カテゴリー別アーカイブ: 選手紹介

2017年 楽天ジャパンオープン ダブルス出場選手

2017年楽天ジャパンオープンに出場する選手が発表されました。ここでは初めて試合を観戦する方向けにそれぞれのペアについて書いてみました。そんなことはオフィシャルの仕事ですが、オフィシャルにやられては困るのです。私が語りたいのでウッシッシ (顔) それぞれの選手の名前は日本語版ウィキペデイアに(無い選手もいます)、英表記はATPのサイトにリンクしています。()は各選手の9月25日付のダブルスランキングです。

*本戦ドローが公開されたので、それに合わせて更新しました。

 

1.ジャン ジュリアン・ロジェ(10位)/ ホリア・テカウ(9位)

結成4年目のペアです。2015年のウィンブルドンと今年の全米オープンを制しています。小柄な方がロジェです(それでも185cmありますが)。ロジェは基本的にはネットプレーヤーで、ストロークでの打ち合いを避けて極力ネットへ出ていく選手です。テカウもネットプレーヤーですが、ロジェに比べるとこの人の方がストロークがしっかりしている印象を受けます。リターンはデュースサイドがロジェ、アドサイドがテカウです。

ATP選手ページ:Jean julien Rojer Horia Tecau

 

2.フェリシアーノ・ロペス(21位)/ マルク・ロペス(20位) 

フェリシアーノ・ロペスはシングルスでも活躍している選手で、日本でも大変人気のある選手の一人です。左利きであることを活かしたサーブが強力な選手です。

パートナーのマルク・ロペスは同じロペス性ですが兄弟ではありません。ダブルス専門の選手で、回り込みフォアの強打と反応の速さが特徴です。リオオリンピックのダブルスではナダルと組んで金メダルを獲得するなど、スペインのダブルスを牽引する存在です。

この二人は昨年からペアを組んでいて、昨年の全仏オープンのチャンピオンです。出場ペアの中では5番目にランキングが高いのですが、この大会のシード枠は上位4ペアまでなので、ノーシードでの出場となります。このペアのポイントはマルク・ロペスのサービスゲーム。マルク・ロペスのサーブは男子選手としてはかなり遅いので、基本的にブレークを狙われます。マルク・ロペスのサービスゲームをいかにスムーズにキープできるかがポイントです。

ATP選手ページ:Feliciano Lopes   Marc Lopez

 

3.マクラクラン勉(133位)/ 内山靖崇(499位)

先のデビスカップ対ブラジル戦が記憶に新しいペアです。さすがにダブルスプレーヤーということでマクラクランは細かいショットが上手でしたが、あとひとつ突き玉に鋭さが欲しかった気がします。このペアが強くなって錦織が帰ってきたらデビスカップも楽しみになります。

ATP選手ページ:Ben Mclachlan Yasutaka Uchiyama

 

4.トレット・ヒューイ(67位)/ アディール・シャマスディン(58位)

 ヒューイは珍しいフィリピンの選手です。過去最高は18位まで上がったことのある選手で、小柄ですが柔らかいタッチと左利きを活かした回転系サーブが得意です。

シャマスディンはカナダの選手で、この人も180cmで決して大きな方ではないですが、ヒューイに比べるとパワー系の選手の印象を受けます。

この二人は2011年に1大会ペアを組んで出た以来、6年ぶりの再結成となります。右利きのシャマスディンがでデュースサイド、左利きのヒューイがアドサイドのリターンを担当します。

ATP選手ページ:Treat Huey Adil Shamasdin

 

5.レーブン・クラーセン(18位)/ ラジーブ・ラム(16位) 

今年で結成3年目になるペアです。昨年の今大会は準優勝でした。テクニシャンのクラーセン、長身でパワーのあるラム、とプレースタイルの対比がはっきりしているので、非常に見やすいダブルスではないかと思います。両手バックの選手がクラーセン、片手バックの選手がラムです。

ATP選手ページ:Raven Klaasen   Rajeev Ram

 

6.フランコ・スクゴール(42位)/ビクトル・トロイツキ(95位)     

スクゴールは今年の慶応チャレンジャーでも来日しているので、今年2度目の来日となります。実はプレーはあまりちゃんと観たことがないので、どんなプレーをするか知りません冷や汗 (顔)

