子供の頃のヒーローは、コンプレックスの固まりだった
運動会の徒競争は、いつもびりっけつで虐められっこ
勉強には興味が無く、成績は落ちこぼれ、音痴だった
だから、頭が良い人、喧嘩の強い人、足の速い人、
歌の上手い人、勉強の出来る人を見ると直ぐに憧れ
尊敬してしまう
そんなコンプレックスの塊のヒーローから、
一つだけ自信のある物を見つけた、
それは、早くは走れないけど、いくら走っても疲れない
瞬発力は無いけど、持久力はあるって分かった
なぁんだ!人って、みんな違うんだって知った時から
勉強も、学校と違うやり方で学べば成績も上がるかも
って気付いた時から、学ぶ事が楽しくなった、
ヒーローは記憶力は悪いけど、工夫する力は負けない
疲れない身体と工夫する力で、乗り越える度に自信になる
大きな困難を乗り越える度に優しくなれる
それがテニスを教える仕事についた時、凄く役に立つ
出来ない人を見ても、自分の伝え方を変えれば分かるかも
なんて思い、工夫し見付け出す、
出来るようになった人も面白いけど
出来る手伝いをしたコーチは、もっと嬉しいし、
新しいスキルを見つけ次のステップになる!
どこのレッスンに行っても良くならなかった人と出会うと
自分を高める大チャンスなのだ!
あのアンポンタンのヒーローが
まさか、東大医科学研究所でテニスを教える事になるとは?
東大に入るのが夢だったのに、教えるなんてビックリだよね
どんな質問が飛んで来るか、どんな課題を突き付けられるか?
ピンチはチャンス! 超楽しいよ
今年は、コロナで教えに行けないけど
来年を楽しみに、今出来る事を頑張るね~