昨晩のパリ マスターズでの準決勝。
フェデラー vs ジョコビッチ戦、いい試合でしたね~
第1セットのフェデラー、久しぶりに、圧倒的に強かった頃のオーラを感じました
サーブがいいところに決まるし、その後のラリーも、常にベースラインより1歩踏みこんだような位置から、ものすごく早いタイミングで打ってくる。
ポジションが常に前で、リズムよく、またしっかりと体重が乗ったショットは、ボールに切れがあり、さすがのジョコビッチも返すのがやっとという感じでしたね。そして、いいタイミングでのネットプレイ
第1セットのフェデラーは、まさに完璧だったのではないでしょうか
しかし、第2セットの途中から、様相が変わってきたのは、やはり、フェデラーが、第1セットのようなパーフォーマンスを保ち続けるのが、難しかったことが原因かと・・・
フェデラーのサーブがセンターに決まらなくなってきて、ジョコビッチが、ワイドのサーブにしっかりタイミングが合うようになってきた、そして、フェデラーのミスショットが増えてきた、この2点が、ジョコビッチに流れが移ってしまった原因でしょう。
最終的には、ジョコビッチのリターン力の見事さ、チャンスは逃さない勝負強さが光りました
フェデラーは負けてはしまいましたが、素晴らしいテニスだったと思います
久しぶりに、強いフェデラー、信じられないような華麗なプレイを見せてくれたと思います。第1セットだけを取り上げると、フェデラーの動きは以前よりもさらに切れがよくなっていて、タイミングの早さは、以前より増していると思いました。
しかし、昨晩の第1セットのようなパフォーマンスを、5セットマッチのグランドスラムで、継続するのは、さすがに難しい。年齢に伴う体の変化と、進化してくフェデラーのテニス、どのように折り合いをつけていくのか?
フェデラー自身が、まだ、課題は多いと感じていると思いますが、今後のフェデラーに明るい兆しを見た気がしました
なにゃさんの言うとおり、今のフェデラーに足りないのは持続力です。彼の持ち味を消さずにエラーをケアできるかが今後の課題でしょう。
一試合中の持続力も必要ですが、大会中は勝ち上がれば、当然試合数が多い、また、シーズン通しての試合数の多さ(テニスプレイヤーはほんと過酷ですよね。大会数が多い^^;)を考えると、やはりいかに省エネで最大のパフォーマンスを出すか、これはどの選手にもいえることですが、とても大きな課題ですよね~
フェデラーは今までは、最高の省エネテニスをしてきたわけですが、周囲の選手のレベルもあがり、省エネテニスでは、勝てなくなったということなのでしょうか・・・