2018年 USオープン 観戦記 その①

2018年8月27日 13番コート 男子シングルス1回戦

P.ロレンツィ 4-6 6-4 7-5 6-1 K.エドマンド(16)

コイントス

コイントス

ロレンツィは今年で37歳になる大ベテラン。厳密にはこの試合の時点で36歳8か月で、これはフェデラー、ロペスに続いて本戦入りしている選手で3番目に年長ということになるそうです。対戦相手のエドマンドとは13歳差という対決でした。応援は6:4ぐらいでエドマンドの応援が優勢だった気がします。

第1セットの序盤はロレンツィのショットが全体的に浅く、ほとんどエドマンドが決めるかミスするかでポイントが動いていた気がします。エドマンドがかなり伸び伸びとフォアハンドを打っていた印象が残りました。第1、第2ゲームでお互いのサーブをブレークしてのスタートでしたが、第3ゲームでまたエドマンドがブレークし、結局この1ブレーク差が埋まらず第1セットは6-4でエドマンドが取りました。

回り込みフォアを打つエドマンド

回り込みフォアを打つエドマンド

第2セットは第10ゲームでロレンツィがブレークして6-4でセットを取ります。このあたりからロレンツィのボールが安定して深く入るようになり、クレーコーターらしい粘り強いプレーが効いてくるようになりました。一方エドマンドはなかなかこれまでのように自由に攻められなくなり、要所でエラーが出てしまった印象です。

ベースライン後方で粘るロレンツイ

ベースライン後方で粘るロレンツイ

第3セットはこの試合で最も競った展開となり、結局7-5でロレンツィが取りました。このセットの途中でエドマンドに故障が発生したようで、第4セットはかなり一方的な展開になってしまいました。正直棄権してしまうのではないかというレベルで動けていなかったのですが、最後までプレーしたのはシード選手としての意地だったような気がします。

故障の部位はわかりませんが、しんどそうなエドマンド

しんどそうなエドマンド

ポイントを早く終わらせるため、無理な体勢とポジションからでも強打を試みていました。

ポイントを早く終わらせるため、無理な体勢とポジションからでも強打を試みていました。

勝利を決めたロレンツィ

勝利を決めたロレンツィ

握手

握手

既に報道されている通り、この日は非常に気温が高くコンディションとしてはきつかったと思います。その中で36歳のロレンツィは本当によく頑張りました。残念ながら次の2回戦で負けてしまうのですが、このところ同世代のフェレール、ユーズニー、べネトーといったベテラン勢が次々と引退を表明する中で、まだまだ頑張れるところを見せてくれました。一年でも長く現役を続けて欲しい選手の一人です。

 

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カテゴリー: 観戦記 | 投稿者ステイバックダブルス 02:33 | コメントをどうぞ

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