トロイツキは単複両方でのエントリーです。シングルスプレーヤーのイメージが強いですが、実は今年ダブルスでツアータイトルを取っていたりします。

この二人がダブルスを組むのは恐らく初めてだと思います。

ATP選手ページ: Franko Skugor Victor Troicki

 

7.マルチン・マトコウスキ(33位)/ アイサム ウル ハク・クレシ(29位) 

マトコウスキは昨年の楽天オープンダブルスのチャンピオンの一人です。昨年WOWOWの実況をしていた河路アナウンサーが、彼の体型について「現役選手かな?という感じ」と形容していましたが、その通りちょっとポテッとした体型でショットのフォームもカクカクした独特の選手です。

クレシはパキスタンの選手で強力なサーブと素早いネットでの動きが持ち味です。過去には全米オープンで準優勝したこともある実力者です。

マトコウスキとクレシは常にペアを組んでいるわけではないのですが、今年1月の大会ではペアを組んでの優勝があります。リターンはクレシがデュースサイド、マトコウスキがアドサイドです。

ATP選手ページ:Marcin Matkowski   Aisam Ul Haq Qureshi

 

8.サンチャゴ・ゴンサレス(39位)/ フリオ・ペラルタ(35位) 

ゴンサレスは2010~2016年まで毎年必ず1大会は優勝している実績の安定した選手です。今年はまだ優勝はないのですが、ドナルド・ヤングと組んだダブルスで全仏オープン準優勝の実績があります。

ペラルタは36歳のベテランですが、ここ2年で100番近くランキングを上げてきた遅咲きの選手です。南米(チリ)の選手らしくストロークが得意で、サーブ&ボレーはせず雁行陣で戦うことを好みます。

この二人がペアを組むのはこれが初めてになります。リターンはデュースサイドがゴンサレス、アドサイドがペラルタです。

ATP選手ページ:Santiago Gonzalez Julio Peralta

 

9.松井俊英(152位)/ 杉田祐一(605位)

一昨年のジャパンオープン1回戦の松井/ニーミネン vs  クレシ/シモンの試合を観ましたが、松井は他の選手に決して負けてない動きだったと思います。ただ、リターンの精度 はトップレベルの選手と比べると劣る印象がありました。今回ペアを組む杉田はリターンがいい選手ですし、ノーアドバンテージの試合方式を活かせば、なんとか1勝できないかと期待しています。仮に松井が1回戦を勝利した場合、2010年のデビスカップでの勝利以来のツアーレベルでの勝利となります。

ATP選手ページ:Toshihide Matsui Yuichi Sugita

 

10. ディエゴ・シュワルツマン(159位)/ ドミニク・ティエム(280位) 

シングルスプレーヤー二人が組んでいます。二人ともダブルスのタイトルはまだありません。あくまで二人にとってはシングルスがメインとなると思いますが、どんなプレーをするか楽しみです。

ATP選手ページ:Diego Schwartzman Dominic Thiem

 

11,ドミニク・イングロット(62位)/ ダニエル・ネスター(43位)

イングロットは長身でリーチのある選手で、強力なサーブが武器です。グリップを少し短めに握るのが特徴です。

ネスターは45歳の大ベテラン。全てのグランドスラムのタイトルを持ち、シドニー五輪では金メダルを獲得した元世界ランキング1位の選手です。ジャパンオープンに関しては1998年に優勝、翌年は初戦で敗れてしまい、それ以降出場していないので、今回は実に18年ぶりの出場になります。残念ながら来年のマスターズ1000トロント、もしくは全米オープンでの引退を表明しており、現役選手としての来日は今回が最後になると思われます。

イングロットとネスターは常にペアを組んでいるわけではありません。今年はこの二人でペアを組んで4大会に出場していますが、2試合しか勝てていません。リターンは右利きのイングロットがデュースサイド、左利きのネスターがアドサイドを担当します。

ATP選手ページ:Dominic Inglot Daniel Nestor

 

12.ライアン・ハリソン(24位)/ マイケル・ビーナス(15位)

