カテゴリー別アーカイブ: 選手紹介

2017年 楽天ジャパンオープン ダブルス出場選手

2017年楽天ジャパンオープンに出場する選手が発表されました。ダブルスのドローは16ドローで、現在出場が決まったのが12ペアです。後の4ペアは予選と次点のエントリーの選手で決まるのではないかと思います。ここでは初めて試合を観戦する方向けにそれぞれのペアについて書いてみました。そんなことはオフィシャルの仕事ですが、オフィシャルにやられては困るのです。私が語りたいのでウッシッシ (顔) それぞれの選手の名前は日本語版ウィキペデイアに(無い選手もいます)、英表記はATPのサイトにリンクしています。()は各選手の9月25日付のダブルスランキングです。

 

レーブン・クラーセン(18位)/ ラジーブ・ラム(16位) 

今年で結成3年目になるペアです。昨年の今大会は準優勝でした。テクニシャンのクラーセン、長身でパワーのあるラム、とプレースタイルの対比がはっきりしているので、非常に見やすいダブルスではないかと思います。両手バックの選手がクラーセン、片手バックの選手がラムです。

ATP選手ページ:Raven Klaasen   Rajeev Ram

 

ライアン・ハリソン(24位)/ マイケル・ビーナス(15位)

ハリソンはシングルス、ダブルスともトップ100に入っている選手です。今大会も単複両方にエントリーしています。

パートナーを組むビーナスはダブルス専門の選手です。ハリソンの父親がビーナスのコーチを務めていて、二人の間柄はプライベートでも親しいようです。

ハリソン/ビーナス組の活躍はなんといっても今年の全仏オープンでの優勝です。二人とも非常にパワーのある選手で思い切った強打が持ち味です。リターンはデュースサイドをビーナス、アドサイドをハリソンが担当します。

ATP選手ページ:Ryan Harrison  Michael Venus

 

フェリシアーノ・ロペス(21位)/ マルク・ロペス(20位) 

フェリシアーノ・ロペスはシングルスでも活躍している選手で、日本でも大変人気のある選手の一人です。左利きであることを活かしたサーブが強力な選手です。

パートナーのマルク・ロペスは同じロペス性ですが兄弟ではありません。ダブルス専門の選手で、回り込みフォアの強打と反応の速さが特徴です。リオオリンピックのダブルスではナダルと組んで金メダルを獲得するなど、スペインのダブルスを牽引する存在です。

この二人は昨年からペアを組んでいて、昨年の全仏オープンのチャンピオンです。このペアのポイントはマルク・ロペスのサービスゲーム。マルク・ロペスのサーブは男子選手としてはかなり遅いので、基本的にブレークを狙われます。マルク・ロペスのサービスゲームをいかにスムーズにキープできるかがポイントです。

ATP選手ページ:Feliciano Lopes   Marc Lopez

 

マルチン・マトコウスキ(33位)/ アイサム ウル ハク・クレシ(29位) 

マトコウスキは昨年の楽天オープンダブルスのチャンピオンの一人です。昨年WOWOWの実況をしていた河路アナウンサーが、彼の体型について「現役選手かな?という感じ」と形容していましたが、その通りちょっとポテッとした体型でショットのフォームもカクカクした独特の選手です。

クレシはパキスタンの選手で強力なサーブと素早いネットでの動きが持ち味です。過去には全米オープンで準優勝したこともある実力者です。

マトコウスキとクレシは常にペアを組んでいるわけではないのですが、今年1月の大会ではペアを組んでの優勝があります。直近の中国の大会でも一緒に組む予定だったのですが、直前でマトコウスキがキャンセルとなっている(クレシは別の選手と組んでその大会に出ました)のが気になります。

ATP選手ページ:Marcin Matkowski   Aisam Ul Haq Qureshi

 

ニコラ・メクティッチ(32位)/ ニコラス・モンロー(31位)

メクティッチのプレーを私は観たことがありません。そもそも読み方が“メクティッチ”で合っているのかさえわかりません冷や汗 (顔)この選手についてはもっと詳しい方に譲ります。

