全仏男子ダブルス1回戦 マレーロ組勝利

マレーロ/ロブレド 7-6(3)  6-3 コンティネン/ピアース

男子ダブルス1回戦でマレーロ/ロブレドが勝ちました。正直、前哨戦では上位ランクの選手に勝てていなかったので、この結果は嬉しい驚きでした。マッチサマリーはこちら。コンティネン/ピアース組は1stサービスの入りが悪かったようです。そこをマレーロ組がきっちりついて2ndサービスのときにポイントを重ねることができたということなのでしょう。次戦はリプスキー/パエス組vsアルボット/チャン組の勝者です。順当ならリプスキー/パエスが来そうです。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 02:51 | コメントをどうぞ

全仏オープンダブルス

いよいよ全仏オープンダブルスのドローが発表になりました。ドローのトップハーフから順に気になったペアのことについて書きたいと思います。

マレーロ/ロブレド組

 シーズン初頭はゴンサレスと組んでいたマレーロですが、ここ3大会はロブレドと組んでいます。ゴンサレスに比べるとロブレドはパワーのある選手ですし、マレーロとの相性はよさそうです。出場した3大会の内、2つは初戦で強豪と当たってしまい敗れていますが、エストリルオープンでは準優勝を果たしました。

全仏の1回戦の相手は第1シードのコンティネン/ピアースです。正直かなり厳しいと思いますが、いい試合を期待したいです。

ドディグ/グラノイェルス組

 モンテカルロ、マドリードでベスト8、ローマで準優勝と直近のクレーのマスターズ1000では安定した成績を収めてきています。全仏は二人とも決勝の経験がありますし、優勝候補の一角だと思います。ドディグは今回シングルスのエントリーなし。グラノイェルスも1回戦がジョコビッチなので恐らく初戦で終了と思われる(失礼だけど…)ので、ダブルスに注力できるのではないでしょうか。第7シードなので当然と言えば当然ですが、3回戦のロジェ/テカウ組(11シード)まで強豪らしい強豪とは当たらないドローになっています。まずはそこまで順調に勝ちたいところです。

メルゲア/クレシ組

バルセロナオープンで優勝したペアです。ペアを組んで全仏で7大会目ですが、現時点でチームランキング12位といい位置にいますし、おそらく今シーズンはこのペアで組み続けるのではないでしょうか。

全仏は第13シードですが、1回戦でベルダスコ/ジモニッチという、恐らく今大会最強のノーシードペアと当たってしまいます。仮にここを突破しても3回戦ではブライアン兄弟と当たってしまうかなりタフなドローです。
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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 00:25 | コメントをどうぞ

フェレロがバルセロナオープンのダブルスに出場

ダブルスでサーブ&ボレーをしない選手は基本的にストローカーでクレーコートが得意な選手が多いです。全仏オープンまではポイントと賞金の稼ぎ時です。今回は来週から開幕するバルセロナオープンのダブルスについて書きたいと思います。

ボパンナ/クエバス組

今週開催のモンテカルロのマスターズで決勝に進出しているペアです。クエバスがサーブ&ステイバックでプレーします。1回戦でいきなり第1シードのコンティネン/ピアースと対戦です。今週のモンテカルロの3回戦でも対戦していますが、マッチタイブレーク13-11の接戦でボパンナ/クエバス組が勝利しています。

メルゲア/クレシ組

今シーズンはイングロットと組んでいたメルゲアですが、先週のハッサン2世グランプリ、今週のモンテカルロと2大会続けてクレシと組んでおり、今回もクレシと組んでのエントリーです。(ハッサン2世グランプリではイングロットも別の選手と組んで出場していたので、メルゲア/イングロットのペアは恐らく解散したのでしょう。)モンテカルロでは1回戦でダブルスとはいえチリッチを破っており、調子はまずまずといったところでしょう。今大会はノーシードですが、1回戦は予選上がりのペアなので初戦は突破したいところです。

フェリシアーノ・ロペス/マルク・ロペス

このところあまりパッとしなかったこのペアですが、モンテカルロでは決勝に進出してきました。クレーシーズンで復活してくるところはさすが昨年の全仏優勝ペアです。地元の大会ですし、当然優勝を狙ってくるでしょう。1回戦はクボット/ミーシャ・ズべレフと対戦です。

