ボールの見え方を変えられるかどうか

今になって思い出すことがあるのが、初心者の頃のラリーをしている時に感じたボールの見え方。

もうテニス歴35年になるんですけど、最初の頃の2年目とか3年目あたりの頃のことをよく思い出せるなぁとは、自分でも思います。そのあたりがスクールで同じような悩みを持っている人を見続けて来れた恩恵かなぁとも思います。

そのころ、初めてアルバイトコーチのオーディションを受けて、レベルが低すぎてコーチはまださせられないけど研修生で来てみる?と優しく声をかけて頂いて、全国レベルの人もいるような上手な先輩方に囲まれてコーチになる修行が始まりました。

最初って、ほんと習ってもいなかったので何にも知らなかったんですよね。ボールはそこそこ打てるけど、テニスのゲームってそんな簡単じゃないな、って衝撃を受けた頃でもあります。

ボール打つのに、野球の頃の経験みたいなイメージでボールをよく見てタイミングを計ってるようなところがあったのをよく覚えています。

引いた時のラケット面をこの辺に持っておいて、ボールのバウンドがこの辺に来る頃にスイングを始めればタイミングはピッタリで打てるな、みたいなことを一生懸命やっていました。

要するに「いい当たり」で打てれば「いいショット」になるっていう、そこそこ運動は出来るけど・・・の人が初めて見て、テニスっていうスポーツが競技としてやっていくには、まだ入り口にも立っていない、「打球する」ことを目的としているレベルだったと思います。

相手のコートの中のターゲットを狙う、ということを連続してやるうちに、スイングの出力を調整するようになって、「良い当たり」をするスイングが同時に「ふっ飛ばさないように」気をつけたスイングにもなっている、っていう感じでした。

ラリーをする相手の前に小さなターゲットを置いて、お互いにそこを狙いあう、というような練習もしました。これをやると、「ボールをよく見る」とか「スイングのタイミングを計る」ようなことをしていると、単発打てても連続して…安定して…っていう風にはならない。上手くいったショットで喜んじゃってリズムは崩れ、その次のショットがもうひどいことになったりしてました。

こういう人、やっぱり良く見かけるので、それで思い出すんでしょうね。「オレも若いころはそうだったなぁ~」って思います。当時は一生懸命やっていたと思うんですけど、そのころに気付いていたりとか、出来る感覚があったりしたら、もっと上手かったんだろうなぁって思います。

ショートでもロングでも、ラリーでターゲットを置くと、ラケットに当たったボールをどうするかに神経を集めておかないと、安定はしませんし、相手のショットが変わるので対応ができにくくなります。

だけど、狙いながらも続けられるようになってくると、ボールをよく見てる、というよりは意識の中にボールの位置や動きと、自分の期待しているイメージと、実際に当たったボールの衝撃となどが総合されて、「当たったモノを狙いの方向へ集めに行く」ような力の入れ方になっていきます。

上手くなってくると、遅い球でゆっくり丁寧、がコントロールの仕方ってわけじゃなくて、スピードもそこそこあっていいからリズムよく打てて、相手にもリズムをとりやすいようなショットがうてればそれでかなり続く、ということがわかってきます。

慣れてきたら、的なしでも同じように自分のショットをどこにコントロールするかをイメージしながら不要に大事に打たずに、リズムよく続けられるようになることが大事です。

 

 

 

それって、ボールへの「タッチ」の仕方を身体が覚える期間。ゲーム中の様に、相手コートのどこへボールを入れるか、とかそのボールで相手がどんな風に動くか、をイメージしながら試合している時に、手元でボールをコントロールできる感覚がついてきます。

飛んでくるボールを見ながらやるのは、自分の打ったショットがどんな風に飛んでいくかを作れるように、ボールを見ながら相手のコートや自分のラケットの動きなどにも意識がうまくいっている状態なんだと思います。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:03 | コメントをどうぞ

テニスの戦術を考える

テニスボールを打ち合うスポーツですから、ボールのスピードと、テニスコートの広さ、という問題に対して「時間」という要素が入ってきます。

その時間が、打つべきショットをどうするか、ってことを決める大事な大事な要素。

テニスコートの広さも、高さも含めて三次元のものなので、空間、というとらえ方で考えの基になりますね。

例えば、サーブを打つ側であって、どんなふうに組み立てるのか、っていう問題ですが。。。先に脱線しておきますね。

良いショットを狙ったとおりに打てるイメージができてくると、そのショットで決まる、と思いがちです。

当然、そのショットが狙い通りにいけば相手が取れないとか、触っても威力が強くて相手のコントロールを奪う、あるいはミスをさせる、という最も理想的なイメージがわきます。