モンローは黒人の選手で動きの素早さが強みです。ただ身長178cmと小柄なのでどうしても2ndサーブを狙われてしまうのが弱点です。去年もジャパンオープンのダブルスに出場していて、予選からのエントリーでした。

メクティッチとモンローはジャパンオープンの前週のシェンゼンオープンにもペアを組んで出場していますが、ペアを組むのはこれが初めてのようです。

ATP選手ページ:Nikola Mektic Nicholas Monroe

 

ブノワ・ペール(175位)/ アルベルト・ラモス ビノラス(160位) 

完全にシングルスプレーヤー同士のダブルスです。過去2年連続でペールのダブルスを観戦しましたが、そんなに真剣にやっている印象はありませんでした。今回も勝つためというよりシングルスに向けて試合数をこなしてコートサーフェスに慣れるのが主な目的なのではないかと思います。

ATP選手ページ:Benoit Paire Albert Ramos Vinolas

 

サンチャゴ・ゴンサレス(39位)/ フリオ・ペラルタ(35位) 

ゴンサレスは2010~2016年まで毎年必ず1大会は優勝している実績の安定した選手です。今年はまだ優勝はないのですが、ドナルド・ヤングと組んだダブルスで全仏オープン準優勝の実績があります。

ペラルタは36歳のベテランですが、ここ2年で100番近くランキングを上げてきた遅咲きの選手です。南米(チリ)の選手らしくストロークが得意で、サーブ&ボレーはせず雁行陣で戦うことを好みます。

恐らくこの二人で組むのはこれが初めてではないかと思います。どちらもリターンはアドサイドが多い選手なので、このペアではどちらがデュースサイドのリターンをするのかも注目です。

ATP選手ページ:Santiago Gonzalez Julio Peralta

 

フランコ・スクゴール(42位)/ビクトル・トロイツキ(95位)     

スクゴールは今年の慶応チャレンジャーでも来日しているので、今年2度目の来日となります。実はプレーはあまりちゃんと観たことがないので、どんなプレーをするか知りません冷や汗 (顔)

トロイツキは単複両方でのエントリーです。シングルスプレーヤーのイメージが強いですが、実は今年ダブルスでツアータイトルを取っていたりします。

この二人がダブルスを組むのは恐らく初めてだと思います。

ATP選手ページ: Franko Skugor Victor Troicki

 

ユリアン・ノール(51位) /マッドゥエ・ミドルクープ(36位) 

ノウルは今年43歳の大ベテランです。過去最高6位を記録したこともあり、全米オープンでの優勝経験もあります。ジャパンオープンも2009年に優勝があります。プレースタイルは独特で左利きでフォアもバックも両手打ち。ボレーも両手で打ちます。

ミドルクープは34歳のベテランですが2年前に初めてトップ100に入った遅咲きの選手で、36位というのは自己ベストのランキングです。あまり器用ではないですが、パワーのあるストロークが武器で、サーブ&ボレーではなく雁行陣を多用します。

この二人は今年のオーストリアの大会で一度ペアを組んでおり、その時はベスト4まで勝ち進みました。リターンはデュースサイドがノール、アドサイドがミドルクープです。

ATP選手ページ:Julian Knowle Matwe Middelkoop

 

ドミニク・イングロット(62位)/ ダニエル・ネスター(43位)

イングロットは長身でリーチのある選手で、強力なサーブが武器です。グリップを少し短めに握るのが特徴です。

ネスターは45歳の大ベテラン。全てのグランドスラムのタイトルを持ち、シドニー五輪では金メダルを獲得した元世界ランキング1位の選手です。ジャパンオープンに関しては1998年に優勝、翌年は初戦で敗れてしまい、それ以降出場していないので、今回は実に18年ぶりの出場になります。残念ながら来年のマスターズ1000トロント、もしくは全米オープンでの引退を表明しており、現役選手としての来日は今回が最後になると思われます。

