USオープンの男子ダブルスのドローが発表されました(こちらです)。個人的に注目しているペアについて書きたいと思います。
P.カレーニョ ブスタ/ F.ベルダスコ
もうほとんどの人が忘れていると思いますが、カレーニョ ブスタは昨年のダブルス準優勝者です。昨年は同じくシングルスプレーヤーのガルシア ロペスと組んでいましたが、正直勢いだけで決勝まで来た感があり、決勝では実力のあるマレー/ソアレスにほとんど完敗に近い敗退でした。今年のパートナーのベルダスコはツアーファイナルズを優勝したこともある実力者ですから、戦術面でもダブルスのスペシャリストに対抗できるのではないかと思います。1回戦を突破すると早くも2回戦でマレー/ソアレスと対戦することになります。
T.ファビアーノ/杉田祐一
杉田祐一は身長175cmですが、ファビアーノはそれよりさらに小柄な173cmの選手です。共にダブルスはあまりプレーしない選手で、ファビアーノのダブルス最高ランキングは208位、杉田は363位です。1回戦はジアネッシー/マイヤーというこちらもシングルスが中心の選手で、実力的には五分五分ではないでしょうか。小柄コンビの活躍に期待したいです。
I.ドディグ/M.グラノイェルス
第6シードのペアです。ウィンブルドン以来組んでいなかった二人ですが、ここで再び結成しました。気になるのはグラノイェルスのコンディションです。怪我なのかわからないのですが、今月初頭のフランスのチャレンジャー以降試合に出ていません。二人ともストローカーで、ダブルスとしては運動量の多いプレーをするので、身体のコンディションの影響は大きい気がします。ドディグはグラノイェルスが試合に出ていない間にパビッチやボパンナとのペアで大分試合数をこなしているので、特に一週目はドディグの活躍が鍵となりそうです。
D.マレーロ/B.ペール
マレーロはまた固定のペアがいない状態に戻ってしまいました。今回組むペールは仲が良いのか以前も組んでいたことがあります。正直ペールは割とベースラインから下がってプレーしたいタイプの選手ですし、リターンの精度がそれほど高い印象がないので、あまりダブルス向きではない気がします。1回戦でダルシス/セラというシングルスプレーヤーペアと当たりますが、どうなるでしょうか。
R.ハーセ/M.ミデルクーフ
Middelkoopは以前は「ミデルコフ」と表記していましたが、改めて聞くとミデルクーフの方が近そうな気がするので、この表記でいきたいと思います。これまでミデルクーフはコーレフと組んでいましたが、解散したようで、今大会は別々の選手とエントリーしています。パートナーのハーセは基本的にはシングルスプレーヤーですが、2013年の全豪オープンダブルスで準優勝という実績があります。どちらもオランダの選手らしい長身でパワーのある選手です。1回戦からエルベール/マウというタフなドローですが、どうなるでしょうか。
↓人気のブログランキングに登録しています。よろしければクリックをお願いします。
プロテニスランキング