ドディグ/グラノイェルス組

シングルスはともかくダブルスでは一時の不調を乗り越えた感じのこのペアです。グラノィエルスにとっては自国開催の大会ですし、欲しいタイトルなのは間違いないでしょう。1回戦はゴフィン/エルベールという変わったペアと対戦です。

カレーノブスタ/フェレロ組

今回最も個人的に注目しているのがこのペアです。引退して今は自分のアカデミーの運営に専念しているフェレロがワイルドカードで出場です。正直現役のときからダブルスの強い選手という印象は全くないですが、やはり久しぶりのツアーでのプレーは気になります。パートナーのカレーノブスタは昨年の全米オープンダブルスで準優勝している選手です。相手はマトコウスキ/ネスターというベテラン強豪ペアですので、いかにパートナーが強いとはいえ、勝つのはかなり厳しいですが、いいプレーが見たいです。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 15:39 | コメントをどうぞ

モンタニェス、始動!!

ダブルスについて書くこと多い当ブログですが、今回はシングルスの選手について書きたいと思います。

4月3日からフランスで開催されるチャレンジャーにスペインのベテランのアルベルト・モンタニェス(Albert Montanes)がエントリーしています。

モンタニェスは1980年生まれで、今年37歳になります(フェデラーの一つ上)。世界ランキング最高位は22位を記録した選手です。現在はランキングが大きく落ちてしまい、チャレンジャーとツアーの予選が主戦場になっていますが、まだまだ頑張っています。典型的なクレーコーターで、ベースライン後方に下がってのロングラリーが持ち味です。

特徴的なのが出場する大会の選び方。昨年は22大会プレーしていますがそのうち19大会がクレーコートでした(試合数では46試合中42試合がクレーコート)。今年は2月から始動して3大会ハードコートの大会に出ましたが戦績は1勝3敗と振るいませんでした。そのためか3月は一切試合に出場せず、得意のクレーコートシーズンが始まる4月を待って再始動したようです。37歳でもプレーできるのはこういった、思い切った大会の選び方が一つの要因なのかもしれません。

今回のフランスのチャレンジャーの1回戦の相手はナポリターノという、その名の通りのイタリアの選手で、21歳の若手です。モンタニェスは15歳の年齢差を跳ね返して、得意のクレーコートシーズンで良いスタートができるでしょうか。

最後に現時点で彼が最後にツアータイトルを獲得したニースオープンの動画のリンクを貼ります。御時間ある方は見て下さい。

【YouTube】2013年 ニースオープン決勝 モンタニェス vs モンフィス ハイライト

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:05 | コメントをどうぞ

ワイルドカードで1年半ぶりのシングルス

明日開幕のメキシコのチャレンジャーのシングルスにサンチャンゴ・ゴンサレスという選手がワイルドカードで出場しています。ゴンサレスは現在ダブルスランキング66位で、メキシコの選手としては単複を通じて唯一トップ100にいる選手です。普段はダブルスに特化してプレーをしている選手で、今回のワイルドカードでのシングルスは2015年9月以来の約1年半ぶりの試合となります。ちなみにシングルスの過去最高位は2006年に記録した155位です。今さらシングルスの復帰を目指したとは考えにくいので、これは大会側から依頼されての出場なのではないかと思います。1回戦は第8シードのガバシビリとの30代対決(ゴンサレス34歳、ガバシビリ31歳)です。地元の声援を武器に1年半ぶりの勝利となるか、注目です。

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 21:33 | コメントをどうぞ

ヤノビッチvsコリア

マスターズ1000マイアミの裏ではメキシコでチャレンジャー大会が開催されています。この大会の2回戦ではヤノビッチvsコリアのカードがありました。

ポーランドのヤノビッチは元世界ランク14位の選手。2012年のマスターズ1000パリ大会でシモン、マレーらの強豪を次々と撃破して準優勝したことで注目を集めました。

アルゼンチンのフェデリコ・コリアは以前「ダニエル太郎vsコリア」の記事で取り上げた通り、元世界ランク3位のギジェルモ・コリアの弟です。最近フューチャーズのレベルからチャレンジャーに移行してきた選手で、少しずつランクを上げてきています。

この二人の試合のハイライトがこちらです。やはりツアーレベルを経験している選手とついこの間までフューチャーズにいた選手とではかなり実力差があるのがわかります。特にコリアのサーブの強化は急務でしょう。まずはチャレンジャーでコンスタントに活躍できるようになってほしいです。

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:24 | コメントをどうぞ

ハースの試合をイグアナが観戦?