それって「もしも自分にむかってそれを打たれたら、うまく打ち返せる自信がないな」っていうレベルのボールを打ち込んでいる、ということが自身の源。

だけど相手って自分よりもうまい人もいるだろうし、そうでなくてもポイントがかかれば必死に返そうとするだろうし、返球される確率はゼロではない。

だから、良いショットで勝つってことは考えないほうが良い、なんていう心理にもなってきます。ほんとうはポジティブにつなげていければもっといいんでしょうね。

 

さて、サーブを打つとして、相手はしっかり打つことのできる人。フォアに入れるか、バックを狙うべきか?コースを選択すると思います。

そこで、どっちに打ってもきれいに返ってきそうな、うまい人っていますよね。そんな時にどうしましょうか?

球種を打ち分ける力を持っているなら、バックを狙うにしても高く弾むようにしてスイングの自由度を下げてやることで、3球目に何をするかイメージして起きやすいようになるかもしれません。

スピードがあってもカウンター気味に強く押し込んでくるような人だったとしても、身体から遠い方へ曲がっていくようなサーブが打てれば、その分だけボールが甘くなるようなことを期待してもいいかもしれません。

 

さて、問題はそうさせることの次に、自分の自信があるプレーをつなげたいんですね。フォアを狙ってもバックを狙っても返ってくるっていうんなら、自分はその返球をフォアで打ちたいのか、バックで打ちたいのか?頭の中でシミュレーションしてみて、フォアへの返球が期待できそうなコースと、より影響が大きく出てくれてそのフォアを攻撃的に入れそうな球種やコースを考えればいい。

 

さらに、そこが厳しいコースすぎてフォルトになり、セカンドサーブになった場合にどんな対応をするか、それもいちおう頭に描いておきましょう。

そこで、「いやー、セカンドサーブになったら余裕で打ち込まれちゃうから勝てる確率が相当下がりそうだな」って思うのなら、セカンドサーブにならないようにしっかりファーストとそのあとに起こるラリーに出来るようにイメージすべきです。

 

サーブ頼み、というゲームはプロでもありますが、そこでオンザラインを狙っているのなら、当然外れちゃったときのことも考えていると思います。

サーブのキープが上手にできるっていうことは、リターンゲームをよりリスクを背負って攻撃的にいっても、つぎのゲームはきちんとサービスキープできる、という自信のあるゲームになります。

 

そこがうまくないと、どのポイントも安全に行こうとして単調になってしまったり、あるいは単発のショットでポイントをとってもおもったところで連続でほしいポイントを逃してしまったときに、その先の対応が思いつかなくなっていたりします。

 

ゲームをしているときの脳みそは、そこそこパニック状態に近いか、軽く押されればそこに落っこちてしまうような恐怖をはらんでいます。

ミスるんじゃないか、負けてしまうんじゃないかというプレッシャーって、テニスを大きく変えてしまいます。

自分のテニスがうまい、とは思いすぎないほうがいい。

相手が下手だ、とも思いすぎないほうがいい。そして、相手が何でもできるスーパーマンだとも思わなくていい。

相手のショットが自分のコートに入ってくるとわかった時にドキドキするのは、じつはプロでも少しだけある。だけど一般の人よりかは慣れているはず。その程度で考えておきましょう。

 

ポジティブに考えていくには、最低でも最高でもない、自分でできることはきちんとやり切って、相手よりも先に沈んでしまわないこと。

そのためには、相手が怖い存在にならないことです。

相手のショットに追いつくことができる

相手のコートにショットを入れることができる・・・これで少なくとも「簡単に負ける」恐怖からは解放されます。

その次には「勝ちたい」という呪縛にとらわれすぎないようにすること。

相手との距離が計れている・・・自分の守備範囲や反応速度がイメージできる

それの、自分がコートの内に入る=は、攻撃のチャンス

相手がコートの内に入る=は、一本抑えて取るべき

攻撃に入ったら、相手が遠い=は、相手に走る時間があるので、決まらない確率も高め

相手が戻ろうとしている=とか、一つの動作が始まっている=は、逆を突くチャンス

相手との距離が近い=は、遠めに打てば間に合わない

というそれぞれの判断があるはず。そこでミスをしやすいパターンの人もいますし、決断が遅くて逆襲されることもあります。

決まるのではなく、優勢を取るためにすることは、

相手を動かす

です。

動かしていくと、相手の苦手がわかります。要するに攻撃的にいっても効果がないようなところもあるし、同じ方向に打っても今度はミスしがちだったり、迷ったりするような自分のショットの使い方があるはず。そういう時に三次元で考えられるといいんでしょうね。

