朝6時に家をでる。県道はそれなりの混雑していたが、2時間あまりで到着する。車の中で30分ほど仮眠して9時になってコート周りを散策、オーダプレートの前に出て名前を探すと、ぼくのところだけST11時と書いたカードが差し込んでいる。近くにあるボール受け渡し所で尋ねると十四番コートはクラブハウスの陰で遅れると言う。
早く出てきたのにガックリもいいところ、そしてダブルスはNB12時と変更はしていないから、心配りがなってない。
昨日から頭にくることばかりだ。17番コートでの対戦者はH氏、5年前ようやくエントリーができて一回戦で戦ったのが彼だった。その時はファーストを落としてあやうくファイナルで勝たせてもらった。
53でリードしてすんなりファーストは行くかと楽観していると、そこから55と追いつかれた。
よくなったと思っていたサービスが全く機能せずダブルフォールトを連発、どうして打っていいのか分からなくなっていた。1番ゆるく張ったラケットを取り出して66のタイブレークをもぎ取り、なんとかファーストを取った。
セカンド、いつも使っている強目のラケットに戻してみたが03リードを許した。これはあぶないと縦にシープを張ったハイブリッドのラケットに替えてみたら、なんとか勝負になって75でかろうじて勝つことができた。試合時間2時間半弱でした。一杯一杯でひろうこんぱいに近かったがダブルスが待っていた。
一時間の休憩で11番コートに入る。相手は因縁のK、Fペアで、ぼくとK氏とのシングルスと同じように完敗をきっした。16 06。パートナーに申しわけなかったが、全力を尽くしての結果だった。
ベンチで帰り支度していると、コートサイトにいたおばちゃんが「両手うちかっこよかったですよ」と言うのが聴こえた。ぼくは驚いてその女性をば凝視して「かっこいいと言ってくれたのは、貴方が初めてです」と言うと、周りの笑いを誘った。若いとお世辞を言ってくれたので、まだ48ですかからと言うと、みんながニヤついた。まだ我々は48 47ですからとK氏も話しの中に加わった。
ダブルスは負けたけど、左右両手打ちはダサイ、かっこ悪いと思っていたが、今日初めてかっこいいと言ってくれる人に出くわしてうれしかった。胸のつかえがおりた気がした。