木曜日
午前中のコートへは久しぶり。練習をしていた仲間の3人組がいたのでダブルスを久しぶりお願いした。パートナーのN夫人に頼りながらも迷惑を掛けない程度にはプレイできたと思う。負けると思っていたのに勝っていたから。それから男子ダブルスを一つして、サービスの練習を少しして帰途についた。
駐車場を出ようとすると車が慌ただしく進入してきた。skさん車だと判明、相手の運転席の横でブレーキを踏んだ。互いに窓を開けて会釈をして、運転が荒いですねと皮肉を言うと顔を赤らめ口早に彼女は謝っていた。何のことか思いだしたが、そんなにあやまるほどの事ではなかったこちらがびっくり。
先日ひさしぶりに彼女が近づいてきて障害物の向こうからSじーと親しみの表情で声をかけてくれた、うれしかったのに、なぜ彼女の口からその言葉を聞くの、一瞬不愉快な気分になりぼくはしっぺ返しの言葉を投げかけてその場は終わっていた。
そんなたわいないことなのに気にしていたらしい。受け流してくれていたと思っていた。
ぼくの毒舌がしらぬまにまた人を傷つけていた。Sじーという言葉はぼくにとってクラブ内で死語になっているつもりだった。じーちゃんのど真ん中を歩いているので、それはそれで一向にかまわないけど。
それを話すと、一つのストリーが生まれそうだ。すべてぼくの短気損気がわざわいしている。海の底の貝になりたい。