土曜日
圭の三回戦、相手は韓国の若手チョン、ヒョン。ぼくは初めての選手、wowowの解説しゃらは顔をこわばらせて若者を褒めちぎるので、一体どんな選手なのかと興味しんしんだった。21才、185センチ、ランキング67位、太ももはラグビー選手のように筋肉がモリモリで、仁王のようにコートに立つ姿に驚かざるをえなかった。
壮烈な打ち合いの中でも、経験の差とでもいうべきか、貫録の里でもいうべきかセット20とリードしてさすがだった。3セット目になるとチョン・ヒョンは後がなくなると持ち味を出してサービス、ショットとも引けを取らず互いにキープしてタイブレークに突入、取れそうにあったにも関わらず、後半突き放されて落してしまった。
3セット目に肩か背中を痛めて治療を受けており、心配していたが、3セットで決めきれなかったのは、両者の流れを変えていた。
4セット目、03で圭がおかしくなったところで、幸運の降雨。試合は翌日に延期となった。