ハリソンはシングルス、ダブルスともトップ100に入っている選手です。今大会も単複両方にエントリーしています。

パートナーを組むビーナスはダブルス専門の選手です。ハリソンの父親がビーナスのコーチを務めていて、二人の間柄はプライベートでも親しいようです。

ハリソン/ビーナス組の活躍はなんといっても今年の全仏オープンでの優勝です。二人とも非常にパワーのある選手で思い切った強打が持ち味です。リターンはデュースサイドをビーナス、アドサイドをハリソンが担当します。

ATP選手ページ:Ryan Harrison  Michael Venus

 

13.ニコラ・メクティッチ(32位)/ ニコラス・モンロー(31位)

メクティッチのプレーを私は観たことがありません。そもそも読み方が“メクティッチ”で合っているのかさえわかりません冷や汗 (顔)この選手についてはもっと詳しい方に譲ります。

モンローは黒人の選手で動きの素早さが強みです。ただ身長178cmと小柄なのでどうしても2ndサーブを狙われてしまうのが弱点です。去年もジャパンオープンのダブルスに出場していて、予選からのエントリーでした。

メクティッチとモンローは前週のシェンゼンオープンで初めてペアを組んで、いきなり決勝に進出しています。

ATP選手ページ:Nikola Mektic Nicholas Monroe

 

14.マーカス・ダニエル(47位)/ マルセル・デモライナー(54位)

このペアは最近名前を聞くようになったのですが、私はほとんど試合を観たことがなくあまり良く知りませんがまん顔 今年から本格的に結成されたペアで、少しずつランキングを上げていますが、まだペアとしての優勝はありません。前週の中国の大会では準優勝でした。

ATP選手ページ:Marcus Daniell Marcelo Demoliner

 

15.ブノワ・ペール(175位)/ アルベルト・ラモス ビノラス(160位) 

完全にシングルスプレーヤー同士のダブルスです。過去2年連続でペールのダブルスを観戦しましたが、そんなに真剣にやっている印象はありませんでした。今回も勝つためというよりシングルスに向けて試合数をこなしてコートサーフェスに慣れるのが主な目的なのではないかと思います。

ATP選手ページ:Benoit Paire Albert Ramos Vinolas

 

16.ジェイミー・マレー(11位)/ ブルーノ・ソアレス(12位)

 ジェイミー・マレーはアンディ・マレーの兄で、ダブルスランキング1位になったこともあるダブルスの名手です。日本でも人気があります。ネットプレーが抜群にうまく、あまりストロークにはパワーがないので、多少強引でもネットに詰めていくプレーが特徴です。

ソアレスはマレーに比べるとパワーがあり、ストロークとネットプレーのバランスが良い印象を受けます。

この二人は昨年から固定でペアを組んでいて、昨年の全豪、全米オープンを制しています。昨年もジャパンオープン出場し2回戦で敗れています。

ATP選手ページ:Jamie Murray Bruno Soares

 

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カテゴリー: ジャパンオープン, 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 03:04 | コメントをどうぞ

フリオ・ペラルタ

2017年 ジャパンオープンにて

2017年 ジャパンオープンにて

男子のダブルスプレーヤーでサーブ&ボレーしない選手を紹介しています。今回は最近ランキングが急上昇しているペラルタです。このブログでは以前書いたサービスゲームで2ステイバックの記事にも少し名前が出た選手です。

フリオ・ペラルタ(Julio Peralta)

・国籍 チリ

・生年月日 1981.9.9

・身長188cm  体重79kg

・右利き 片手打ちバックハンド

・リターンサイド アドサイド

・主な戦績 2016年 ブラジルオープン優勝(w/セバジョス)、2017年 US男子クレーコート選手権(w/セバジョス)、全仏オープンベスト8(w/セバジョス)

経歴

ペラルタは2017年9月11日付のランキングで34位の選手です。しかし、ごく最近まではチャレンジャー大会を中心にプレーしていました。転機が訪れたのは2015年10月のアルゼンチンのチャレンジャーで、この大会から現在のパートナーであるセバリョスと組み、いきなり優勝します。2016年にはペラルタ/セバリョス組は年間対戦成績37勝8敗、チャレンジャー4大会で優勝、ATP250レベルの大会3大会で優勝という見事な結果を収めます。ペラルタ個人としてはこの1年で105位だったランキングが44位まで上がります。2017年も好調を維持しており、上述した34位というランキングは現時点でのペラルタのベストランキングです。また、ゼバリョスとのチームランキングは現在13位まで上昇しています。

