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メルツァー復活

オーストリアのユルゲン・メルツァーが今週開催のスペインのチャレンジャーにエントリーしています。このところ名前を聞きませんでしたし、年齢も年齢(36歳)ですからもう引退してしまったのではないかと思っていました。調べてみると昨年のウィンブルドン以降は試合に出ておらず、肘の手術を受けていたようです。過去最高はシングルス8位、ダブルスは6位を記録したランキングも今はシングルス583位、ダブルスは448位まで下がってしまいました。

正直、ダブルス専門に移行しても良いような気がするのですが、今回のチャレンジャーは単複両方でエントリー(共にワイルドカード)しており、まだまだ単複両方で頑張るようです。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 02:23 | コメントをどうぞ

2018年 慶応チャレンジャー 3日目

慶応チャレンジャーの観戦をしてきました。IMGP1487

慶応大学のキャンパス内(キャンパスのはずれみたいなところ)でやっている大会です。写真にはコートが2面映っていますが、どちらも試合中で練習をしているわけではありません。すぐとなりのコートでも試合が行われるって、なんだか草トーナメントっぽいですが、プレーをしているのは正真正銘プロの選手たちなのが不思議な感じです。

大会3日目は単複とも1,2回戦が行われました。私が観戦したのは全てダブルスの2回戦で、全員初見の選手でした。

 

C.ルンカット/Z.ジェン 6-2 6-2 H.ペン/A.Siljestrom

コイントス

コイントス

ジェン(左)とルンカット(右)

ジェン(左)とルンカット(右)。ジェンはちょっと添田豪に似てると思うのは私だけでしょうか。

ペン(左)とSiljestrom(右)

ペン(左)とSiljestrom(右)。Siljestromは206cmの長身です。

チームのランキングとしてはペンとSiljestromのペアの方が上だった(このペアは今大会の第3シード)のですが、スコアを観てもわかる通り結構実力差があった気がします。とにかくルンカット/ジェン組のリターンが強烈で、ペン、Siljestormとも厳しい1stボレーを打たされる場面が目立ちました。

 

Sa.ラティワタナ/So.ラティワタナ 6-3 7-5 M.パーセル/A.ウィティットン

ラティワタナ兄弟。私は最後までどっちがどっちかわかりませんでした(笑)

ラティワタナ兄弟。私は最後までどっちがどっちかわかりませんでした(笑)

パーセル。線が細いと思ったら、なんとまだ19歳でした。

パーセル。線が細いと思ったら、なんとまだ19歳でした。

ウィッティントン。元全豪ダブルスベスト4の実績があります。

ウィッティントン。元全豪ダブルスベスト4の実績があります。

サンチャイとソンチャットのラティワタナ兄弟はタイの双子だそうです。ずっと二人組んでいるだけあってとてもプレーがなめらかで美しいダブルスだなと感じました。

リターンダッシュするラティワタナ兄弟

リターンダッシュするラティワタナ兄弟。今大会は準優勝しました。

ただ、この試合で印象的だったのは19歳のパーセルでした。彼のプレーは、良く言えば無邪気、悪く言えば真剣に勝ちにいっている感じがしない、という印象でした。まだ19歳である彼にとってはやはりメインはシングルスなのでしょう。今大会のシングルスは1回戦で負けてしまっていたので(同じオーストラリアのミルマンに敗退)、彼にとってはダブルスは消化試合に近かったのかもしれません。ただ、ダブルスも出来た方が将来的に潰しが効くので、できればもうちょっと頑張って欲しいと思いました。楽しそうにプレーする姿はとてもチャーミングだったので、その良さを残しながら良い選手に育って欲しいと思います。

チェンジエンドの時のパーセル、ウッティットン組。奥のコートで行われているシングルスの試合が気になっています。

チェンジエンドの時のパーセル、ウッティットン組。奥のコートで行われているシングルスの試合が気になっています。

試合終了

試合終了

 

T.カムケ/T.プッツ 7-6 7-6 M.ゴン/C.スーウェイ

コイントス。

コイントス。

プッツ(左)とカムケ(右)

プッツ(左)とカムケ(右)

ゴン(左)とスーウェイ(右)

ゴン(左)とスーウェイ(右)

実はこの両ペア、前週の京都チャレンジャーの準々決勝でも当たっています。その時はゴン/スーウェイが6-7 2-6 10-3のフルセットで勝利しています。しかし今回はカムケとプッツのドイツペアに軍配があがりました。

カムケとプッツは共にドイツの選手で、特にカムケはシングルスランキング64位までいったことのある実力者です。二人ともストロークを主体にした非常にパワフルなダブルスを展開していました。今大会はこの後決勝まで勝ち上がり、ラティワタナ兄弟を破って優勝しています。

4人の中で一番観ていて楽しかったのがスーウェイでした。この選手はWTAで活躍しているシェイ・スーウェイの弟なのだそうです。この人はとても感情表現が豊かで、自分がミスするたびに色んなリアクションでがっかりしたり、怒ったりしたりする姿が妙に愛嬌があって可笑しかったです。

お姉さんはポーカーフェースですが、弟は感情表現豊かです。

お姉さんは細いですが、弟は割とがっちりした体格です。

ただ、残念ながらプレーのクオリティーが一番低かったのもスーウェイでした。第1セットのタイブレークあたりから、リターンの返球率や1stサーブの入りが悪くなってきた気がします。カムケ/プッツ組もスーウェイが乗れていないのを感じていたらしく、第2セット5-4で迎えたゴンのサービスゲームではリターンを全てストレートアタックでスーウェイに集めていました(結果的にはゴンがキープしましたが)。それでも第2セット6-5で迎えた自分のサービスゲームをラブゲームでキープし、ここから波に乗っていくかと思われましたが、タイブレークでは再び崩れてしましました。

不発だったスーウェイのサーブ。どちらのサイドも非常に端から打つのが特徴です。

不発だったスーウェイのサーブ。どちらのサイドも非常に端から打つのが特徴です。

スコアラーのミスで一瞬5-8になるスコア。

スコアラーのミスで一瞬5-8になるスコア。

試合終了

試合終了

 

 

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カテゴリー: 観戦記 | 投稿者ステイバックダブルス 15:18 | コメントをどうぞ