三次元のその先にある次元は、「時間」のはいった四次元。三次元を止めなければ、そこには目に見えない時間が入り込みます。取られてしまっても甘くなるには、高く弾ませたり、低く滑らせたり、わざと遅い球にしたりしながら、相手のポジションと自分のポジションを自分に有利なように見せかけましょう。

そのうえで、自分の得意なショットのほうに返球させられたり、うまく回り込む技術があれば、ポイントはとれそう!っていうイメージをシナリオのように使いながらラリーできるかもしれませんね!

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 11:14 | コメントをどうぞ

ゲーム主体で考える

動画もやっているんですが、ここ数年で、私の考え方もだいぶ変わったな、という所のお話。

動画も、っていうのは、あの動画は「ボールの上手な打ち方」を解説している動画なんですが、打点の位置はここですとか、ここの手首はこの角度で、とかっていうようなことは言っていない。→こんなこと言うのは、私がコーチを始めたころ(ギリ昭和)には、こういうことを厳しく指導していた先輩コーチって多かったな、ということです。

時代は変わって来ていて、昭和の頃って、子供たちの遊びの中に飛んだり跳ねたり投げたり捕ったりが備わっていて、狙ったところに入れるゲームとか、単純だったけど運動するっていうことはそのまま競技を始めたときに基礎ができている、っていう要素を盛り込まれていたんですね。要するに外遊びとか、子供達で集まってカンケリやるとか、ドロジュンやるとか、っていう遊び、メンコとかも自然と運動連鎖が出来るように作られている遊び・・・今になって見つめなおせば、ですが。

そんな中で例えばメンコであっても、上手にできる人って強いアイテムを持っているとか、自然にランキングめいたものがあって強い人同士が戦うと観客ができたりしたものです。コマ回しだって、ベーゴマみたいな「戦う」「戦わせる」要素に興奮したりしたものです。

 

くらべて、という対象は、我が家の子供たち。外遊びも積極的に奥さんが連れていってくれましたが、大人しく砂場で遊んでいるとか、自転車乗り回すとかで、そのうちハンディのゲーム機を持ち出してゲーム機で遊んでいました。

そうすると、テニスを習いに来てくれたところで、ボール投げが十分にできない。昭和の頃の人は、男の子だったらボール投げは出来るけど女の子はそうでもないかな、ていう感じが強かった印象ですが、私がコーチのアルバイトを始めた頃には男性でも「苦手でして・・」という人が増えて来ていたように思います。

そうなってくると、テニスを初心者で始める、ということに対して運動の基礎があるかないか、っていう前提条件が変わってきます。

テニスにはテニスコート、という枠や、シングルスとかダブルス、っていう人数の事や、ゲームのカウントとかっていう決められたルールのあるゲームである、という要素があります。

初心者が始めるには、陸上や水泳、またたぶん野球とかサッカーとかよりもその辺がちょっと複雑に思う人もいるかもしれませんが、フェンシングとかアメリカンフットボールとかに比べれば「見てれば何となくわかる」ルールでもあります。親しみにくいって程ではないですね。

もともと、何かやると競技になる、という昭和の時代から、そうでもない世代へと移っていっています。だから、ボールの打ち方だけを最初に教えてしまうと、「うまく打つかどうか」を目標にテニスをする事になっていくんじゃないか、ということもある。

ジュニアを指導する時に、「PLAY&STAY」(楽しく初めて親しんで続けられる)をモットーに要項は大きく書き換えられました。

なるべく自然にこのボールゲームになじんで、試合に出ていくのが自然な流れになるように、テニスをやってます、っていうジュニアは試合に出てるんです、っていうのが自然になるようにしむけていければ、ということなんですね。

プレーをする側にとっては、試合に出ることを前提にしていない人がいても構わない。だけど、テニス業界としてはテニスを始めたらいずれ試合に出て競技として楽しんでもらえる道筋をつくっておければ、レジャーで楽しむことも、試合に出ることで次が出来ることも、またそのなかで仲間が出来て世界が広がっていくことも用意できる。そういう業界であるべきです。

 

