G.ダブロウスキー/M.パビッチ vs チャン・ユンジャン/I.ドディグ

2018年 全仏オープンテニス ミックスダブルス決勝

チャン・ユンジャン/I.ドディグ  6-1 6-7 1-0  G.ダブロスキー/M.パビッチ

第1セットを観た限りでは本当にあっという間に終わってしまいそうな展開でした。とにかくチャン/ドディグのショットセレクションが冴えわたり過ぎていて、ポーチ、ストレートアタック、ロブ何をやってもことごとく決まるという感じでした。このペアのリターンもとても良かったと思います。パビッチのサーブでこの試合は始まりましたが、リターンが良く沈んできたためか、このゲーム以降はパビッチもサーブ&ステイバックになることが多かったです。

第2セットになるとダブロウスキー/パビッチはリターンからのロブを多用し始めます。これが功を奏し、チャン/ドディグのサービスゲームでも競った展開になることが多くなったのですが、あと一つ調子が上がりきらないダブロウスキーにエラーが多く、先にブレークを許してドディグのサービング・フォー・ザ・チャンピオンシップを迎えます。

ダブロウスキー/パビッチが底力を見せたのはここからで、サービング・フォー・ザ・チャンピオンシップでブレークバックすると、タイブレークでも2-5でドディグのサーブ2本という場面から逆転してこのセットを奪います。

マッチタイブレークもチャン/ドディグがリードしてはダブロウスキー/パビッチが追いつくという一進一退の攻防でしたが、7-8のパビッチのサーブで痛恨のダブルフォルトがあり、これが明暗をわけました。

久しぶりにドディグの試合&勝利を観ることができました。ハードコートの試合ではサーブ&ボレーをしているようですが、今大会はクレーということで2015年に優勝したとき同様、サーブ&ステイバックでプレーをしていました。チャン・ユンジャンとは今大会で初めてペアを組んだそうですが、この結果なら当然ウィンブルドンもペアを組むのでしょう。終盤で少しドディグに固さがあった気がしますが、チャンの思い切ったプレーがそれをフォローしていたように思います。

全豪オープンに続いての優勝を狙ったダブロウスキー/パビッチでしたが、決勝は本調子といかなかったようです。特にダブロウスキーは本来は非常に反応の良い選手ですが、この試合は突き玉の処理やリターンでのミスが多く、本人もかなり苛立っている場面が目立ちました。ただ、それでも第2セットを逆転で奪ってくるところは見事だったと思います。

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カテゴリー: テレビ観戦 | 投稿者ステイバックダブルス 01:17 | コメントをどうぞ

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