プレースタイル

南米の選手らしくクレーコートが得意のようです。これまで獲得したツアータイトル4つの内3つがクレーコートの大会です。プレーしている様子を見ると、パワーヒッターというよりボールにしっかり回転をかけて丁寧にコントロールするタイプのような印象です。

関連リンク

ATPの選手ページ

Tennis Explorer 選手ページ

【Youtube】2017年 リオオープン2回戦 ペラルタ/セバリョス vs クボト/メロ ハイライト

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 11:25 | コメントをどうぞ

マッドゥエ・ミドルコープ

このところこのブログで名前が出ることが多くなってきたミドルコープについて書きたいと思います。たぶん日本で初めてミドルコープにフォーカスを当てたブログです。

マッドゥエ・ミドルコープ (Matwe Middelkoop)

・国籍 オランダ

・生年月日 1983.9.3

・身長191cm  体重85kg

・右利き 両手打ちバックハンド

・リターンサイド アドサイド

・主な戦績 2016年 ソフィアオープン優勝(W/コーレフ)、ジェネラリオープン優勝(W/コーレフ)、2017年 シドニー国際優勝(W/コーレフ)

経歴

ミドルクープは34歳のベテランですが、つい最近までフューチャーズやチャレンジャーを回っていた選手です。転機が訪れたのは2015年で、この年から同じオランダのコーレフとペアを組みます。コーレフとのペアは相性が良かったのか、この年は非常に好成績を収め、年始287位だったランキングが年末には66位まで上昇しました。2016年以降はチャレンジャーとツアー250レベルの大会が主戦場となります。2016年の全豪オープンではキャリア初のグランドスラム出場、ソフィアオープンではツアー初優勝と安定してキャリアを積んでおり、現在も50~60位で安定しています。コーレフとのペアは今年のウィンブルドンを最後に解散しており、現在は特定のパートナーとは組んでいない状態です。

プレースタイル

私の勝手なイメージですが、オランダの選手は動きが少し固くて、あまり器用ではない気がします。ミドルクープも一般的なダブルスプレーヤーとしては器用ではない気がします。どちらかと言えばパワーで押すタイプでしょう。ATPのホームページによれば得意なショットはバックハンド、好きなサーフェースはクレーコートだそうです。

関連リンク

本人のツイッター

ATPの選手ページ

Tennis Explorer選手ページ

【YouTube】2017年 シドニー国際 決勝 J.マレー/B.ソアレス vs W.コーレフ/M.ミドルクープ    少し画質が悪いです。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:45 | コメントをどうぞ

オリバー・マラチ

男子ダブルスでサーブ&ボレーしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はオーストリアのマラチです。昨年楽天オープンで来日しています。

オリバー・マラチ(Oliver Marach)

  • 国籍 オーストリア

  • 生年月日 1980,7,16

  • 身長185cm  体重78kg

  • 右利き 片手打ちバックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2009年:全豪オープン ベスト4(w/クボト)、2016年:デルレイビーチオープン 優勝(w/マーティン)、チェンナイオープン優勝(w/マーティン)

経歴

ダブルスの最高位は8位を記録した選手で、全てのグランドスラムでベスト8に入ったことのある選手です。現在は少しランキングが落ちていますが、それでも2007~16年までの間、必ず1大会は決勝に進出している選手で、非常に安定している選手と言えます。ちなみにシングルスでも最高位82位を記録していますが、2015年以降はプレーしていません。

昨シーズンからフランスのファブリス・マーティンとペアを組んでいます。先週開催されたアメリカテキサス州のチャレンジャー大会にもこのペアで出て準優勝しているので、今シーズンもこのペアで組むのかもしれません。上にも書いた通り昨年はこのペアで日本の楽天オープンにも出ていますが、1回戦でクレシ/シモンのペアにマッチポイントから逆転で負けています。余談ですが、昨年の来日の際にサインをもらおうとして「みすたーまらち」と呼びかけたところ、本人は全く反応せず、パートナーのマーティンの方が振り向いてしまうということがありました冷や汗 (顔)後で審判が彼の名前をコールしたときに気付いたのですが、“Marach”の発音は「マラク」の方が近いようです(そういえばヨーロッパ系の言語はhを発音しないことが多いですよね)。

