月曜日 曇り小雨
肩の手術後初めて一年ぶりの熊壮会へ行く。空模様が怪しいので電話がかかってくるだろうと、待っていたが来ないので、準備を始める。
今まで何回か参加を考えていたが、体調に自信がなかったり、仲間から無理しない方がいいよとか、たしなめたりされていて、出場はほぼ一年ぶりとなっていた。昨年の6月15日に入院して翌日の午前中に手術した。それからひと月入院生活。片腕が使えなことが、どれだけ不自由なことなのか、体験しなければわからないことだった。
体重が3-4キロ減り腕などに皺が目につき老いのせいなのかなどと思って寂しくなっていた。身動きできない肩の痛みに、これで本当に治るのだろうかと不安の日々だった。
退院してからは近くの整形外科でリハビリをお願いして、半年過ぎるころには、ほぼ完治したとか思っていたのが、良くなかった。ほぼ一年たってみて、テニスがようやく出来る状態になるのだと、今それを実感している。早とちりをしていたのだと、つくずく思う。
足もよたよたしていて、まともに走れないテニスをずやっていて、膝を痛めて大変な目にあっている。
曇り空から小雨が降り出していた。主催者は小雨を覚悟で決行を決断したと思っていたが、小雨の中試合を開始すると、2試合目が始まったころから、やりたくないという人が現れ始めたようだ。主催者はそのグループで決めてくれらしい。
雨脚は少しだけ強くなっていたが、ぼくはまだ続けても問題ないと思っていた。
名古屋でのベテラン日本選手権を思い出す。土砂降り状態で降り出したのに、試合は続行されていた。近くにいたローピングアンパイヤに質問した。試合中止になる条件は何ですか。いわく、コートに水が溜まって出来なくなるまで、みたいなことを言った。
ゴルフでも同じようだ。グリーンに水が溜まる。フェアウエイに水が溜まる。その時は水のないところにボールをドロップしていたと思う。
ぼくたちはもうひと試合することにした。雨でボールが見にくくなることもなかったし、雨を気にする状況でのテニスではなかった。試合は接戦で最後まで行き、ぼくたちが接戦を制していた。2試合だけだったけど、楽しかった。