ダイアデム エレベート追記

すっかりお気に入りになってしまった私のダイアデム エレベート98も、試作品の試打から約2か月になろうとしています。買ったのいつだったっけ・・・それももう1か月以上になるかな

このラケットのいいところは、何しろコントロールのいいところ。それにつきます。

後発メーカーだけあって、売れそうなラケットのモールドを採用しているっていうのも親しみやすい。エレベートはウイルソンのプロスタッフみたいな感じで、もう一種類の「ノヴァ」はピュアドライブ。重さを選べるようにはなっているのですが、単なる模倣商品ということではなく、そういうモールドのラケットだったら使ってみたいかな、と思わせるカラーリングと、そして実際に使ってみて納得できるタッチの良さがあります。

2020年3月発売以降で、日本で1000本以上を売り上げているといいますから、私は遅い方だったなと思いますし、同じように感じて使っているプレーヤーがそれだけいるってことなんでしょう。

ブラックコスメの試作品から、やっと製品版を購入して手に入れてすぐ、ガットを同じもので張って、朝のスクールでレッスンが始まる前に試し斬りしました。

カゴからボールをとって、何気なくネット前からスピンのタッチで何球かスパン、スパンと10球くらい打ってみたんです。たぶん最初の2球目くらいがシングルスラインとベースラインの角にうまく落ちて、私がそこをなんとなく見て目標にしたとは思いますが、レッスンの球出しのようなリズムで、地面に弾ませて同じテンポでスイングを変える意識もなく、惰性で打ったボールが、ほぼすべて同じ場所にいく。

理屈で考えれば、打点が同じ、スイングが同じで面を変えていなければ全部揃うのでいいはずなんですが、自分では変えてないけど打球がそろわないってことのほうが多い。だからびっくりしました。自分が変えなければ、打球は変わらない。最初のインプレッションで私自身がそう感じてしまったのも大きかったと思います。

 

それと、ストリングパターンが粗めの16×20。横糸が一本多い感じがするのも気になりません。むしろこれが面の安定につながっているのかも。

スイング中に面がよじれる感じがしない=打球時にボールの衝突によるしなりではなくて、スイング中にフレームがよれる感じって、あるじゃないですか。それがなくて手のひらにスイっとついてくる。バランスをちゃんといじったっていうのもあると思いますが、メーカーさんの言うところの「フレームの中に『壁』をつくっている」の『壁』が役に立っているのではないかと思います。

 

その打ち味はプロストック品のようなしなやかさとダイレクト感のある打球フィールを両立したもの。

何度かバランスをいじっては失敗して戻しているんですが、あまりトップライトにするとすごく打球感が硬くなり、ボールが行かない感じになります。ノーマルのセッティングできっといいように作られているんでしょうが、私は何しろグリップエンドを太くする加工をするのでそこにどうしても加重してしまうことになります。

なのでフェースの内部にもレッドテープを貼ってヘッドが軽く感じすぎないように少し荷重します。エンドとトップだけのバランスになると、スイングの加速にうまくヘッドがついてこない感じがするのを私が嫌いなので、ボトムの部分にも少し調整を入れます。

そんなこんなでこの元旦に今のところ最後の調整を入れたのですが、昨日(新年2日)に初打ちができまして、そこでやはりちょうどいいところにハマると打球感が柔らかくなってスピンの手ごたえとボレーのタッチに信用性が上がります。

このラケットは前にも書きましたが、トップスピンもスライスもかけやすくて偏ったところがない。そういうラケットもなかなかない。最近はポリエステルのストリングスを使うこともあって、昔得意だったスライスがネットを越さない(すれすれを狙いすぎるのもある)、ということが多かったのですが、エレベートはポリを張っているにもかかわらず昔のようなフィーリングで振っていってもいい軌道でボールが打てる。ということはボレーもいい。

 

試作品のほうが軽くて、よく調べたらフレームの構成はすこしこの作から変更があったようなんですが、それによって若干フレームがしっかりして、フィールは残してくれている感じ。というのはフレームのしなりは試作品のほうが強く感じるんですが、ストリングパターンは同じせいか、当たり負けはしない。ただしボールのスピードを上げてくれるようなパワーアシストは感じにくく、スイングの長さが足りないと失速しそうな感じでもありました。この辺はフレームの厚さもあるんでしょうかね。。

フレームの厚さとモールドの話ですが、すごくプロスタッフっぽいとは思うんですけど、私はなぜか現行のプロスタッフに触手が動かなかったんです。もともとウイルソンのモールドがとても美しく見えて、高校時代からファンになり、職業コーチになってからもだいぶ長いこと使わせていただいたウイルソンなんですが、使えばいいラケットな感じがするんでしょうが、どうしてもそのほかのラケットに魅力を感じてしまって自分の愛器としては選ばなくなっていました。

フレーム厚はエレベートで21.5㎜の均一ですが、これってプロスタッフとおなじ?だけどバランスなのかカラーリングなのか、プロスタッフのほうが厚みを重みのように感じてしまって、スイングの中にボールが入ってきてくれる感じが「好きじゃない」感じに受け取ってしまうんですね。わかってもらえないかもしれませんが(笑)。

ちなみに、1か月くらいの使用で(といってもこの12月は休みの日が2日だけで、週に27~32レッスンをこなしたわけなんですが)エメラルドグリーンのような「ティール」というブルー。仕上げはマットだったんですがすでにツヤツヤになってます。ハンド仕上げのグロス仕様、みたいな感じになりました。これはこれで好きだけど(笑)

元旦にバランスを調整してこれも気に入ったので、やっぱりもう一本欲しいと思う今日この頃でした。


カテゴリー: グッズオタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:49 | コメントをどうぞ