月曜日、快晴。
二位グループの対戦相手は長野県だと知った時、いやな相手だと頭によぎった。到着した夜、風呂場で挨拶をかわした人が長野県60歳代の選手だった。そこで予選リーグ会場で、近くでやっていた長野県の試合を見ていたからだ。ぼくたち70は22から42と勝利したが女子が14で敗れ、勝敗を決める男子60は本来の力を出しつつあったものの13と苦戦、しかしそこから23と追い上げ、33になるチャンス一二度あったが惜しくも14で敗れ去り、二位グループでの活躍は、のぞみをたたれたのだった。
昼食をとりながら熊本県チームを応援して宿に戻り、男女4人でタクシーをチャータして市内観光を楽しんだ。まず桂浜に直行した。ここにはうんじゅう年前、新婚旅行で来ていた。台風一過の海岸線は澄みわたり深呼吸したくなる海が目の前に広がっていた。あの当時、坂本龍馬銅像の前で記念撮影したのだが、写真とイメージがぜんぜん違うように思えた。
それから高知市内の大パノラマを眺望できる高台に案内してもらい、胸のすくような眺めを堪能する。そして「はりまや橋」近くでタクシーを降りて市内を散策、街中の観光用の朱塗りのはりまや橋にたどり着くと、そこにはねんりん選手らしき人たちが群がっていた。しばらくたむろして、近くの珈琲の店で一息入れてから宿へタクシーを走らせた。