イングロットとネスターは常にペアを組んでいるわけではありません。今年はこの二人でペアを組んで、現時点で3大会に出場していますが、なんとまだ1勝しかしていません。直前の成都オープンでもペアを組んでいるので、ここで少しでも調子を上げて来て欲しいところです。リターンは右利きのイングロットがデュースサイド、左利きのネスターがアドサイドを担当します。

ATP選手ページ:Dominic Inglot Daniel Nestor

 

マクラクラン勉(133位)/ 内山靖崇(499位)

先のデビスカップ対ブラジル戦が記憶に新しいペアです。さすがにダブルスプレーヤーということでマクラクランは細かいショットが上手でしたが、あとひとつ突き玉に鋭さが欲しかった気がします。このペアが強くなって錦織が帰ってきたらデビスカップも楽しみになります。

ATP選手ページ:Ben Mclachlan Yasutaka Uchiyama

 

松井俊英(152位)/ 杉田祐一(605位)

一昨年のジャパンオープン1回戦の松井/ニーミネン vs  クレシ/シモンの試合を観ましたが、松井は他の選手に決して負けてない動きだったと思います。ただ、リターンの精度 はトップレベルの選手と比べると劣る印象がありました。今回ペアを組む杉田はリターンがいい選手ですし、ノーアドバンテージの試合方式を活かせば、なんとか1勝できないかと期待しています。仮に松井が1回戦を勝利した場合、2010年のデビスカップでの勝利以来のツアーレベルでの勝利となります。

ATP選手ページ:Toshihide Matsui Yuichi Sugita

 

 

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カテゴリー: ジャパンオープン, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:04 | コメントをどうぞ

2017年 楽天ジャパンオープン 予選参加選手

少し気が早いですが、2017年の楽天ジャパンオープンの予選に出場する選手について、ATPの情報を基に書きたいと思います。まだワイルドカードで出場する選手が決まっていないので、今後更新することになるかと思いますが、とりあえず今の時点で決まっている選手について書きたいと思います。(選手のランキングは9月25日付のものです)

 

イリ・ヴェセリ (チェコ) *世界ランキング60位

左利きのビッグサーバーです。去年は本戦ストレートインで1回戦でアンダーソンに勝っています。ATPによると今年結婚したばかりの新婚さんで、ペットに小型犬を飼っているのだとか。

 

ドナルド・ヤング (アメリカ)  *世界ランキング61位

今年は全仏オープンのダブルスで準優勝してダブルスは大きく躍進しました。楽天ジャパンオープンは昨年に引き続き予選参加です。昨年は予選決勝で敗れましたがラッキールーザーで本戦入りし、初戦で錦織に敗れています。

 

ダニエル・メドべデフ (ロシア) *世界ランキング62位

2014年にプロ転向したばかりの21歳で、次世代のホープの一人です。得意なショットはリターン、趣味はプレーステーションだそうです。

 

フランシス・ティアフォー (アメリカ) *世界ランキング73位

先の全米オープンの1回戦でフェデラーとフルセットの試合をした選手です。一昨年プロ転向したばかりの19歳です。全米ベスト4の実績を持つロビー・ジネプリがコーチを務めています。

 

ヴァセック・ポスピショル (カナダ) *世界ランキング85位

ウィンブルドンのダブルスで優勝したことのある選手で、単複ともにプレーしています。今大会は昨年に引き続き予選に出場しています。昨年はシングルスは予選決勝で棄権負け、ダブルスは本戦1回戦で敗退しています。

 

ニコラス・キッカー (アルゼンチン) *世界ランキング93位

身長178cmと小柄な選手です。アルゼンチンの選手ですが得意なのはハードコートで、得意なショットはバックハンド(片手打ち)だそうです。今年の4月にキャリア初のトップ100入りを果たし、じわじわとランキングを上げている25歳です。今シーズンはカレーニョ ブスタやキリオスのようなビッグネームにも勝利しています。

 

テイラー・フリッツ (アメリカ) *世界ランキング94位

今年20歳になるアメリカ期待の新鋭です。昨年は本戦ストレートインでしたが、初戦でアルゼンチンのモナコに死闘の末に敗れました。

 

