秋も深まり、朝晩は寒くなってまいりました・・・。
しかし、有明は西岡君の頑張りで熱い戦いが行われております。
ひょんなことから名前を知り、密かに応援していた西岡君が、杉田を破り、そして今日は盛田を破り、なんと決勝進出です。
守屋とは昨秋の慶応チャレンジャーで対戦し、2ゲームしか取れなかった相手。
たったの1年で、逆転してしまいました。
しかも、この大舞台です。
明日の伊藤竜馬との決勝戦が楽しみです。
女子シングルスは穂積絵莉の優勝で幕を閉じました。
1stは、ブレーク合戦の末、先にキープした穂積が先取。
セカンドは、逆に今西が取り返す。
ファイナルは見ておらず・・・64で穂積が取りました。
穂積の準々決勝後の記事。
「ジュニア時代はプレーが粗かったが、最近はミスが減って、ゲームメークしやすくなった」と、穂積は自分のプレーを分析する。
以前は、「(強打を)打たないとやられてしまう」という思いがあった。それが、「どれくらいのスピード、回転で打てば攻められないか分って来たから、ラリーの中で緩急をつけれるようになった」
この、“強打を打たないとやられてしまう”病にかかるジュニアは多いです。
ネガティブな“思い込み”、ですね。
やられる前から、勝手に憶測してしまう。
状況判断しながらの強打なら良いのですが、やみくもに強打・・・自滅、となってしまうのです。
たまに入ったのを、勘違いして・・・やり続けて・・・ただの粗い選手になってしまうことも。
打ちたい気持ちは分らなくもないですが、勝つためには、その時点でのレベルにあったプレーを選択しないといけません。
難しいのは・・・
強打せずに粘るだけのテニスに固執し過ぎてしまうと、スケールが小さくなってしまう事。
かと言って、強打ばかりでも・・・自滅型に。
バランス、が大事だと思います。
繋ぎはつなぎでも、“質の高い繋ぎ” が求められます。
これが、前出の穂積選手の言うところの、“攻められないスピードと回転のボール”という事ですね。
これをジュニアに分ってもらうのが、非常に難しい。
ストロークならまだしも、サービスでも同じ考えを持ってしまう場合もあります。
まさに、ダブルファースト、になってしまうのです。
“ゆっくり打って入れてもやられてしまうから・・・”というのが彼の言い分。
まずは入れないと始まらないのですが。
やはりここでも大事なのは、当事者本人の
“気付き”
本人が気付かないと根本的な改善は難しいですからね。
気付くには、やはり試合に出る事が1番の近道でしょう。