既に自国に自分のテニスアカデミーを開催していて、いつ引退しても大丈夫な状態が整っていますが、まだまだ頑張って欲しい選手の一人です。

プレースタイル等

本人いわく得意なショットはフォアハンド、好きなサーフェースはクレーとスローハードだとのことです。尊敬する選手として自分と一つしか年が違わないフェデラーの名前を挙げています。マーティンとのペアではアドサイドでプレーしますが、メルゲアやクボトと組んでいたときにはデュースサイドでプレーしていました。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 04:04 | コメントをどうぞ

ギジェルモ・デュラン

男子ダブルスでサーブ&ボレーをしない(ステイバックをする)選手について書いています。今回はアルゼンチンのデュランです。デュランは以前「サービスゲームで2ステイバック」の記事で紹介した動画でゼバリョス(左利きの選手)とペアを組んでいた選手です。正直、私も最近知った選手で試合をきちんと見たことがないのですが、調べた限りのことを書きたいと思います。

ギジェルモ・デュラン(Guillermo Duran)

  • 国籍 アルゼンチン

  • 生年月日 1988,6,6

  • 身長 178cm 体重 82kg

  • 右利き 両手バックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2016年 キトオープン 優勝(w/カレーノブスタ)、ハッサンⅡ世グランプリ 優勝(w/ゴンサレス)

経歴

 デュランは2015年まではチャレンジャーを中心に回っていた選手です。2016年2月のキトオープンで自身初となるツアータイトルを獲得し、それ以降安定的にツアーレベルでプレーしています。8月に開催されたリオオリンピックにはデルボニスと組んでアルゼンチン代表として出場しました(1回戦で銀メダルのメルゲア/テカウに敗退)。

現時点での最高位は昨年記録した48位です。今年は昨年のツアーレベルの成績を維持できないとランキングが落ちてしまうのでデュランとしては勝負の1年になるでしょう。アルゼンチンの選手で「ギジェルモ」と言えば古くはビラス、最近はコリア、カニャスがいました。アルゼンチンを代表する第4のギジェルモになれるか注目です。

余談ですが、ATPのデュランの選手ページに彼が掲げるテニス選手としての目標が書かれているのですが、それは「生計を立てること」となっています冷や汗 (顔) なんというか、控えめというか、現実的な人のようです。

プレースタイルなど

アルゼンチンの選手らしくクレーコートが得意だそうですが、尊敬する選手はアメリカのアンドレ・アガシとのことです。得意なショットはバックハンドでどことなくアガシにフォームが似ています。試合の動画を観ていてもアドサイドでプレーするときにあまりフォアに回り込まずバックハンドで打つことが多い印象があります。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 00:45 | コメントをどうぞ

ダビド・マレーロ

男子ダブルスでサーブ&ボレーしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はマレーロです。以前、伊達公子とミックスダブルスを組んでいたこともある選手です。

ダビド・マレーロ(David Marrero)

  • 国籍 スペイン

  • 生年月日 1980,4,8

  • 身長183cm 体重85kg

  • 右利き 片手打ちバックハンド

  •  サイド デュースサイド

  • 主な成績  2013年 ATPツアーファイナルズ 優勝(w/ベルダスコ)、2015年 マスターズ1000 ローマ(w/クエバス)

経歴

マレーロはウィンブルドン以外の3つのグランドスラムのダブルスでベスト8に入ったことのある選手です。2013年のウィンブルドンと全米オープンでは日本の伊達公子とミックスダブルスを組んでいました。

マレーロが世界的に脚光を浴びたのは2013年のツアーファイナルズの優勝ではないかと思います。ベルダスコとのペアで、決勝でブライアン兄弟を破っての優勝でした。この年末のランキングは5位で、これが現時点でのマレーロのベストランキングです。