ピーター・ゴヨブチック (ドイツ)   *世界ランキング66位

錦織と同い年の28歳です。9月のモセールオープンでシモンやペールを破って優勝し、初のツアータイトルを獲得し自己最高の66位までランキングを上げています。得意なショットはバックのダウン・ザ・ラインとフォアのクロスとのこと。

 

ラドゥ・アルボット (モルドバ) *世界ランキング106位

モルドバ共和国はルーマニアとウクライナの間に位置しているとても小さな国で、世界ランキングを持つ男子プロテニスプレーヤーは彼を含めて2人しかいない国です。アルボットは錦織と同じく今年で28歳になる選手で、身長175cmと小柄な選手です。尊敬する選手はセバスチャン・グロージャンとマラト・サフィンとのこと。直近の中国の大会では棄権負けしているのが心配です。

 

ニコラス・ヤリ―(チリ) *世界ランキング114位

チリの選手はかつてはフェルナンド・ゴンザレスやニコラス・マスーといった選手がいましたが、今チリの選手で一番ランキングが高いのがこの選手です。まだ21歳の選手で、このところずっと自己ランキングを更新し続けており、114位は自己最高位です。

 

Tsitsipas Stefanos (ギリシャ) *世界ランキング117位

ギリシャのNo.1プレーヤーで、まだ19歳の選手です。ツアー本戦レベルはこれまで6試合しか経験がなく、まだ勝利はありません。117位は自己最高位です。

 

イゴール・ヘラシモフ (ベラルーシ) *世界ランキング125位

ベラルーシのNo.1プレーヤーです。得意なショットはサーブとフォアで自己最高位は121位です。

 

 

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カテゴリー: ジャパンオープン, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:26 | コメントをどうぞ

フリオ・ペラルタ

男子のダブルスプレーヤーでサーブ&ボレーしない選手を紹介しています。今回は最近ランキングが急上昇しているペラルタです。このブログでは以前書いたサービスゲームで2ステイバックの記事にも少し名前が出た選手です。

フリオ・ペラルタ(Julio Peralta)

・国籍 チリ

・生年月日 1981.9.9

・身長188cm  体重79kg

・右利き 片手打ちバックハンド

・リターンサイド アドサイド

・主な戦績 2016年 ブラジルオープン優勝(w/セバジョス)、2017年 US男子クレーコート選手権(w/セバジョス)、全仏オープンベスト8(w/セバジョス)

経歴

ペラルタは2017年9月11日付のランキングで34位の選手です。しかし、ごく最近まではチャレンジャー大会を中心にプレーしていました。転機が訪れたのは2015年10月のアルゼンチンのチャレンジャーで、この大会から現在のパートナーであるセバリョスと組み、いきなり優勝します。2016年にはペラルタ/セバリョス組は年間対戦成績37勝8敗、チャレンジャー4大会で優勝、ATP250レベルの大会3大会で優勝という見事な結果を収めます。ペラルタ個人としてはこの1年で105位だったランキングが44位まで上がります。2017年も好調を維持しており、上述した34位というランキングは現時点でのペラルタのベストランキングです。また、ゼバリョスとのチームランキングは現在13位まで上昇しています。

プレースタイル

南米の選手らしくクレーコートが得意のようです。これまで獲得したツアータイトル4つの内3つがクレーコートの大会です。プレーしている様子を見ると、パワーヒッターというよりボールにしっかり回転をかけて丁寧にコントロールするタイプのような印象です。

関連リンク

ATPの選手ページ

Tennis Explorer 選手ページ

【Youtube】2017年 リオオープン2回戦 ペラルタ/セバリョス vs クボト/メロ ハイライト

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 11:25 | コメントをどうぞ

マッドゥエ・ミドルコープ

このところこのブログで名前が出ることが多くなってきたミドルコープについて書きたいと思います。たぶん日本で初めてミドルコープにフォーカスを当てたブログです。

マッドゥエ・ミドルコープ (Matwe Middelkoop)

