月曜日 曇り
夜中の2時まで眠らずにマイアミオープン決勝戦の始まりを待っていた。錦織圭の念願のかかったマスターズ(1000)の大会なのだ。ライブでないと意味がないと思った。
1万5千人を収容するという会場は最上階まで溢れる中、試合は開始された。
ファーストの1ゲーム目ジョコビッチのサービス。を全米でジョコをやっつけたように、軽いフットワークでかっこよくブレークした。今日こそ何かが起こりそうだと期待が高まっていると2ゲーム目圭のサービスはたやすくブレークされた。
それからは終始ジョコビッチが主導権を握っているように見えた。圭も得意のショットを放つが、良ければよいほどジョコの反応は良くなり、より厳しいボールが帰ってくる。ファースト36。セカンドも36でセットか取れそうな雰囲気ではなかった。
「生き馬の目を抜く」ジョコのテニスの観察しながら浮かんできたことわざ、ここという時はエンジンを全開して、通常はニュートラでの運転で、離れず付かずチャンスを窺っている。攻撃を受けてもコート狭しと駆け抜け、どんなに厳しいと思えるボールでも、そこから攻撃的なボールが帰ってくる。ナンバーワンを守り続けている秘訣の一つには違いない。
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