海外ではどうやっているか、とか業界の人は研修にもいっているし、ヨーロッパでも、なんならアジアでもしっかりしていたり、素敵なコミュニティが出来上がっていたりしますから、そういうのを参考にしつつ、今の日本人のテニスへのかかわりかたやテニスをする人たちの社会、っていうのをどんなふうにとらえてもらえるか、これってどんな憧れを導けるようになるか、ってことでもあると思うんです。

 

テニスの動作について分析するのは、だいぶ出来るようになってきてみて思うのは、こんどはゲームやポイントってどうやって事象が作られているのか、っていうのに興味がわいてきました。

まだ上手な人が上手に勝つ、と言う時に起こっている事や、相手を策略にはめ込む作業がわかるようになったところまでです。負けている側がどうやって挽回し、流れを引き寄せて逆転に繋げるのか、とか、守備型のプレースタイルでどこかに相手の弱点をっ見つける要素があるのか、とかショットの後の的確なポジションとか前後方向への判断や動きなど、分からないことも多いです。

ラリーの主体は打ち方ではなくてリズム(打ち方は習得している事にしておいて)であるべきで、そのリズムをどう崩して効果が待たれるのか、ということがひとつキーワードになってくると思います。

もちろん、そのなかで有効に使えるのはトップスピンなのかスライスなのか、という打法に関しても突き詰めて説明が出来るようにしておくべきかとは、個人的には思っています。

カテゴリー: 打ち方オタク | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:19 | コメントをどうぞ

Winbledon観戦・錦織・フェデラー・ナダル・・・

今年のウインブルドンは、なぜか「1週目」が注目、という気がしていました。大坂なおみちゃんの事もあったし、トップ選手の波乱もかなりありましたね。とくに1回戦。

こりゃあ大変だぁーって思っていた中、錦織はイズナーとも当たらなくなり、穏当なドローになった感じもありました。ククシュキンはヤバかったですね。。。ああいいう試合で本当によく勝てるなぁって、またレベルを上げたんだなぁって思いました。

準々決勝のフェデラーとの試合は、とれて1セット。しかも1セット目、かなぁって思ってたらその通りになったんですが、今こうやって書いても嘘つきっぽくなりますよね(笑)。

それにしても2セット目の1-6には参った。プレッシャーがすごくかかったゲームに見えました。フェデラーがコートを支配し始めると、コートの空気が変わったのが画面からも分かる時がありますが、この試合はまさにそんな感じでした。怖いんだろうなぁ。。。ガチで勝負するってなると。

そのフェデラーは、ナダルとの準決勝。ナダルが絶好調でしたが、17年の復帰後からは5連勝していて、先月のフレンチで久しぶりに土をつけられましたが、クレーじゃしょうがない。

気持ち的にはフェデラーが勝つだろうと思いたかったんですが、調子のいいナダルの動きが、クレーの戦術と全然違う。だからやっぱりどうしても見なきゃ!という試合でした。

 

ナダルはかつて、フェデラーのバックに集 める展開が主でしたが、試合後にコメントしていましたがもうそれはやっていないですよね。

しかし、フェデラーがナダルのバックをしきりに攻めて、切り返しのクロスを狙い撃つ、というポイントのパターンがありました。しかもそれを軸として何パターンか自在にコントロールしているので、だんだんどうやってそれを実行しているのかわからなくなってきました。ていうかどんなレベルでそのボールコントロールしてるの。。。

 

ナダルも下がらないプレーでしたね。テンポが速い。リターンに対してもフェデラーがハイテンポで展開してくるので、ブレイクがすごく難しい試合だったと思います。

さてこれで、ジョコビッチに対する作戦もフェデラーの頭にはあるのかもしれません。

私もフェデラーだったらジョコビッチに。。。って考えないことないですけど、絶対違う。。 つかえる駒を遣おうと思っても多分ダメなんでしょうね。それ以上のことをやらないと、現世界一位の男は崩しにくい。

フェデラーがリスクの高い仕事をしきるのか、またはジョコビッチの方から勝負させるようにするのか?

