財

1は、いたら困る、人に迷惑をかける人。
2は、ただいるだけの人。
3は、一般的な人材。いると助かるけれど、
言い方を変えると代わりはいる人。
4は、文字通り財産。代わりがいない人。

同じ“じんざい”でも、
漢字で表現すると全然違って聴こえますよね。

僕は、社員さんには
“人財” になってほしいのです。

冒頭に書いた “本学” を学び続け、
大切にしていたら、どこへ行っても
“人財” になれると僕は信じています。

人間は一生のうちに、
出会うべき人には必ず出会える。
一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないときに。

これは僕の好きな言葉のひとつです。

前回から書いている
この学生さんとは、
まさにそんな出逢いを
させていただきました。

この学生さんのように、
クレセントの存在意義や、
何のためにこの仕事をしているのか…
ということに共感していただける方と
共に働けたら、とても嬉しいです。

クレセントの理念は明確で、
『テニスで幸せのお手伝い』です。
健康のお手伝い、成長のお手伝い、
良い人間関係づくりのお手伝い、です。
これらが変わることはありません。

この理念に共感してくれて、
“三番目の石切職人” のような
考え方を持てたら、
人は使命に生きられて、
幸せだと思うのです。

そういう人たちが増えていけば、
日本はもっと元気になると思っています。

コロナで就職活動に困っている
学生さんがいる、という話も聞きます。
学生さんだけでなく求職者の方も、
弊社に興味のある方、いつでもお待ちしています。

オリエンテーションもインターンシップも、
随時開催させていただきます!

繰り返しになりますが、
テニスの技術や知識ももちろん大切です。
しかし、僕は “本学” 、つまり人間力を磨く
ことのほうが、生きていく上で
大切だと考えています。

ここに共感していただける方に、
ぜひ来てもらえたらと思っています。

興味を持ってくださった方、
弊社の採用ページをぜひ、見てみてくださいね^^

採用ページはこちら

カテゴリー: 未分類 | 投稿者テニスな社長 08:35 | コメントは受け付けていません。

袖振り合うも他生の縁。

最近、嬉しかったことがありました。

この話は、コロナで自粛する前まで遡ります。

あるとき、
「テニスコーチの仕事に
興味のある学生がいます。
会ってもらえませんか?」
と知人のAさんから言われ、
ご紹介いただきました。

紹介していただいた学生さんは、
スポーツの専門学校に通っている女性で、
とても真面目な方でした。
テニス歴があり、現在は他のテニススクールで
コーチのアルバイトをしています。

お会いしたとき、たまたまリクルート用の
資料を持っていたので見てもらいました。

リクルート用の資料なので、
「テニスで幸せのお手伝い」など、
お客様や社員に対して掲げている理念も
掲載されています。
すると、とても興味を持ってくれました。

その後、2月頃に滋賀のスクールで
社員さんが集まる研修があったのですが、
「もしよければ行ってみますか?」
と声をかけたら、「行きます!」と
二つ返事で承諾してくれたので、
参加してもらいました。

とても楽しそうで、喜んでくれました。

3月、4月にもイベントや社員が集まる
機会があり、参加したいと申し出てくれて
いましたが、残念ながらコロナの影響で
すべて中止となりました。

そのため学生さんとはその後、
音沙汰がありませんでした。

しかし、先月の末のこと。

コロナ前にお会いしたときに、
インターンシップを実施する約束を
していたのですが、覚えてくれていたようで、
「コロナも落ち着いたので、
インターンシップを実施して
もらえませんか?」と、
久しぶりにご連絡をいただいたのです。

インターンシップの時に詳しい
会社説明などもする約束だったので、
すぐに来てもらい、オリエンテーション
から行わせていただきました。

弊社が何のために存在するのか。
人として何を学ぶのか。
人として磨いていってほしいこと…
などなど、会社理念をはじめ、
僕の大事にしている想いや考えを
お伝えさせていただきました。

終わって感想を聞いてみると、
「コロナ前に滋賀へ一緒に研修に
行かせていただいたとき、
会社というより家族みたいで、
人間関係がとてもよかった。
家族の一員になりたいです!」
と言ってくれました。

「じゃあ内定出すよ!」と、
思わず言ってしまったほど、
僕は嬉しかったです!!

(もちろん、必要な手続きは取りますし、
口約束はしません!(笑))

実は、最初にこの学生さんを紹介してくれた
知人であるAさんは、経営者勉強会の仲間で、
僕とは挨拶する程度の間柄でした。

学生さんにも聞いてみたところ、
たまたまマラソン大会の
ボランティアスタッフをしたときに
Aさんと知り合ったそうです。

少し話す機会があって、
テニスコーチを目指していることを
偶然話したそうですが、
このときにたった一度、
会っただけでした。

学生さんの話を聞いて、
テニスコーチなら知り合いにいる、
とAさんが僕を思い出してくれて、
繋げてくださったのです。

僕も学生さんも、共通の知人Aさんとは
顔見知り程度の細い繋がりでした。
それがこんな風に繋がるとは、
夢にも思いませんでした。

どこでどんなご縁があるか、
本当にわからないものだな…
こんなご縁ってあるんだな…

としみじみ感じた出来事でした。

きっとこの学生さんは、
うちの会社にとって新しい風を
吹かせてくれるような、
とても良い影響を与えてくれるような存在に
なるのではないかと感じていますので、
本当にこのご縁に感謝しないとな…
と感じています。

お客様とのご縁。
仲間とのご縁。

袖振り合うも他生の縁といいます。
これからも、どんなご縁も大切にして
テニスで幸せのお手伝いを
していきたいと思います^^

カテゴリー: 未分類 | 投稿者テニスな社長 07:42 | コメントは受け付けていません。