・国籍 オランダ

・生年月日 1983.9.3

・身長191cm  体重85kg

・右利き 両手打ちバックハンド

・リターンサイド アドサイド

・主な戦績 2016年 ソフィアオープン優勝(W/コーレフ)、ジェネラリオープン優勝(W/コーレフ)、2017年 シドニー国際優勝(W/コーレフ)

経歴

ミドルクープは34歳のベテランですが、つい最近までフューチャーズやチャレンジャーを回っていた選手です。転機が訪れたのは2015年で、この年から同じオランダのコーレフとペアを組みます。コーレフとのペアは相性が良かったのか、この年は非常に好成績を収め、年始287位だったランキングが年末には66位まで上昇しました。2016年以降はチャレンジャーとツアー250レベルの大会が主戦場となります。2016年の全豪オープンではキャリア初のグランドスラム出場、ソフィアオープンではツアー初優勝と安定してキャリアを積んでおり、現在も50~60位で安定しています。コーレフとのペアは今年のウィンブルドンを最後に解散しており、現在は特定のパートナーとは組んでいない状態です。

プレースタイル

私の勝手なイメージですが、オランダの選手は動きが少し固くて、あまり器用ではない気がします。ミドルクープも一般的なダブルスプレーヤーとしては器用ではない気がします。どちらかと言えばパワーで押すタイプでしょう。ATPのホームページによれば得意なショットはバックハンド、好きなサーフェースはクレーコートだそうです。

関連リンク

本人のツイッター

ATPの選手ページ

Tennis Explorer選手ページ

【YouTube】2017年 シドニー国際 決勝 J.マレー/B.ソアレス vs W.コーレフ/M.ミドルクープ    少し画質が悪いです。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:45 | コメントをどうぞ

全米の裏でフューチャーズを回る50位

全米オープンは雨天順延の影響で今日からダブルスが始まります。さて、そんな全米の裏で開催されている。ルーマニアのフューチャーズトーナメントのダブルスに、当ブログでも紹介したフロリン・メルゲアが出場しています。

メルゲアのダブルスランキングは50位ですから、十分に全米オープンに出られるランキングです。一方でフュチャーズは男子の大会では最も格が低いレベルのトーナメントで、出場しているのは世界ランキング300番以下の選手がほとんどです。

いったいどういった理由でメルゲアがフュチャーズでプレーしているのかは、残念ながら情報が無くわかりません。ウィンブルドン終了後に出場した大会は今週含め5大会あるのですが、このうち4つフュチャーズで、すべてルーマニアで開催されている大会です。いずれの大会もパートナーはAdrian Barbuというやはりルーマニアの選手で、ダブルスランキングは649位です。

このBarbuという選手は非常に変わったキャリアの選手で、2006年を最後に選手生活を長期離脱します。2011年に復帰しますが1大会をプレーしたのみで再び長期離脱し、今年の5月から復帰しています。メルゲアがグランドスラムを蹴ってまで下部大会を回るのはこの選手の復帰と関係あるのかもしれません。

今週のフュチャーズの大会は第2シードでエントリーし、初戦をダブルベーグルで制しています。

 

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カテゴリー: 大会, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:35 | コメントをどうぞ

ガウディオについて思うこと

全仏オープンではレジェンドの部(すでに現役を引退した選手のダブルスでのエキシビションマッチ)が行われています。男子45歳以下の部にはコレチャ/ガウディオというペアがエントリーしています。御存知の方も多いと思いますが、ガウディオは2004年の全仏オープン男子シングルスのチャンピオンです。今回はダブルスを離れて、この2004年の男子シングルス決勝戦のことについて書きたいと思います。

2004年の男子シングルス決勝はガウディオvsコリアというアルゼンチン人同士の試合となりました。ガウディオはノーシードからの快進撃での決勝進出でした。当時から決して無名の選手ではありませんでしたが、誰も予想しなかった決勝進出でした。一方コリアはこの大会の第3シードで優勝の大本命でした。決勝までの失セットはわずか1セットと絶好調で、本人も「試合ではなくトーナメントに勝ちに来た」とコメントするほど、この大会に標準を合わせてきていました。

