火曜日
昼前コートへ出かけて籠ボールで練習する。一息入れているときに一度冷やかしに来てくれた仲間のことが浮かんで携帯をしてみた。テニス仲間は悪くてブルーシートくらいで収まっていると勝手に解釈していたら、かえってきた言葉に驚いた。立て直さなければいけないほどやられていて、二人で倒壊を心配しながら整理しているというのだ。
仲間の別邸を借用することが出来て、神様仏様のように思えたと声には安堵があった。地獄に仏とはこのことだと思えたのだろう。
ぼくは丁重に携帯を切った。管理人以外誰もいない静まり返っているコート。倒れたブロック塀を業者らしき人が数人立ち代り下見しているようす。
しばらくするとオーナーが家族とともに顔を見せた。どうやら繁華街のお店の建物が地震にやられて、建物は配管がいかれて上下水道が使えず、ガタガタになり弱り切っているようすであった。
ぼくはそうそうにコートを後にした。
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