明日が楽しみです。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:44 | コメントをどうぞ

ストロークの準備

YouTubeを、5月のさいごの金曜日に撮ってから、6月10日くらいまで、新しいネタが撮影できずにいて、そこで守るスライスと攻めるスライス、という二つのテーマを撮った時に、なんだか段取りというか、撮影の心構えみたいのがちょっと遠くへ行っていてバタバタしちゃったんです。

しかし、投稿してみると「待ってました」的なコメントを頂いたりして、こういう反響をいただくって心理的に大きいなぁ、と思った次第です。

さて、私のYouTubeチャンネルでは、「サーブ研究会」と「スライス/ボレー愛好会」というタイトルで分けてシリーズ化してそれぞれ10~20くらいのコンテンツになっています。

そこで完結しなければいけない、というわけでもないのですが、ひととおり基礎をやって次へいく、という感じで考えていまして、もうそろそろフォアハンドストロークという項目へ移動していこうと思っています。

 

さて、グラウンドストロークの最重要課題、と思っています。フォアハンドストローク。

これの信頼度って、かなり重要ですよね。「バックハンドが得意です」という人であったとしても使用頻度はバックよりも多いはず。フォアハンドである程度ペースがつかめたり、展開を先にして主導権を取るようなラリーは欲しいもの。

そんなフォアハンドストロークに着手しようとしています。

とはいえ、各ショットを一巡するまでは基礎、という項目から外れずにやって行きたいとも思っていますので、それだけにどんな順序で紹介していくのか、悩みました。

 

打球技術の前に、「超基礎」という紹介を使用と思っています。

・ボールとラケットの力学的な要素

・それを身体を使ってどう再現するかという操体的な要素

・飛んでくるボールにアジャストさせる感覚的な要素

・さらに、フットワークなどで得られるリズムとは、という要素

などを、それぞれ考えて行くことになるので、どこが「基本」の出発点なのかわかりにくい部分を紹介していこうと思います。

昔から、こういう知識をアウトプットするための勉強をしてきて、握り方から言ったほうがいいのか、スイングの基本形を学んだほうがいいのか、走って追いつく事から紹介したほうがいいのか、その順番をどう並べると実践的なテニスを楽しめるところまで最短距離で行けるのか?すごく悩みました。

結局答えはでず、というのは、それを習う対象となるお客さんの方が千差万別であるということも理由です。経験のあるなしや、動き方の特徴などからどの要素を認め、どこの要素を付け足せるようにアドバイスや練習を組んであげるのかがコーチの仕事かと思ったからです。

空ける引き出しさえ、こちらに用意できていれば、見た段階でどんなプレーをするのかを見極められたり、その後に話し合うことで目指す道がみえてくるんだということ。

だから、複合した絡み合ったものなので順番なんてない、っていうことに決着した、そんな感じです。

実際に打球して見せるデモンストレーションを行いながらいろいろなことを紹介していこうと思っていますが、その根拠は必ずあるので、一番最初にその「超基礎」を紹介しようと思っています。それがどうなっていくのかを示さなければ、紹介してもしても最初の内は響かないかもしれません。

しかし、やっていくうちにそこを基本にしていけば、答えはそこに導かれていくことがわかるので、理解できそうだと思ってくれた人から戻って見返す、なんてことになってくれたらいいなと思っています。

カテゴリー: 打ち方オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:23 | コメントをどうぞ

Federer vs Nadal!

このカード、楽しみにしていましたよね!

フレンチを取ろうと思ったら、ラファという大きな壁を越えなければならないのは自明の理、とはフェデラーの談話でしたね。

実現までこぎつけるだけでもすごいことだと思います。

17年全豪から、二人の対戦ではずっとロジャーが勝っていました。キャリアの対戦成績では、16年までのリザルトでは23勝10敗、がナダル側の成績。

クレーコートで当たる事が多かったがというデータもあります。クレー以外ではロジャーの勝率が勝ります。

それが、昨日の試合前では23勝15敗まで、ロジャーが巻き返してきていた、ということなんですね。

フェデラーが、ナダルの持っている「対ロジャー戦略」に耐性ができたということと、より攻撃的なバリエーションを持ったということがありますが、もう一つにはその間、フェデラーはクレーコートの試合を避けてきた、ということもあったと思います。

そこへもってきての今回の対戦でして、世界中の人が、「クレーコート上で」この二人のカードが実現するのはこれが最後かも、という見方もかなりあったと思います。

 

私はもうここ何年も、恥ずかしがらずにフェデラーのファンであることを言ってきていますが、木曜日の夜に仲間と話した戦前予想では、

6-3.6-2.6-2でナダル

という予想をしました。

実際のスコアは、

6-3.6-4.6-2でナダル

でしたね・・・

今回見ていて思ったのは、フェデラーのポジションについてです。

これって、錦織がジョコビッチに勝てない理由もそうだし、フェデラーがナダルを苦手とする理由もそうだし、フェデラーとジョコビッチもここの所、分はジョコ側にある理由でもありそうな気がしている事です。

