水曜日
電話が鳴った10時頃、娘からきりんちゃんが合格したあーちゃんに伝えて、仕事中だからと小声で切った。孫は頑張っていたようだが母親の期待にはいまいち応えきれずにいるように推測していた。ぼくには何もできない、遠くから見守るだけだったが、高校生活が楽しくて仕方がない風なことを聞くにつけ、良かったよかったと思っていた。
高校になって剣道部に入り、いじめられて止めたと聞いたときは胸が痛んだが、そのうち復帰してうまくやっていると知ってほっとした。何でも積極的に取り組んでいるようだったし、高学年になるにつれ、学力以外はお世話も行き届いて人気があると耳にしてほほえましく思っていた。
小学校の頃から文章、物語を書くのが好きで見せてくれていた。そして二人で感心しきりだった。中学になるとだんだんと上手になっていったが、勉強勉強ということで遠ざかっていった。
推薦で合格したようだ。(志望理由書)「なぜ、この大学に入りたいのか」「何を勉強して将来は何をめざすのか」など、思いを強く持って自分をアピールする、とかのものがあるという。読む人の「心を動かす、感動させる」ことに孫は成功したに違いない。
ぼくらの元を旅立って10年余り、歳月は人を待たず、ぼくもよわいを感じるころとなった。
上海マスターズ1000、NHKBSで毎日一試合のみ放映している。今日は錦織圭vs呉(ウー)戦が行われた。18のウー全米ジュニアで単複優勝しているという。
負け元でガンガン攻めていたウーはサービス、フォアーバックと三拍子そろえた若もだった。軽くあしらえると思っていたが捨て身のショットに圭はタジタジ画面から目を離しているうちに36で失っていた。
ヤバイと感じた、チャイナオープン決勝戦、デルポトロvsバシラシビリ戦がよぎっていた。格下のバシラシビリの強打にデルポトロは抵抗むなしく最後にはやられたのだ。
だが今日の圭はセカンドになると作戦を変えていたようだ。無理をしての自分からのミスに注意して、逆に相手のミスを誘う。セカンドは60 ファイナルも圭は慎重に試合を進めて32からブレークして42 52 53 63と危なげなく勝利した。