しかし、この試合はコリアからみて6-0 6-3 4-6 1-6 6-8という大逆転負けで幕を閉じます。序盤は圧倒的に主導権を握っていたコリアが、第3セットの中盤から脚に痙攣を起こしたためです。コリアは第4セットを痛み止めの効き目が出てくるまでの時間稼ぎに使い、第5セットで勝負をかけるという戦術をとりました。実際にその作戦は痙攣を起こしている中ではベストな手立てだったのだと思います。サーブが満足に打てないコリアのプレーは見ていて痛々しく、第4セット以降は観客は完全にコリアの味方でした。第5セットで2本のマッチポイントがありながら取りきれなかったという結果も、この試合のコリアの悲劇性を際立てました。ガウディオの勝利というよりもコリアの敗北として、この決勝戦は語られることが多いのではないかと思います。

私自身もこの試合はコリアの敗北としてみていて、ガウディオの勝利をそれほど評価していませんでした。しかし、最近になってこの試合はガウディオが勝つべくして勝ったのではないかと思うのです。グランドスラムの決勝という誰もが好ゲームを期待するなかで第1セットを0-6で落とすというのは非常に惨めな思いだったと思います。ここでガウディオの集中力が切れてしまっていたら、コリアが痙攣を起こすより早く試合が終わっていたかもしれません。コリアが痙攣を起こしたのは確かに運が良かったですが、その運を呼び寄せたのはガウディオの踏ん張りだったのではないかと思います。第4セット以降もガウディオはやり辛かったはずです。明らかに万全でない相手と戦うというのは、こちらもペースがつかみ辛いからです。最初から最後までやり辛いことだらけの試合の中で、集中を切らさず自分のプレーをできたメンタルは優勝に値するのではないでしょうか。

余談ですが、ガウディオ以降に全仏で優勝した選手はナダル、フェデラー、ワウリンカ、ジョコビッチの4人しかいません。みんな全仏以外のグランドスラムでも優勝経験がる選手ばかりです。最近のテニスはオールサーフェースに強い選手ばかりになってしまいました。一方、ガウディオは全仏以外のグランドスラムでは3回戦が最高という偏った戦績の選手です。たまにはこういう選手に大会をかき乱して欲しいなぁと思ってしまいます。

【関連動画】

2004年 全仏オープン男子シングルス決勝 G.ガウディオ vs  G.コリア


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カテゴリー: 動画紹介, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 12:05 | コメントをどうぞ

さよならモンタニェス

全仏を離れて、少し前に起こったことについて書きたいと思います。当ブログで4月4日に「モンタニェス、始動!!」という記事を書きましたが、なんとそれから1ヶ月と経たないバルセロナオープンでモンタニェスは引退を表明してしまいました。全然始動じゃなかった(笑)。引退の記事はこちら。1回戦でガルシア=ロペスに勝利し、2回戦でフェリシアーノ・ロペスに敗れました。こういう癖のある選手が引退してしまうのは、やはりさみしいものですね。

 

さて、話を現在の話に戻すと、今週はチェコとイギリスでチャレンジャー大会が開催されます。グランドスラム2週目と重なっていることもあり、出場選手は比較的豪華です。

チェコはレッドクレーの大会でクーリザン、ヴェセリ、グルビス、ロブレド、バラシビリ(全仏でナダルにトリプルベーグルで負けそうになったことで話題になった選手です)などがエントリーしています。ダブルスにはマレーロ/パエスという、全仏で対戦した選手同士で組んだ珍しいペアが第1シードで出場です。

イギリスのチャレンジャーは一足早くグラスコートの試合です。第1シードが地元のエバンス、第2シードがバグタティス、第6シードが日本の杉田祐一となっています。

 

