カテゴリー別アーカイブ: ミニコラム

「部活動はマネージメント力」

「部活動はマネージメント力」

部活動において、よく指導者不足と囁かれることが多いです。
たしかに、指導等において経験者であることのアドバンテージは心強いものです。
一方で、例え経験のあるスポーツだからといって専門家のようなアドバイスが可能かというと疑問が残ります。
昨今では、スポーツ育成に関しても各分野に細分化されています。
技術分野、トレーニング分野、メンタル分野、等々
細かく分類すればキリが無いほどです。

では、学生時代の経験や教職員の資格を取得するにあたって、それらの専門分野まで網羅できるかというと非常に困難です。
あの錦織選手も各分野のスペシャリストで構成されたサポートチームを編成して戦っています。

逆にテニス経験の無い先生が顧問になったから良い指導が出来ないかというとそんなことは無いはずです。
会社や組織と同様に、各分野を円滑に組み合わせるマネージメント力のほうが大切とも言えます。

勿論、マネージメントすることも容易ではなく、最低限の知識や時間を費やさなければならないこともありますが、それでも考え方次第で、部活指導を効率化する検討材料にはなるかもしれません。
だからといって、外部コーチを招聘するためには、様々な条件をクリアしたり、許可が必要になる為、容易ではないことも現実です。
それならば、直接的に指導が出来なくても、外部コーチの意見や練習メニューを取り入れながら段階的に部活形態を模索していく方法もあるはずです。

本会を運営していると抜本的な改革を望まれる声も多いですが、目標達成と現実とは大きな隔たりもあります。
少しずつの変化が大きな変化へ繋がることは、教育と変わりないと思います。
わずかずつでも、部活をマネージメントするような仕組みをつくっていくことも、担当者の負担軽減や運営の円滑化に繋げるひとつの方法とも言えるのではないでしょうか?

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:17 | コメントをどうぞ

「チャレンジすることに遅いなんて無い!」

「チャレンジすることに遅いなんて無い!」

英才教育が取り上げられる機会も多いですが、「大器晩成」という言葉があるくらい後発でも何があるか分からないのが人生の面白いところでもあります。
子供たちに「英才教育」という意識を植え付けることは、周囲に先発の友人が存在した場合に、自分自身が遅いと意識させてしまう弊害もあると思われます。
スポーツ業界でも一流になる為には英才教育が必要という風潮があり、確かに現実問題として、幼少時に様々な刺激を与えたりすることが身体能力に影響を及ぼすという研究等もされています。

では、人生はそこで決まってしまうのか?
そんなことはないはずです。
子供たちにそんな先入観を持たせてしまうことのほうが問題ではないのでしょうか?

「チャレンジ精神」
言葉にすれば、一言ですが、本当に深い意味を持っています。
新しい環境に飛び込んだり、経験の無いスポーツを取り組んでみたり、等々

早い遅いに関わらず何歳になっても「チャレンジ精神」を失わずに物事に取り組めるような姿勢を持つことのほうが大切ではないでしょうか?
大人のほうが、「遅いから」という理由で二の足を踏んでしまうことが多数あるように感じます。
テニスにおいても、社会人になってからベテラン全日本を目指したり、選手経験が無くてもテニス業界に一石を投じるような働きかけをしてみたりと様々なことができます。
もしかしたら、中学校や高校・大学の部活から始めたテニスでグランドスラム優勝するような選手が生まれるかもしれません。
古風な考え方ですが、大人だからこそ様々な物事にチャレンジし、背中で語るような行いで、子供たちの手本でありたいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 18:11 | コメントをどうぞ

「スポーツは大抵、軽い気持ちで始める」

「スポーツは大抵、軽い気持ちで始める」

どのスポーツを始めるにしても動機というものは、子供大人関わらず、大したものではないはずです。
「少し面白そうだから・・・」
くらいなものです。…
子供であれば、気乗りはしないものの
「どうしても両親が薦めるから一度くらいは・・・」
という場合も多々あるものです。

もちろん、中学校へ進学した際も、部活への入部動機は小学生時代の経験者とは別に、未経験者は「友人と一緒に」や「ちょっと興味があるから」程度です。
これは当然の心理です。
そこから継続していくに従って、人間関係やスポーツ自体の楽しみを知っていくものです。
この比較的「軽い気持ち」で始められる環境というものが、中学部活動の良さの一つです。

「軽い気持ち」という表現に誤解を招いてしまうことが危惧されますが、決して熱意が無くて良い等の意味合いではないことをご理解頂ければ幸いです。
ただ、そのスポーツをやったことも無いのに関わらず、熱意を持って取り組まなければならないということも現実的ではないと思います。
徐々に環境に慣れ、技術や意欲を育んでものなはずです。

どうしても競技志向になり過ぎると根本を忘れがちになり、上昇思考は大切なもののバランスが悪くなり、間口が狭くなってしまう傾向もあります。
様々な経験を積み重ねて欲しい中学時代だからこそ、硬式テニスを経験出来る環境を増やしていきたいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:19 | コメントをどうぞ