錦織選手も引き合いに出しているのは、ベースラインから下がらない攻撃的なスタイルが似ている、ということが理由で、それ以上複雑な理由はありません。

両者とも早いタイミングで広角に打ち分ける能力が高く、ポジションをより上げていって相手の時間を奪う、ということが試合中に他の人よりも上手い。

特にロジャーはネットに繋げてポイントを完結させる能力がより高く、年齢を重ねて進化した要素かとも思っています。

 

さて、何が言いたいのかに入りますが、

ナダルやジョコビッチ、今回の対戦で見たのは、錦織と当たったペールも主導権を握った時間帯にはそうであったように、こちらから放った「入れば有効な」ショットを成功させているのに、そのリターンが結構厳しい、ということなんです。

攻めに行った方が逆襲されている、という図式になるパターンが多く、ショットの質も深さやバウンドの効果も相手をはっきり追い込んでいるので相手はコート内に打ってくることが主になるはずの所が、攻めている側の想定している「攻撃ライン」の外に向かってカウンターがやってきます。

それがコースであったり、深さであったりするわけですが、その「攻撃側が逆襲されたと感じるリターン」の精度や確度が高い。

なので、攻撃する人が「もう一本」を更に攻めていくとかとどめを刺す、とかっていう図式が一発で破られた感じになります。崩されるのでその後の動きが鈍る。

かといってそういうボール無しではらちが明かない。

そういう試合であったと思います。

そこに打てば相手の体勢が崩れる、が「有効なショット」であるとすれば、本来ならそのまま更にコート内に踏み込んで相手の空間を制圧することができる攻撃なんです。

そうすると、錦織やフェデラーが攻撃に使うラインがネット方向に広がって、左右が狭くなります。ナダルやジョコビッチは、その左右の広い部分に放り込んでくれば、カウンターが成立します。

攻撃タイプの二人も、相当に能力が高い(もちろん世界中で屈指のレベルだと思います)訳ですが、

その「有効なショット」の次が問題なのであって、そこの使い方の為にポジションをわざと2,3歩ぶん下げてみる、というのはどうか、ということを考えてしまいました。

彼ら(フェデラーや錦織)は、ベースライン上から、更に踏み込んでコート内に、というイメージで有効なはずのショットを、リスクがある上で打ってきています。

それをベースライン上でもう一度打つ、ということは、ナダルの方にしてみれば、タイミングが早いから、走らされた方のサイドでしっかり相手を見れば、広い方に打たれても斜め後ろに走って間に合う空間があり、あまり動き回れないとすればその逆はそこにいればいい、ということになりますから、反応さえよければ迷わずに見ていればいい。

それを、ひと呼吸分だけ後ろでしっかり溜めて打つように出来たとしたら。。。

時間があるがゆえにナダルやジョコビッチは戻ってセンターに走らざるを得ず、そこで迷う時間があれば、走り過ぎた元の位置(オープンスペースの逆方向)に打つも良く、また一度止めていればオープンスペースに打つも良くなります。

可能性としては10~20%かも知れませんが、「有効なショット」の次のショットが決まる確率が増えると思います。

その少ない確率でも相手には嫌なプレッシャーになるとは思うのですが…

 

ただまあ、普段のリズムで打ちあえない事や、相手に時間を与えると先に攻め込まれてしまう、などの難しい判断でもあると思いますが。

彼らのカードがこんなに楽しみなのは、そういったことを仮説を立ててみながらも、彼らが簡単なミスをしないで見ていられるからなんでしょうね。

その前にやっていた女子の準決勝は、レベルが高いがゆえにミスも多かった。そういった差はあると思います。

リスクがあるところに果敢に挑んでいってきっちり打つことも、そこで油断なく相手が折れるまでそういうレベルのショットを打ち続けられることも、プロってすげえなと思わされるところですね。

 

カテゴリー: プロ選手オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:37 | コメントをどうぞ

不調でもテニスは好き

不調、というのはいわゆる選手が言うところのスランプとかではなくて、2年くらい前に腱板損傷という肩のケガをして、だましだまし使いながら、より肩に負担のかからないサーブのフォームとかを考えたりしながら続けていましたが、12月くらいに悪化して、我慢ができずに診断を受けたら肩腱板断裂、ということでした。

 

2月くらいには下からワインドアップして腕を挙上して、サーブを打つのに前腕を外旋させていくともう痛みで力が抜けてしまいます。それでサーブそのものがもう打てなくなるんだろう、っていうなんだかもうテニスへのモチベーションがすべて落ち込んでいくのを感じていました。