全仏男子ダブルスは準々決勝の半分が終わり、カバル/ファラとゴンサレス/ヤングがそれぞれ準決勝に進みました。

カバル/ファラはペアとして初のグランドスラムベスト4です。長年組んでいる割に大舞台での活躍に乏しい印象がありましたが、見事にここまで勝ち上がってきました。

一方、ゴンサレス/ヤングは大逆転でマレー/ソアレスを破りました。第2セットでマレー/ソアレスにサービング・フォー・ザ・マッチがあったのですが、ここでマレーとソアレスがまさかのお見合いによる失点をしてしまい、ここから流れが変わった印象です。第3セットは拮抗した内容でしたが、タイブレークでゴンサレスの思い切ったリターンが決まり、そのワンチャンスをものにしました。ゴンサレスにとってもヤングにとってもこれがグランドスラム初のベスト4です。

残りはドディグ/グラノイェルスvsハリソン/ビーナス、Dutra Silva/ロレンツィ vs ベルダスコ/ジモニッチの試合です。

ソアレス/マレーが敗退したことで、ドディグ/グラノイェルスは最もシードの高いペアになりました。過去の実績も含めて優勝候補の筆頭でしょう。ハリソン/ビーナスは前哨戦のエストリルオープンで準優勝するなど勢いがありますが、この試合は地力の差が出るような気がします。

ベルダスコ/ジモニッチは、私が勝ちあがってくると予想していたグロス/リンドステッドを一蹴して勝ちあがりました。ジモニッチはこの準々決勝に勝てば3年ぶりのグランドスラムベスト4ということで次も勝たせてあげたい気がします。Dutra Silva/ロレンツィは1回戦は相手の棄権で、2,3回戦はいずれもノーシードの相手というラッキードローを活かしてここまできました。このペアの2回戦を見ましたが、二人ともストロークをベースにしたプレーでそれほどダブルスに慣れている印象はありません。面白いペアですが、ベルダスコ/ジモニッチを下せるポテンシャルは無いのではないかと思います。

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カテゴリー: 大会, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:37 | コメントをどうぞ

モンタニェス、始動!!

ダブルスについて書くこと多い当ブログですが、今回はシングルスの選手について書きたいと思います。

4月3日からフランスで開催されるチャレンジャーにスペインのベテランのアルベルト・モンタニェス(Albert Montanes)がエントリーしています。

モンタニェスは1980年生まれで、今年37歳になります(フェデラーの一つ上)。世界ランキング最高位は22位を記録した選手です。現在はランキングが大きく落ちてしまい、チャレンジャーとツアーの予選が主戦場になっていますが、まだまだ頑張っています。典型的なクレーコーターで、ベースライン後方に下がってのロングラリーが持ち味です。

特徴的なのが出場する大会の選び方。昨年は22大会プレーしていますがそのうち19大会がクレーコートでした(試合数では46試合中42試合がクレーコート)。今年は2月から始動して3大会ハードコートの大会に出ましたが戦績は1勝3敗と振るいませんでした。そのためか3月は一切試合に出場せず、得意のクレーコートシーズンが始まる4月を待って再始動したようです。37歳でもプレーできるのはこういった、思い切った大会の選び方が一つの要因なのかもしれません。

今回のフランスのチャレンジャーの1回戦の相手はナポリターノという、その名の通りのイタリアの選手で、21歳の若手です。モンタニェスは15歳の年齢差を跳ね返して、得意のクレーコートシーズンで良いスタートができるでしょうか。

最後に現時点で彼が最後にツアータイトルを獲得したニースオープンの動画のリンクを貼ります。御時間ある方は見て下さい。

【YouTube】2013年 ニースオープン決勝 モンタニェス vs モンフィス ハイライト

 
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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:05 | コメントをどうぞ

オリバー・マラチ

男子ダブルスでサーブ&ボレーしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はオーストリアのマラチです。昨年楽天オープンで来日しています。

オリバー・マラチ(Oliver Marach)

  • 国籍 オーストリア

  • 生年月日 1980,7,16

  • 身長185cm  体重78kg

  • 右利き 片手打ちバックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2009年:全豪オープン ベスト4(w/クボト)、2016年:デルレイビーチオープン 優勝(w/マーティン)、チェンナイオープン優勝(w/マーティン)

