日曜日
新幹線で昼前へ鹿児島へ。弁護士に会いに行くのといとこに10余年ぶり会うため。
近くの駅から熊本駅まで20分乗り換え時間25分、新幹線さくらで約一時間弱だった。迎えに来ていた弁護士とタクシーで1000円ちょっとのところの雑居ビルにらしき建物の中に案内された。
弁護士は合計3名で待機していた。
去年の11月下旬、こうこうこういうことが起きていいるから、鹿児島の警察へ電話してくれと、元の会社の人に頼まれたが断って帰ってもらうと、あーちゃんが不審者から電話がかかっていると、知らない間に電話番号を控えて、近くの交番へ行っていた。警察官がそこへ電話すると何と鹿児島の警察署だった。
電話せざるを得なくなって電話すると、その件で出向くから会ってくれという。何か会わざるを得ないような気がして翌日、近くの喫茶店であった。それは20余年前の出来事が現在も続いていて、調査でばれたようだ。ぼくはすべてを忘れました、思い出せませんで通せばよかったのに、遠方から来ているので、なにかお土産を持たせないと、そういえば彼は手土産を持ってきていたような気がする。
適当に当たり障りなく言った気がする。もう何を喋ったか記憶はない。世間話も多くなる、来年4月で定年というので、まだ継続して働けるのでしょうと、もういいです、この仕事は大変ですという。もうやめるときっぱり。刑事の仕事は大変なのだ。最後に調書を作るのでというので、雑談みたいに思えたので、えーっと思ったが、家で待っていた。持ってきた調書をぼくに確認させ、良かったらサインをといった気がする。刑事を見送ったとたんほっとしていた。調書の内容、大体をメモっておけばよかったと、今頃思っている。
10日ほど前、デイズ運転中に電話がなった。そのままで通話ができるのだ。女性の声だった。一年前の事件がまだ解決しておらず、告訴されている奥さんからだった。弁護士の話を聞いてもらえないでしょうかと涙声で訴えていた。
同じ会社で働いていた人の奥さんで面識はあった。断る事由はあったけど断れなかった。
電話で話し合うと向こうには弁護士が3人いたのに驚いた。お会いしてお話したいという、出向いてくるという。でもよく考えると、ぼくにはそんな場所用意できそうにないことが分かった。刑事の時は一人で喫茶店で済んだが、3人となれば目立ちすぎる気がした。
いとこにも久しぶり会いたいので、こちらから出向くからと、話し合った。ぼくは行く直前、刑事に調書を取られていることを思い出していた。調書の内容は頭から抜けている。うかつにしゃべって、検事の調書と異なれば問題になりそうで躊躇していた。弁護士の期待には応えることは出来ずに終わっていたと思う。
彼も会社のために一生懸命に頑張っていたのだから、和解して1年以上拘束されている彼を、奥さんのところに返してほしいと願う。
鹿児島中央駅でいとこと待ち合わせて、近くの和の店で黒豚の夕食をとる。彼は農業が専門で今は、クリスマス正月用のリースを作っているという。小鉢に花などを植え付け、それを円形に取りつけるという。生きた枯れることのないリース。屋敷にテントなど張って近所のおばちゃんたちに教えたりして、市場にも出したり、結構充実した日々を過ごしているチョットうらやましかった。