「錦織ブームをテニスブームに」

「錦織ブームをテニスブームに」

受け売りではありますが、日本テニス界では「錦織ブーム」を如何に「テニスブーム」に転換できるかが課題とされています。
間違いなく、今はテニス業界全体で錦織選手の活躍の恩恵を受けています。
そしてそれは今後一過性のブームとして終わってしまうのか、それらをキッカケにして飛躍を遂げることが出来るか、大きな分岐点と言えます。

硬式テニスが、中学生の中でメジャースポーツの一つになる為には、中学校における硬式テニス部の位置づけの向上が欠かすことのできない要素です。
数十年後のテニス業界は間違いなく今の10代のテニスプレーヤーに委ねられることは間違いありません。

多くの子供たちが継続して「やってみたい」と思うスポーツは「根強い人気のあるスポーツ」となる傾向があります。
「やってみたい」と思った時に入ることが出来る部活があることは、本当に素敵なことです。
まだまだ中学校において不足する硬式テニス部ですが、この機会を生かして、子供たちにとってもっと身近なスポーツに転換させたいですね。

「錦織ブーム」が「テニスブーム」になり、「ブーム」で終わることなく「継続性のある人気」となることが理想です。
まずは、もっと「テニスブーム」に繋げていきたいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 17:07 | コメントをどうぞ

「五感を刺激して第六感を育てよう」

「五感を刺激して第六感を育てよう」

世間で言われる五感というものは、視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚です。
現在では20以上の感覚によって司られていると説明する文献もありますが、ここではあえて五感を基準に第六感を考えましょう。
第六感とは意識の世界であり、五感よりも潜在的なもので直感や察知する能力とも言われ、最近では更に潜在的な無意識の領域を第七感ということもあります。

さて、難しい話は置いておいて、テニスでは感覚というものを非常に重要視することも多いです。
ボールのタッチ、ゲームの流れ、体調との相談等、理屈だけでは言い表せないような感覚というものが存在します。
勿論、突き詰めて研究し続ければ結果として根拠を当てはめることも出来るかもしれませんが、状況に応じて感覚に委ねられることも多いはずです。
第六感というものは、五感に様々な刺激を与えた経験による感覚とも言えます。

部活動に没頭すればするほど、他のことに無頓着になる傾向もありますが、成長期だからこそ五感に様々な刺激を与えることも必要です。
・ウェアであれば、カラフルにすることによって気持ちを盛り上げる。
・アロマによって効果的な休息を設ける。
・音楽を聞いてリズム感を高める。
等々。
ぜひ、広い視野を持って五感に様々な刺激を与えてみてはいかがでしょうか?
テニスに対する取り組み方も変化していくかもしれません。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:17 | コメントをどうぞ

「軟式テニスとの共存」

「軟式テニスとの共存」

硬式テニスの普及を口にすると必ずといってよいほど、軟式テニスが取り上げられます。
確かに、テニスという名を同様に持ち、同じテニスコートで行われるスポーツですから、無関係というわけにはいきませんが、対抗意識を持つ必要はないはずです。
学校教育現場において、グランドやコートに恵まれていることはわずかで、同じグラウンドで多岐に渡るスポーツを共存しているのが通例です。
仮に専用コートが存在するのであれば、硬式と軟式の2種目で協力して使用すれば良いだけのことです。
部活動が学校教育の延長戦であるならば、譲り合いや協調性を重んじるべきとも言えます。
軟式も日本発祥のスポーツであり、若手の育成や普及に情熱を傾けている方も多数存在し、そのような方々ほど、決して硬式に対抗意識を持つわけでも無く、共存を望んでらっしゃいます。

軟式テニス普及に尽力されている方も、
「確かに、中学校に両種目を自由に選択出来るような環境になれば、人数的に偏りが出てしまう懸念はありますが、それはそれぞれが平等に普及努力を重ねる必要があるだけのことです。」
というご意見もあります。

どのスポーツにおいても、そのスポーツに愛着があればあるほどプライドがあるものです。
ただプライドというものは、そのスポーツの「楽しさ」「充実さ」「自信」等の誇りであり、決して他と比べる為のものではないはずです。
硬式と軟式は、良い意味で姉妹スポーツであり、一方では他スポーツという割り切りも必要だと考えます。

大人が「子供の手本」であるならば、硬式を普及するにあたって、決して軟式を対抗スポーツとして挙げることはあってはならないのではないでしょうか?
理想論で机上の空論とのご意見もあるかもしれませんが、現状様々な目標に向かって努力し続けている子供たちも多数存在することも現実です。
普及をするにあたっての配慮は、欠かすことのできない重要事項と考えます。
また、こうして書くことが配慮に欠けると思われてしまっていたらお詫び致します。
ご理解頂けたら幸いです。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 13:48 | コメントをどうぞ