経歴

ダブルスの最高位は8位を記録した選手で、全てのグランドスラムでベスト8に入ったことのある選手です。現在は少しランキングが落ちていますが、それでも2007~16年までの間、必ず1大会は決勝に進出している選手で、非常に安定している選手と言えます。ちなみにシングルスでも最高位82位を記録していますが、2015年以降はプレーしていません。

昨シーズンからフランスのファブリス・マーティンとペアを組んでいます。先週開催されたアメリカテキサス州のチャレンジャー大会にもこのペアで出て準優勝しているので、今シーズンもこのペアで組むのかもしれません。上にも書いた通り昨年はこのペアで日本の楽天オープンにも出ていますが、1回戦でクレシ/シモンのペアにマッチポイントから逆転で負けています。余談ですが、昨年の来日の際にサインをもらおうとして「みすたーまらち」と呼びかけたところ、本人は全く反応せず、パートナーのマーティンの方が振り向いてしまうということがありました冷や汗 (顔)後で審判が彼の名前をコールしたときに気付いたのですが、“Marach”の発音は「マラク」の方が近いようです(そういえばヨーロッパ系の言語はhを発音しないことが多いですよね)。

既に自国に自分のテニスアカデミーを開催していて、いつ引退しても大丈夫な状態が整っていますが、まだまだ頑張って欲しい選手の一人です。

プレースタイル等

本人いわく得意なショットはフォアハンド、好きなサーフェースはクレーとスローハードだとのことです。尊敬する選手として自分と一つしか年が違わないフェデラーの名前を挙げています。マーティンとのペアではアドサイドでプレーしますが、メルゲアやクボトと組んでいたときにはデュースサイドでプレーしていました。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 04:04 | コメントをどうぞ

ギジェルモ・デュラン

男子ダブルスでサーブ&ボレーをしない(ステイバックをする)選手について書いています。今回はアルゼンチンのデュランです。デュランは以前「サービスゲームで2ステイバック」の記事で紹介した動画でゼバリョス(左利きの選手)とペアを組んでいた選手です。正直、私も最近知った選手で試合をきちんと見たことがないのですが、調べた限りのことを書きたいと思います。

ギジェルモ・デュラン(Guillermo Duran)

  • 国籍 アルゼンチン

  • 生年月日 1988,6,6

  • 身長 178cm 体重 82kg

  • 右利き 両手バックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2016年 キトオープン 優勝(w/カレーノブスタ)、ハッサンⅡ世グランプリ 優勝(w/ゴンサレス)

経歴

 デュランは2015年まではチャレンジャーを中心に回っていた選手です。2016年2月のキトオープンで自身初となるツアータイトルを獲得し、それ以降安定的にツアーレベルでプレーしています。8月に開催されたリオオリンピックにはデルボニスと組んでアルゼンチン代表として出場しました(1回戦で銀メダルのメルゲア/テカウに敗退)。

現時点での最高位は昨年記録した48位です。今年は昨年のツアーレベルの成績を維持できないとランキングが落ちてしまうのでデュランとしては勝負の1年になるでしょう。アルゼンチンの選手で「ギジェルモ」と言えば古くはビラス、最近はコリア、カニャスがいました。アルゼンチンを代表する第4のギジェルモになれるか注目です。

余談ですが、ATPのデュランの選手ページに彼が掲げるテニス選手としての目標が書かれているのですが、それは「生計を立てること」となっています冷や汗 (顔) なんというか、控えめというか、現実的な人のようです。

プレースタイルなど

アルゼンチンの選手らしくクレーコートが得意だそうですが、尊敬する選手はアメリカのアンドレ・アガシとのことです。得意なショットはバックハンドでどことなくアガシにフォームが似ています。試合の動画を観ていてもアドサイドでプレーするときにあまりフォアに回り込まずバックハンドで打つことが多い印象があります。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:45 | コメントをどうぞ