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びっくりポンの忘年会

月曜日晴れ 晴れ

朝から暖かな日差し部屋に差し込んでいる。ぼくはパソコンに向かって昨深夜に及んだテニス仲間の忘年会を振り返っていた。昨年は何とか断り切れたが、今年は彼女の熱心な誘いについに負けていた。孤独人ごみは好きでないし、お酒は飲めないと来ているから、お酌もできないし、話題をつくるのも苦労しなければならない。

締めの挨拶をお願いと後日。では欠席ですと言うと彼女はわてて踵を返した。あきらめて他を探していたらしいが、苦労している彼女を見ているとかわいそうになっていた。隣町からレクサスで遠路を往復、すぐ近くにでもいるように笑顔で通い続けている。そのうちリタイアするかと思いきや、誰よりも熱心で早くから遅くまでクラブハウスに陣取って人脈を築いていたらしい。

テニスの腕はいまいちだったが、すきあらばラケット一本と手提げを携えめぼしいコートに笑顔でお願いするとノーと言う人はぼくくらいで、ほとんど仲間入りして楽しんでいた。気がつくといつのまにかメキメキと上手になって行く、練習の虫の成果が窺えほほえましく見守っている自分になっていた。

アイパットと最新の腕用の機器を装着、最先端の装備を身に着け人脈金脈?もあるというから人をまとめるのは最適任と思えたし、気がつけば幹事長として忘年会を取り仕切っていて、そして準備万端で当日を迎えていた。

sosyuubiruというから昔はキャバレーだったに違いない5階のワンフロアーを、6時開演から夜中の1時まで借り切っていたのには流石にびっくりした。幹事の手腕みせどころ、会費も安く料理もそこそこ、誕生会等の仕掛けも随所にあっありで飽きずに会場は盛り上がっていた。テニスコートの覆面おばちゃんから変身してドレスアップした姿に誰が誰やら戸惑い驚きながら愉快な気持ちになっていた。にこやかな笑顔の真顔にようやく接することができ、どこもかしこも会話は弾んでいた。

仲間の練習の成果のバンドにフラダンス、飽きることなく時間は過ぎて行き気がつくとシンデレラの時間は近づいていた。一人二人と姿は消えて行ったが、午前様になってもたくさんの人盛りは続いていた。

https://www.youtube.com/watch?v=-mVBSOFaJpk







 


カテゴリー: 日記 | 投稿者ていちゃん 19:45 | コメントは受け付けていません。