月曜日
台風九州直撃の天気図、夕方少し風が強くなっていたが明日やってくるようだ。朝焼けを見る。
朝から深夜に行われていた全英女子オープンを早送りをしながら、渋野日向子のプレーだけを追っていた。三日目まで14アンダーでトップにいた。初めて名前を聞く選手だが、えらく騒いでいる、全英でのメジャー大会で優勝するとかなんとか言うので、録画したのだ。
近ごろ、ほとんどゴルフのテレビは見ていない。松山は駄目だし、松山を追って米国へ行った選手も誰か1勝はしたけれどパッとしない。日本女子も5~6名ほど海外に挑戦しているが、いつも韓国勢が上位に名前を連ね、ドングルの背比べみたいに下の方に名前を連ねている。若手の畑岡奈紗に期待していたけれど、近頃彼女らに埋没しているのか上位にほとんど顔を見ることが少なくなった。
今回も日本人らしく最終日に崩れるだろうと思いながらも、もしかしたらという判官びいきな気持が強かった。3番ホールで悪くてもボギーで良かったところをダボにして首位から陥落した時はこれまでかと感じた。普通の選手なら、そうなるケースを何度も見てきた。しかし彼女は違っていた。彼女が14アンダーに戻したときは、首位を譲った前の組のリゼット(米)は16アンダーと先行していた。けれんみのない、思い切りの良いショットで猛追して17アンダーで並んだとき、リゼットは最終ホールでイージなバーデイパットを打とうとしていた。これが入れば優勝は一歩も二歩も近づくパット、慎重にも慎重に自信を持って打ったパットは、わずかに外れたリゼットの表情が何ともいえない。
後続の渋野もツーオンさせてグリーンに立った渋野日向子、リゼットに比べればかなり長いパットが残っていた。うんも実力の打ち、強気に放ったパット、ボールは一直線にホールへ、そして真正面からホールに消えて行った。パターはそのまま高く振り上げられて、彼女の笑顔が爆発した。若干はたち、メジャー初挑戦で優勝を飾ったのだから、日本にとってもゴルフ界にとっても大変なことをしでかした一瞬の出来事だった。
見終ってから小5の孫娘を連れてコートへ。60分間テニスのまねごとをする。