 

地元にある、何かあればお世話になっている整形外科さんへ行って、仕事を休むことはできないが何とかなる方法はないものか、と相談したところ、ちょっとした治療をしてもらって、2週間くらい経ってから、ややケアの仕方によっては動かせる範囲が広がったり、痛くない日が出るようになりました。

 

以前に肘の腱を切ってしまったときにも、同じような治療をしてもらって半年くらいかかっていたはずのテニス肘(その時は2回目だった)が2か月くらいで不通にラリーができる程度になったことを覚えていて、その時のような感じで今回も2か月くらい経ったところで徐々に良くなっていることを感じられるようになってきました。

 

というわけで、日によってという条件ではありますが、1セットくらい、確率重視っぽいサーブしか打たない(セカンドを打つと数が増えるからなるべくファーストを入れたい)ゲームだったら、何とかできる感じに。

 

ゆうべ、お世話になっているスクールの最上級クラスで久々にゲームに入り、若くて元気のいい人たちを相手にダブルスでほんの3ゲームくらいだけ、混ぜてもらいました。

そのあとに、自然とすごくテンションが上がっている自分がいました。

力は入れないようにしているけど、動く形のパワーを活かしてタッチの感覚につなげただけのサーブから、サーブ&ボレーにいくソリッドな感覚

そのボレーをしっかり止めるような感じで浮かないようにコントロールし、次のポジションに移ってプレッシャーをかける。。。

そういう、数か月間だけですが離れていたような感覚に戻れて、高揚したんだと思います。

大したプレーはしていないですが、できる喜びってすごいなと初めてくらいの感じで自覚しました。

肩が痛むときは、フォアハンドストロークも振りはじめで上腕が外旋すると痛み、遠いハイボレーとかに腕を伸ばそうとすると痛み、何でもないラリーができる癖に今までのようにうまく打てない、と分かってしまうと自分がやっていることがつまらないものに感じていたのかもしれません。

その12月からつかっているラケットのフィーリングとか、使うストリングスの種類やテンション、その結果として自分のテニスのタッチがまたよくなる、なんていうことも、いままでは「できる」という条件の下で考えて作っていましたが、いまはそのおかげで使いやすくてレベルが下がらない、という喜びのもとにもなっています。

 

身近な方だったら、試させてもらった人も読んでくれているかもしれませんが、私のラケットを、ちょっとだけ感覚がずれてるんじゃないかな、って見える人に渡してあげると、なにもアドバイスしなくてもいい球を打てるようになる、魔法のラケット(対象者を選ぶ)っぽいところまで作れるようになったんです。

私が背が高くて、力が強くて、とか、先天的にボールを打つ感覚が優れていたようなプレーヤーじゃなかったから、そういう道具のほうにも「うまくなる要素」を考えるようになったのかもしれません。

まだまだ、テニスを楽しめることがわかりました。生業としている身とはいえ、これってすごく幸せなことですよね!

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 08:46 | コメントをどうぞ

初めてはきんちょうする

youtubeに投稿するようになりまして、おかげさまで「実際にレッスンを受けてみたい」をいうオファーをすこし、頂けるようになりました。

これまでも色々なお客様を見させてもらってきましたし、スクールでは体験レッスンに来られる方も多々いらっしゃるので、「はじめて見る」お客さまって、そんなに苦手という意識はありません。

また、あたらしい勉強ができるという点では、すごく見させてもらおうっていう気持ちもあるんですね。ラケットの握り方やそれに合わせた身体の使い方、またはどんなふうにボールを見て反応するか、と言うのを見ると、その人の身体の内部で起こっている反応を見ることが出来るような気がします。

もちろん、言葉で言い表せるものばかりではないので、一緒にラケットを持ちながら「今こんな感じでボールタッチしますよね?」というところから、それを「こんな感じで」って伝える時間は、コーチとしては凄く楽しい。

しかしながら、急にここんところ「YouTubeをみて永木コーチにお願いしたい」というオファーが幾つか来ただけで、なぜかその方が「先に私がどんな人か」を知って、それから来てくれるということにナニカすごく緊張する感じになっています。

私が画面の中でどんなふうに映っているのか、捉え方は人それぞれなんじゃないかと思っています。

特に私は撮影の時にキャラを作るようなこともしないでやっていますし、友人からは「本当にいつも通りのナガキさんだよねー」って逆に感心?されてるようなコメントももらったりしていますから、緊張するようなことも無くていいのかもしれないんですけど、実際にそういうオファーをもらうと、やはり最初のメールをいただいた時点で緊張しますね~(笑)

