土曜日
土曜日なのに終日雨。蒸し暑い終日。
男子準決勝戦はドロー表通りに1シードジョコビッチとフェデラーが戦うこととなった。
準々決勝で全仏の覇者ワウリンカを下したガスケに期待をしていたが、ジョコビッチの貫録勝ちとでも言えそうな76(2) 64 64で仕留めた。ガスケも激戦を制して駆け上り疲れがあったのかもしれない。ファーストのタイブレークをものにしておればもう少し頑張れたかもしれないがジョコビッチに余裕を感じさせられた。
全仏決勝戦、ジョコビッチvsワウリンカ戦は年間グランドスラムを狙うジョコビッチの野望を打ち砕いたのがワウリンカだった。
そのワウリンカを破ったガスケに期待したが、期待した元気は残されていなかった。
もう一試合のフェデラーがvsマレー戦は、お互い持てる力を出し尽くしての大激戦が展開されたが、フェデラーのテニスはマレーの死力をつくすナイスショットをかわして、終わって見ればフェデラーのストレート勝であった。セカンドの終盤のマレーの粘り、あそこでセットをもぎごっていれば、もっと面白い試合になったであろう。75 75 64。
フェデラーの俊敏な動き、カウンタショットの正確さには正直驚きであった。往年の、最盛期のフェデラーの強さは見ていないが、その時代のテニスがもしかした再現されているのかも知れない。
あのテニスを見せつけられればジョコビッチも安閑としてはいられないだろう。両者の勝ち上がり方をな眺むれば、フェデラー優位ではと、アンチフェデラーのぼくも思わざるをえない。