残念ながらマレーロの成績はこの時を頂点に下降傾向にあります。昨シーズンは2大会でツアー優勝を果たしたものの、成績としては27勝21敗とギリギリの勝ち越しでした。しかも昨シーズンはマレーロには固定のパートナーが付かず、大会ごとにパートナーが変わるという状態でした。ペアを組んだ選手の中にはペールやトミックといった、ダブルスにそれほど注力しているとは思えない選手もおり、パートナー探しに難渋したのではないかと思います(もっとも昨年は6月に双子の赤ちゃんが生まれたので、ツアーは二の次だったのかもしれませんが)。2017年シーズンはメキシコのサンチャゴ・ゴンサレスとペアを組み、ようやく固定のパートナーを得たものの、現時点でこのペアの戦績は4勝6敗とあまり芳しくありません。来月から始まる得意のクレーシーズンで巻き返しを図りたいところです。

プレースタイル

2013年のツアーファイナルズ決勝を解説した辻野隆三さんいわく、マレーロの持ち味はプレースメントの良さ、つまりコントロールの良さだそうです。マレーロの試合を見ているとセンターを突いて相手ペア2人の間を抜けていくショットをよく見る気がします。マレーロ本人は得意なショットはフォアハンドだと述べています。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 04:37 | コメントをどうぞ

イワン・ドディグ

男子ダブルスでサーブ&ボレーをしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はドディグです。ドディグは楽天ジャパンオープン、デ杯での来日があったり、シングルスで錦織選手との対戦があったりと、日本では比較的有名なダブルスプレーヤーではないかと思います。

イワン・ドディグ

  •  国籍 クロアチア

  • 生年月日 1985,1,2

  • 身長183cm 体重83kg

  • 右利き 両手打ちバックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2013年:ウィンブルドン 準優勝(w/メロ)、マスターズ1000上海 優勝(w/メロ) 2014年:ATPツアーファイナルズ 準優勝(w/メロ) 2015年:全仏オープン優勝(w/メロ)、マスターズ1000 パリ 優勝(w/メロ) 2016年:全仏オープンミックスダブルス準優勝(w/ミルザ)、マスターズ1000 カナダ 優勝(w/メロ)、マスターズ1000シンシナティ 優勝(w/メロ) 2017年:全豪オープンミックスダブルス 準優勝(w/ミルザ)

経歴

ドディグはシングルスにも出場している選手です。シングルスのランキング100番以下まで落ちてしまったので、ダブルスとのランキングにかなり差ができてしまいましたが、現在もシングルスを続けています。

私がドディグの試合を観たのもシングルスの試合が先でした。2011年のザグレブオープンの決勝で、この試合に勝利し、ドディグは自身初のツアータイトルを獲得しました。試合そのものよりも印象に残っているのは表彰式で、自国開催の大会でツアー初優勝を飾ったにも関わらずドディグはほとんど無表情で、「無愛想な人だなぁ」と思ったのを覚えています。ただ、楽天オープンで来日したときにはファンからの写真撮影やサインの要望に時間をかけて応えており、寡黙だけど良い人なのだと思います。

ドディグのダブルスプレーヤーとしての転機は2012年のメンフィスオープンと言っていいと思います。ドディグはここで後に長年のパートナーとなるメロ(ブラジル)と初めてペアを組みます。実はドディグもメロもそれぞれ別の選手と組む予定だったのですが、開幕直前で双方のパートナーが欠場になるという偶然が重なってのペア結成でした。ドディグとメロはそれまでほとんど面識がなく、お互いがどんなプレーをするのかもよく知らない状態だったそうですが、いざ試合になると2人の相性は非常よく、急造ペアにも関わらず準優勝という好成績を収めます。同年の全仏で再びペアを組んでベスト8に進出し、以降本格的にこのペアでの活動がスタートします。2013~2016年にかけては毎年ツアーファイナルズ(年間の最終戦。ランキング上位8ペアしか出場できない)に出場するなど、安定した強さを発揮し続けます。成績の欄を見て頂ければわかるように、ドディグのダブルスプレーヤーとしての実績は、ほとんどがメロとのコンビで築いたものです。