「気持ちを盛り上げることも技術のひとつ」

「気持ちを盛り上げることも技術のひとつ」

「モチベーションビデオ・ビュー」という言葉をご存じですか?
簡単に言えば、試合前や練習前に気持ちを高める為に観るビデオのことです。

誰にでも心当たりのあることとは思いますが、試合だけでなく練習においても、気持ちの充実度によってパフォーマンスは大きく左右されます。
年間通してみて、気持ちの起伏の無い方なんていないはずです。
そんな時に、気持ちをコントロールする手法を持っているかどうかはとても大切なことです。
苦しい練習等を乗り越える時に、環境や仲間、家族等によって支えられることは間違い無いですが、自分自身でも感情を具体的にコントロール技術を持ち合わせることは、テニスというスポーツだけではなく様々な状況で役に立つことがあるはずです。

この「モチベーションビデオ」というのは、絶大な効果があり、海外では日常的に利用され、デビス杯でも試合前に専用に編集されたビデオを観てから戦いに挑んでいるとのことです。
無料の動画サイト等で「tennis superplay」と検索すると軽快な音楽と共にスーパープレイを凝縮して編集された動画を観ることができます。
ぜひ、モチベーションが下がりぎみの時には、前日やプレー前に試してみて下さい!!

あくまで一つの方法で、他にも、
「好きな音楽を聴く」
「気持ちの盛り上がるDVDを観る」
細かいことであれば、「心に残る言葉を復唱する」
等々、様々な方法があるはずです。
自分なりの「気持ちの盛り上げ方」を探し出しましょう!

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:07 | コメントをどうぞ

「環境に打ち克つ力!」

「環境に打ち克つ力!」

プロの世界ではオフシーズンと言われる季節ではありますが、年も明ければすぐにシーズンインです。
部活動では限られた貴重な3年間なだけにオフシーズンというのはあまり無いことでしょう。
時期応じたトレーニングや練習は、レベルアップに不可欠な要素です。
雪に囲まれて思うようにオンコートで練習出来ない地域でも、様々な工夫をして練習を継続していきます。
環境が整ってるにこしたことはありませんが、今置かれている環境下で如何に工夫出来るかということを考えて実行したり、環境を整える努力をすることは、テニス技術以上に大切なことと言えます。

理想論ではありますが、
「環境を整えることの大切さ」
を知り、
「環境を整える技術」
を育み、
「環境を言い訳にしない」
ことを身に付けられたとしたら、素晴らしい人間力と言えます。

勿論、周囲の先生や保護者のサポートは大変なだけに頭が下がるばかりですが、ぜひ頑張って頂きたいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 10:15 | コメントをどうぞ

「余裕あるプレーは大人が手本♪」

「余裕あるプレーは大人が手本♪」

スポーツというものはゲームであり、勝敗を決することが多いですが、一方で、自然と触れ合って楽しんだり、勝敗とは異なる楽しみ方があります。
テニスもテクニックや試合の結果だけではなく、人との関わり合いや、単純に青空の下で汗を流すという楽しみ方で充実させることができます。
勿論、テニスコートという非日常の舞台でボールを追い掛け、打ち返すという動作も同様です。…
ロケーションを目を向けたり、ある意味で旅行先でサンセットやサンライズを楽しむような気持ちの余裕を持つことはとても大切なことです。

どの部活動においても、どうしても勝敗に目を向けがちになってしまうことは、目標を設定し努力を重ねて達成するという成功体験を得る流れとして必要ですが、固執し過ぎないバランスも重要です。

サーファーが様々な海に入ってみたいと思うように、テニスも日本・世界中のコートでプレーしてみたいと思うような「テニスの楽しみ方」も発信させたいと思う今日この頃です。
子どもの手本である大人が、努力をする大切さを体現しつつも、余裕のある行動を示すことは、テニス教育で必須条件です。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 09:49 | コメントをどうぞ

「広い視野と選択・判断する能力」

「広い視野と選択・判断する能力」

物事は得てして表裏一体な事が多いです。
例えば
好奇心旺盛←→飽きっぽい
夢中になる←→固い・柔軟性に欠ける

テニスの練習においても苦手なショットを練習し続けるか、得意なショットを伸ばすように取り組むかを選択に迫られたり、試合中でも、得意なプレースタイルを貫くか、相手のプレースタイルに応じて戦略を臨機応変に対応するかは悩ましいポイントです。
どれを選択しても正解不正解があるわけではなく、ある意味ではどれも正解であり、最終的にはバランスが求められます。
さらにプロであれば、結果が全てで勝てば正解、負ければ不正解となることもあります。

ただこれらの表裏を考え、選択に悩み決断を下すことこそが大切なことです。
社会に出れば正解不正解の無い選択を迫られることもあります。
スポーツには物事を対極的かつ広角的に見る能力を養う効果があります。
ぜひ学生時代に物事を見渡せる能力と選択・判断する能力を育てて欲しいですね。

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カテゴリー: ミニコラム | 投稿者juniortennis 18:44 | コメントをどうぞ