ATPのサイトで話題になっているのですでにご存じの方もいるかと思いますが、マスターズ1000マイアミの1回戦、ヴェセリvsハースの試合中にイグアナが突然現れて試合が中断するという珍事が起こりました。

ATPの記事によるとファイナルセット3-3のハースのサービスゲームの時に突然イグアナがスコアボードの上に表れたとのこと。追い払おうとしてもなかなか逃げず、試合は一時中断に。今シーズン限りでの引退を表明しているハースは、このハプニングを楽しんでいたようで、イグアナと一緒に写真を撮っていました。イグアナが追い出された後、ハースはこの試合に敗れてしまうのですが、引退シーズンに忘れがたい思い出が一つできたのではないでしょうか。

以下がYouTubeにアップされていた動画です。

Iguana Runs On Court, Halts Match At The Miami Open

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カテゴリー: 動画紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:18 | コメントをどうぞ

マイアミのステイバックダブルス

イワン・ドディグ/マルセル・グラノイェルス組

全豪でベスト8、ロッテルダムで優勝と幸先の良いスタートをきったにも関わらず、ここ2週はいずれも初戦敗退と不調のペアです。しかも先週はシングルスでもどちらも1勝もできず、とどめにドディグは今回のマイアミのシングルスの予選も初戦で敗退しています。初戦の相手はラモス-ビノラス/ベルダスコでどちらも左利きの選手です。ラモス-ビノラスはそれほどダブルスに力を入れている選手ではないですが、ベルダスコはダブルスも実績のある選手です。ドディグ/グラノイェルス組はなんとかこの不調スパイラルを脱するためにもなんとか1勝を挙げたいところです。

オリバー・マラチ/マテ・パビッチ組

マラチは今シーズンはマーティンと組むのかと思っていましたが、マーティンは今回は別の選手(ポーランドのマトコウスキ)と組んでいるのでどうやら解散のようです。パビッチはクロアチアの若手でダブルスランキングは36位の選手です。初戦の相手はベイカー/ネスター組です。ベイカーはこのところ活躍している選手で、今年のメンフィスオープンのダブルスで優勝し、現在キャリア最高の44位に位置しています。ネスターは44歳の大ベテランで全てのグランドスラムタイトルを持っている現役のレジェンドと言っていい選手でしょう。ネスターは今シーズンはロジェヴァセランと組んでいるので、ベイカーとのペアは急造のコンビなのだと思います。お互い新規のコンビというところで難しいところですが、地力のあるネスターがいるペアの方がやや有利な気がします。

ドミニク・イングロット/フロリン・メルゲア

イングロットが復帰してきたことでこのペアが復活しました。初戦は第2シードのエルベール/マウ組です。このペアは全豪オープン3回戦で対戦しており、イングロット/メルゲア組が第2セットでマッチポイントがあったにも関わらず逆転で敗れています。まだ正式には決まっていませんが、この後のデビスカップでジェイミー・マレー/イングロットのペアとエルベール/マウの対戦になる可能性があり、その意味でもイングロットは負けたくないでしょう。エルベール/マウはエルベールの調子(とくにサーブ)が思わしくない状態が続いています。今回はイングロット/メルゲアにかなりチャンスがあるのではないでしょうか。

 

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カテゴリー: 大会 | 投稿者ステイバックダブルス 21:16 | コメントをどうぞ

オリバー・マラチ

男子ダブルスでサーブ&ボレーしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はオーストリアのマラチです。昨年楽天オープンで来日しています。

オリバー・マラチ(Oliver Marach)

