月曜日
この季節三寒四温とはいわないが、そんな日々が続いている。今日は新しいコーチ(fujita)のレッスンを受ける。レッスン生3名、シャツを2枚着替えて90分のレッスンを終えると疲れがどっと出ていた。
クラブハウスの外のベンチに座りこみ、帰ろうかどうしょうかと3番コートの男女対決の好ゲームをゆったりと観戦していた。風もまく暖かい日ざしがぼくを温めてくれていたし、トレーニングの疲労なのか、体を動かしたくなかった。
wowowでテニス国際大会「Coca-Cola INTERNATIONAL PREMIER TENNIS LEAGUE(コカ・コーラ インターナショナル・プレミア・テニス・リーグ)」(通称IPTL)が放映されている。
その中にファブリス・サントロ選手を見出して、その試合を目を皿のようにして見入っていた。彼も左右両手打ちでだが、テレビではほとんど見ることが出来なかった。どこまで勝ち上がる実力がないのだと、そのトリッキーな両手打ちに少しがっかりしたことは事実だった。
2010年全豪オープン1回戦でマリン・チリッチに敗れた試合を最後に現役を引退したのだが、引退したときの評価が高くて、そのキャリアを知らないぼくは首をかしげていた。
今回の大会で彼のシングルスを3回ほどみて、さもありなんと納得することができた。まさかのフォアの両手打ちが徹底してのスライスで勝負、バックの両手打ちがドライブボールなのだ。
”強打を武器とせず、トリッキーな配球で相手を翻弄するプレイスタイルから『フレンチマジシャン(フランスの魔術師)』の異名を持つ。”というのだ。