月別アーカイブ: 2017年8月

USオープン 男子ダブルス

USオープンの男子ダブルスのドローが発表されました(こちらです)。個人的に注目しているペアについて書きたいと思います。

P.カレーニョ ブスタ/ F.ベルダスコ

もうほとんどの人が忘れていると思いますが、カレーニョ ブスタは昨年のダブルス準優勝者です。昨年は同じくシングルスプレーヤーのガルシア ロペスと組んでいましたが、正直勢いだけで決勝まで来た感があり、決勝では実力のあるマレー/ソアレスにほとんど完敗に近い敗退でした。今年のパートナーのベルダスコはツアーファイナルズを優勝したこともある実力者ですから、戦術面でもダブルスのスペシャリストに対抗できるのではないかと思います。1回戦を突破すると早くも2回戦でマレー/ソアレスと対戦することになります。

T.ファビアーノ/杉田祐一

杉田祐一は身長175cmですが、ファビアーノはそれよりさらに小柄な173cmの選手です。共にダブルスはあまりプレーしない選手で、ファビアーノのダブルス最高ランキングは208位、杉田は363位です。1回戦はジアネッシー/マイヤーというこちらもシングルスが中心の選手で、実力的には五分五分ではないでしょうか。小柄コンビの活躍に期待したいです。

I.ドディグ/M.グラノイェルス

第6シードのペアです。ウィンブルドン以来組んでいなかった二人ですが、ここで再び結成しました。気になるのはグラノイェルスのコンディションです。怪我なのかわからないのですが、今月初頭のフランスのチャレンジャー以降試合に出ていません。二人ともストローカーで、ダブルスとしては運動量の多いプレーをするので、身体のコンディションの影響は大きい気がします。ドディグはグラノイェルスが試合に出ていない間にパビッチやボパンナとのペアで大分試合数をこなしているので、特に一週目はドディグの活躍が鍵となりそうです。

D.マレーロ/B.ペール

マレーロはまた固定のペアがいない状態に戻ってしまいました。今回組むペールは仲が良いのか以前も組んでいたことがあります。正直ペールは割とベースラインから下がってプレーしたいタイプの選手ですし、リターンの精度がそれほど高い印象がないので、あまりダブルス向きではない気がします。1回戦でダルシス/セラというシングルスプレーヤーペアと当たりますが、どうなるでしょうか。

R.ハーセ/M.ミデルクーフ

Middelkoopは以前は「ミデルコフ」と表記していましたが、改めて聞くとミデルクーフの方が近そうな気がするので、この表記でいきたいと思います。これまでミデルクーフはコーレフと組んでいましたが、解散したようで、今大会は別々の選手とエントリーしています。パートナーのハーセは基本的にはシングルスプレーヤーですが、2013年の全豪オープンダブルスで準優勝という実績があります。どちらもオランダの選手らしい長身でパワーのある選手です。1回戦からエルベール/マウというタフなドローですが、どうなるでしょうか。

 

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 03:46 | コメントをどうぞ

楽天ジャパンオープン2017 出場選手

Mens Tennis Forumというサイトに今年の楽天オープンの出場選手リストが掲載されています。まだ公式サイトにもアップされていないのに、情報通な方がいるものです。こちらがそのリンクです。

ATPの大会の仕組みを詳しくは知らないのですが、この情報によるとエントリーの締切は8月21日だったようですね。9月25日付けのランキングでシード選手が決まるようです。

個人的にエントリーした選手で嬉しかったのはチリッチ、シモン、ロペスの3選手。ここ数年出場し続けてくれていますし、人気もある選手です。正直、選手のラインナップとしてはやや同週開催の北京オープンに見劣りする感があるので、こういった常連の人気選手の出場は有難い限りです。

まさかの欠場はディフェンディング・チャンピオンのキリオスで、なんと北京に行ってしまいました。日本好きはリップサービスだったみたいです涙 。昨年準優勝のゴフィンは義理堅く(?)今年も出てくれます。

意外なエントリーはトミックです。今年は「テニスに飽きた」発言が物議をかもしましたが、ウインブルドン以降は試合に出ておらず、現在のランキングは146位です。私は知らなかったのですが、Mens Tennis Forumのコメントによると、年末ランキング30位内の選手には、翌年のATP500レベルの大会の出場権が無条件で与えられる仕組みがあるそうです。したがって146位ですが本戦ダイレクトインが出来るそうです。来てくれるのは嬉しいですが、モチベーションの下がっている選手がわざわざアジアツアーを回るのだろうかちょっと疑問です。直前で欠場とかなければいいですが…。

日本人は錦織がいないのは残念ですが、杉田がダイレクトインを決めました。例年錦織以外はみんなワイルドカードだったので、これはとてもうれしいですね。恐らく今季一番杉田が注目される大会となるので、頑張って欲しいです。

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カテゴリー: ジャパンオープン | 投稿者ステイバックダブルス 05:38 | コメントをどうぞ

リターンサイドの入れ替え

マスターズ1000モントリオールでボパンナ/ドディグ組が決勝に進出しました。今シーズンはボパンナはクエバス、ドディグはグラノイェルスと、それぞれ別の選手とコンビを組んでいましたが、ボパンナ/クエバスは全仏を最後に組んでいないので、もしかしたら解散なのかもしれません。ドディ/グラノイェルスも、グラノイェルスがシングルスのランキング上げるためにチャレンジャーを回り始めたので、ウィンブルドン以降は組んでいません。

というわけで、それぞれパートナーがいなくなってしまったボパンナとドディグがコンビを結成したようです。IPTLでもダブルスを組んでいるので、そのあたりの影響もあるのかもしれません。今後どこまでこのペアを継続するのかわかりませんが、少なくとも翌週のマスターズ1000シンシナティはこのペアで出るようです。

ボパンナ/ドディグの活躍も気になるのですが、私が気になったのは準決勝でこのペアと戦ったクラーセン/ラム組です。下の二つの動画を見比べていただくとわかるのですが、二人のリターンのサイドが入れ替わっています。

【動画】2017年 マスターズ1000インディアンウェルズ決勝 クラーゼン/ラム vs クボト/メロ

【動画】2017年 マスターズ1000モントリオール準決勝 ボパンナ/ドディグ vs クラーセン/ラム

3月のインディアンウェルズではラムがデュースサイド、クラーセンがアドサイドですが、今回のモントリオールではこれが逆になっています。いつ入れ替えたのか、どういった意図で入れ替えたのかはわかりませんが、シーズン中にペアでサイドを入れ替えるというのは珍しいのではないでしょうか。

 

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カテゴリー: 動画紹介, 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 22:46 | コメントをどうぞ