2016年シーズン終了時に、ドディグ/メロ組はペアの解散を発表します。解散の理由を私は知らないのですが、恐らくドディグがシングルスのランキングを上げるためにツアーの予選やチャレンジャー大会に出る試合数を増やしたかったからではないかと思います。そうなると必然的にメロと組めるダブルスの頻度が減り、チームとしてのランキングが下がって、ダブルスしかプレーしないメロにとっては大きな痛手になるので解散に踏み切ったのではないでしょうか。2017年にドディグとペアを組むのはスペインのグラノイェルスです。ダブルス巧者ですがシングルスもプレーする選手なので、必ずしも毎週ペアを組まなくても、メロほどは迷惑のかからないパートナーだと言えます。(グラノイェルスも当ブログで取り上げている「サーブ&ボレーをしない」ダブルスの選手なので、機会があれば取り上げたいと思います。)ドディグはハードコートを得意としていて、グラノイェルスもダブルスではハードコートでの実績の高い人なので、今年の全米オープンでかなりチャンスのあるペアなのではないかと期待しています。

プレースタイルなど

ドディグは技術的に大きな弱点のないオールラウンダ―だと思います。本人は公式サイトで「得意なショットはサーブ」と書いています。身長183cmというのは今の男子選手の中では平均より少し低いぐらいの身長なのですが、体の捻りを大きく使ったいかにも力がありそうなサーブを打ちます。個人的にドディグのショットで好きなのはバックのトップスピンロブで、非常に精度が高い印象を受けます。

当ブログではサーブ&ボレーをしないダブルス選手を中心に取り上げていますが、実はドディグは元々サーブ&ボレーをする選手でした。少なくとも2014年のツアー最終戦ではサーブ&ボレーをしています。いつからドディグがステイバックを選択するようになったのか私は知らないのですが、優勝した2015年の全仏オープンではステイバックしているので、2015年シーズンの全仏までの間にプレースタイルに変化があったのではないかと思います。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 01:37 | コメントをどうぞ

フロリン・メルゲア

男子ダブルスでサーブ&ボレーしない(ステイバックする)選手について書いています。今回はルーマニアのメルゲアです。2016年リオオリンピックでナダルがダブルスで金メダルを取りましたが、その時決勝で負けたのがこの選手です。

フロリン・メルゲア(Florin Mergea)

  • 国籍 ルーマニア

  • 生年月日 1985,1,26

  • 身長180cm 75kg

  • 右利き 片手打ちバックハンド

  • サイド デュースサイド

  • 主な成績 2014 全仏オープン ベスト4(w/ドラガンヤ)、2015 マスターズ1000 マドリード 優勝(w/ボパンナ)、2015 ウィンブルドン ベスト4(w/ボパンナ)、2015 ATPツアーファイナルズ 準優勝(w/ボパンナ)、2016 リオオリンピック 銀メダル(w/テカウ)

経歴

私が初めてメルゲアのプレーを観たのは2007年のデビスカップ・ワールドグループプレーオフ・日本vsルーマニアの試合です。メルゲアはテカウと組んでダブルスに出場しました。当時のランキングは163位で完全に無名の選手でしたし、私は日本ペアを応援していたので、観たといってもこの時のプレーはほとんど印象に残っていません。ここでの試合はチームとしてはルーマニアが3-2で日本を下しましたが、メルゲア/テカウ組は鈴木貴男/岩淵聡 組に4-6 4-6 4-6のスコアで敗れています(上にも書いたようにこの9年後にメルゲア/テカウ組はオリンピックで銀メダルを獲得します)。

私がメルゲアに着目するようになったのは2015年オーストリアンオープンからです。この年、メルゲアはイングロットという選手と組んで出場し、ブライアン兄弟を撃破してベスト8に浸出しました。(下にその試合の動画のリンクがあります。)途中でイングロットが故障でツアーを離れてしまった後は、インドのボパンナと組むようになります。ボパンナ/メルゲア組はこの年2大会で優勝、3大会で準優勝と活躍し、メルゲア自身は年始24位だったランキングを11位まで上げてシーズンを終えます。

2016年もボパンナと組んでいましたがシーズン終盤でメルゲアが足の怪我でツアーを離れたため解散となりました。2017年からは再びイングロットとダブルスを組んでいます。

プレースタイルなど

メルゲア自身は最も得意なのはフォアハンドだと述べています。個人的にはバックのリターンが素晴らしいと思います。メルゲアはデュースサイドの選手なので、バックでリターンをするときには基本的には逆クロスに流すのですが、時折ストレートに強打して相手の前衛の左側を抜けていくショットを打ちます。