  • 国籍 オーストリア

  • 生年月日 1980,7,16

  • 身長185cm  体重78kg

  • 右利き 片手打ちバックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2009年:全豪オープン ベスト4(w/クボト)、2016年:デルレイビーチオープン 優勝(w/マーティン)、チェンナイオープン優勝(w/マーティン)

経歴

ダブルスの最高位は8位を記録した選手で、全てのグランドスラムでベスト8に入ったことのある選手です。現在は少しランキングが落ちていますが、それでも2007~16年までの間、必ず1大会は決勝に進出している選手で、非常に安定している選手と言えます。ちなみにシングルスでも最高位82位を記録していますが、2015年以降はプレーしていません。

昨シーズンからフランスのファブリス・マーティンとペアを組んでいます。先週開催されたアメリカテキサス州のチャレンジャー大会にもこのペアで出て準優勝しているので、今シーズンもこのペアで組むのかもしれません。上にも書いた通り昨年はこのペアで日本の楽天オープンにも出ていますが、1回戦でクレシ/シモンのペアにマッチポイントから逆転で負けています。余談ですが、昨年の来日の際にサインをもらおうとして「みすたーまらち」と呼びかけたところ、本人は全く反応せず、パートナーのマーティンの方が振り向いてしまうということがありました冷や汗 (顔)後で審判が彼の名前をコールしたときに気付いたのですが、“Marach”の発音は「マラク」の方が近いようです(そういえばヨーロッパ系の言語はhを発音しないことが多いですよね)。

既に自国に自分のテニスアカデミーを開催していて、いつ引退しても大丈夫な状態が整っていますが、まだまだ頑張って欲しい選手の一人です。

プレースタイル等

本人いわく得意なショットはフォアハンド、好きなサーフェースはクレーとスローハードだとのことです。尊敬する選手として自分と一つしか年が違わないフェデラーの名前を挙げています。マーティンとのペアではアドサイドでプレーしますが、メルゲアやクボトと組んでいたときにはデュースサイドでプレーしていました。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 04:04 | コメントをどうぞ

ギジェルモ・デュラン

男子ダブルスでサーブ&ボレーをしない(ステイバックをする)選手について書いています。今回はアルゼンチンのデュランです。デュランは以前「サービスゲームで2ステイバック」の記事で紹介した動画でゼバリョス(左利きの選手)とペアを組んでいた選手です。正直、私も最近知った選手で試合をきちんと見たことがないのですが、調べた限りのことを書きたいと思います。

ギジェルモ・デュラン(Guillermo Duran)

  • 国籍 アルゼンチン

  • 生年月日 1988,6,6

  • 身長 178cm 体重 82kg

  • 右利き 両手バックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2016年 キトオープン 優勝(w/カレーノブスタ)、ハッサンⅡ世グランプリ 優勝(w/ゴンサレス)

経歴

 デュランは2015年まではチャレンジャーを中心に回っていた選手です。2016年2月のキトオープンで自身初となるツアータイトルを獲得し、それ以降安定的にツアーレベルでプレーしています。8月に開催されたリオオリンピックにはデルボニスと組んでアルゼンチン代表として出場しました(1回戦で銀メダルのメルゲア/テカウに敗退)。

現時点での最高位は昨年記録した48位です。今年は昨年のツアーレベルの成績を維持できないとランキングが落ちてしまうのでデュランとしては勝負の1年になるでしょう。アルゼンチンの選手で「ギジェルモ」と言えば古くはビラス、最近はコリア、カニャスがいました。アルゼンチンを代表する第4のギジェルモになれるか注目です。

余談ですが、ATPのデュランの選手ページに彼が掲げるテニス選手としての目標が書かれているのですが、それは「生計を立てること」となっています冷や汗 (顔) なんというか、控えめというか、現実的な人のようです。

プレースタイルなど

アルゼンチンの選手らしくクレーコートが得意だそうですが、尊敬する選手はアメリカのアンドレ・アガシとのことです。得意なショットはバックハンドでどことなくアガシにフォームが似ています。試合の動画を観ていてもアドサイドでプレーするときにあまりフォアに回り込まずバックハンドで打つことが多い印象があります。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:45 | コメントをどうぞ