女子の全日本テニス選手権 かくも厳しい結果とは

土曜日晴れ

午前中、建物の補修、塗り残したところに撥水剤を塗布。20年もたてばコンクリートも劣化が始まっている。打ちっぱなしの打ち方が悪ければ、何おかいわんやだ。その辺を建設中に目を光らせておかなければならなかったと思う。

11時からの女子日本選手権テニスを見るためテレビの前に座る。

3シードの大前 綾希子vs12シードの今西 美晴の決勝戦は同じ所属の仲間だという。やりにくいだろうと思った。
今西は3年前決勝に進み敗れたという、確かみているはずだけど思えていない。インタビューでは今度こそ優勝して恩返しをしたいと、おとなしそうな顔で話した。

恩返しが出来るかなという内容に見えたファーストの出ざし。きゃしゃな体に見えたが、ショットは正確でミスがなくて今西が41とリードしてファーストは今西と思えしが、42と大前がキープすると、思い切りの良い大前のショットが決まりだした。フルスイングでの狙い定めた攻撃に、正確を旨としている今西のショットも押されて微妙にあるいは大きくアウトするシーンが目立ち始めて大前は44と追いつくとブレークキープして64とファーストをものにした。
表情を崩さず淡々ともくもくとプレーしていた今西の表情にかげりを感じていた。

二人は幼児のころからライバルだったらしく、お互いの手の内は分かりすぎるほどわかっての戦いだったと推察した。
トイレブレークを取った今西のセカンドはまたも40とリードしたのだ、ファイナルは間違いあるまいと見ていると、長いながいジュースをキープされて41にされると、大前の猛攻が始まった。ジュースを続けることで自分のテニスを思い出したように。今西の正確なショットは返すのが精一杯のシーンが多くなり、流れはファーストと同じようになってしまったのだった。44からまたも大前はブレークキープして初めての全日本挑戦でタイトルを掌中にしていた。64 64。
涙ぐむ大西、そして座り込んで涙をこらえようとする大前、悲喜こもごも、何とも言えない空気が流れていた。

二人は対照的なテニススタイルだが、豪快な大前の方が世界に通用しそう。全日本を制覇して世界に羽ばたいた土居美咲や奈良くるみの後を追う選手に、久方ぶりになりそうな気がしている。

「土曜日3時から熊本城で無料の復興ライブがあります。一流の日本で超かっこいいアーテイストばかりです」
娘から携帯にメールが入っていた。あーちゃんに見せると、行く気になっていたがぼくは黙っていた。昼過ぎから準備をしているらしかった。全日本女子のテニスが終わってから、ぼくも準備していくよと言うと驚いた顔をしていた。
3時過ぎ会場に近づくと舞台ははるかかなたに、人々が押し寄せていた。若い男女がメインで歌が始まると手拍子をしたり、手を上げて答えたりして、そんなライブ会場のマナーを心得ているように見えた。そこで日頃のストレスを発散しているんだなとかってに思ったりしていた。

見えない舞台を1時間ほど我慢して突っ立って聞いていたが、もうそれが限度だった。熊本城広場を後にしていると、たくさんの人たちがまだ会場を目指していた。

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カテゴリー: 日記 | 投稿者ていちゃん 21:56 | コメントをどうぞ

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