大きな弱点はない選手のように思うのですが、強いて言えば大舞台での接戦をなかなかものにできないような気がします(経歴の欄に書いたようにマスターズ1000のタイトルを持ってはいるのですが)。グランドスラムではウィンブルドンと全仏のベスト4が最高で、この時の準決勝はいずれもフルセットで敗れています。銀メダルだったオリンピックもファイナルセット先にリードしてから逆転負けしています。

もうひとつ本当に細かい話なのですが、オリンピックでペアを組んだテカウとの対戦成績が悪いというのも気になります。2015年以降の対戦成績を調べたところ6戦全敗でした。ジュニアの頃からダブルスを組んでいる旧知の仲の選手ですが、なにか弱点でも知られているのでしょうか。

関連リンク

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 08:31 | コメントをどうぞ

マルク・ロぺス

男子ダブルスでステイバックする選手を書いていきたいと思います。第一弾はマルク・ロぺスです。グランドスラムタイトル(全仏)、ツアー最終戦、オリンピックと3つのメジャータイトルを持っており、現時点で最も実績のあるステイバックでダブルスをプレーする選手と言えます。

2017年ジャパンオープンのマルク・ロペス

2017年ジャパンオープンのマルク・ロペス

マルク・ロペス(Marc Lopez)

  • 国籍 スペイン

  • 生年月日 1982,7,31

  • 身長175cm  体重72kg

  • 右利き 両手打ちバックハンド

  • サイド アドサイド

  • 主な成績 2012 ATPツアーファイナルズ 優勝(w/グラノイェルス)、2014 全米オープン 準優勝(w/グラノイェルス)、2016 全仏オープン 優勝(w/F.ロペス)、2016 リオオリンピック 金メダル(w/ナダル)

経歴

私がマルク・ロぺスのプレーを最初に見たのは2012年のデビスカップ1回戦(スペインvsカザフスタン)です。この前年、スペインはナダル、フェレール、F.ロぺス、ベルダスコという当時のドリームチームでデビスカップを制覇しました。ところが2012年はこの4選手が揃って代表を辞退してしまい、スペインはいわば「二軍」での闘いをよぎなくされます。マルク・ロペスはこの時ダブルス要員としてデビスカップ代表に選出され、グラノイェルスとのコンビでチームの勝利に貢献しました。

この2012年シーズンはマルク・ロペスにとって飛躍の一年となります。それまで様々なスペイン選手とダブルスを組んでいましたが、デビスカップ1回戦を皮切りにほとんどの試合をグラノイェルスと組んで出場するようになりました。グラノイェルス/ロペス組はシーズンを通して安定した成績を収め、年間の上位8組しか出場できないツアー最終戦(ATPツアーファイナルズ)の出場権を獲得します。予選ラウンドでブライアン兄弟を破るなどの番狂わせを演じ、初出場にして優勝を飾ります。デビスカップ1回戦の時点で42位だったランキングはシーズン終了時には6位までジャンプアップし、スペインの「二軍」相当の選手から、ダブルスのエースとしての地位を確立しました。

2015年でグラノイェルスとのペアを解散し、2016年~現在はF.ロペスとペアを組んでいます。昨シーズンはこのペアで全仏オープンを制しており、連覇に期待がかかります。

プレースタイルなど

マルク・ロペスのプレーの特徴は、これだけ実績のある選手に大変失礼ですが…バックハンドの下手さです。以前はバックを打たされたらとりあえずロブで逃げるしか選択肢がないような状態でした。最近は多少マシになりましたが、このレベルの選手としてはお粗末と言わざるを得ません。それでもこれだけ勝てるのは反応が早く、かつ動きが速いのでほとんどのボールをフォアに回り込んで打つことができるからです。反応早さはネットプレーでも活かされていて、強いボールもしっかりブロックして角度のあるボレーを打ちます。

技術的に改善の余地があるのは前述のバックハンドとサーブでしょう。175cmと小柄のは確かですが、ファーストサーブでも150km/h程度なので、もう少し良いサーブが打てるのではないかと思います。

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カテゴリー: 選手紹介 | 投稿者ステイバックダブルス 02:43 | コメントをどうぞ