ただ、お会いしてご要望を聞いて、どんな具合なのかを実際に見させてもらうと、思った事しか言えなくなるので、その辺からはいつも通りに戻ります。

経験上、癖の強い人の癖を直すことは今まで成功したことがなく、その独特のリズムの上で出来ることを考えたほうが良かろう、とかっていうパターンになることも少々ありました。

たいがいは、体ってこういう構造だし、ボールとラケットの力学的な条件を考えるとこんな風にスイングを作ったらいいんじゃないか、ということをその人のボールの打ち方と、その方がどんな風に自分のイメージを持ち、そのうえでどんなショットを打てるようになりたいのかが聞ければ、一生懸命考えます。

頭の中には3D?というかその人が動いているイメージとか、手の中にボールを打った感覚がどんな風に宿ればいいかをイメージするところから、欲しい要素や、ボールへのアクセスの仕方なんかを説明していくようにしていきます。

ボールってまっすぐ見ているだけでは見えない事もあったり、体をひねったり後ろへ向いたりすることで腕の使い方が変わることが凄くあるので、慣れないと出来ない事も、上級者のテクニックの中にはあります。

ボールやラケット、またスイング中の自分の動きに意識がある人は最初っから上手く見えて、例えばタイミングをボールに合わせないとスイングが始められない人や、力を入れると凄い速さのラケットが動く、というような印象の人(ジュニア初心者などはそんな感じが多い)には、動きのイメージが出来ないと何も始められません。

聞く耳には知識を入れていっても大丈夫なんですが、このレベルの人は聞いて納得してもまずできません。自分の体を操縦しなれていない。

人間、自分では無意識に出来ている事がかなりあって、そんなもんだろうって勝手に体が対応しちゃうことが多いものです。

たとえば、二本の足で立っていることだって、どこの筋肉にどうやって力を入れると倒れずにいられるのか、なんて意識しないですよね。

ラケットって5本の指でぐわって持って何となくボールに合わせて振ればどうにかなるんだろうと思っていると上手くいきません。

上手い人ってそこに感覚があるんですよね。スイング中のラケットがどっちに向いていてどこを走ってやってくるのか、それが飛んでくるボールに合っているのかいないのかも、先に準備されたものになっているはずなんです。

飛んでくるボールをよく見ているだけではなくて、そのボールを見ながら準備する物の最適解は何かを先に準備出来るようになっているという事。

瞬時にその判断が出来る、という事が基本をやりこなしているという事であり、判断通りの準備が結果を外さない、ということはその人にはパターン認識ができていて瞬時に引き出しが開くようになっている、という訓練されたものの上に出来ています。

最初は緊張するものなんですが、やっていくうちにどんな人でなにを求めているのかがプレーに表れてくるようで、すごく楽しくなってきます。

今後はホームページなどを整備して、そういう人たちをもっと受け入れできるようにしていきたいとも思っています。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:23 | コメントをどうぞ

クレーコートシーズン

ゴールデンウイークには、今年初めての経験でしたが、ジュニアテニストーナメントの行われた秩父へ、ジュニア選手の帯同コーチとしてテニスキャンプを開催しました。

秩父ミューズパーク、という所で、テニスコートが実に52面もある!それも点在しているのではなく、区画の中が全部コートっていうエリアがあって、壮観でした。

そこに参加してくれたジュニアも頑張ってくれて、初めて会った日よりも試合の日の方がパフォーマンスが高く、練習の成果や作戦についてもしっかりやってくれていました。

そういう経験もなかったものですから、とても刺激的でした。

さて、そこがクレーコートだったのですが、大学生の頃以来?のクレーコートでのテニス。

前日まで大雨で、コートが緩んでいて、我々が使う時間までローラーを入れて作業してもらっていたようですが、それでもフットワークで足跡が掘れていきます。

昔ながら、という感じでラインテープやそういった足跡でイレギュラーするんですが、バウンドがすごく高くなって、恥ずかしながら空振りとかしちゃいます。

普段はライジングで打つリズムでコートに立ちますし、ポジションやフットワークのイメージがどうしても普段の形になりますが、この日はさすがに下がってバウンドが見えるようにしました。普段よりも3歩ぶんくらい下がっての風景は、バウンドの遅いコートっていうこともあってラリーを終わらせない、打っても終わりにならない、っていう風景でしたね。。。この中で果てしなくラリー続いちゃうような試合って。。。おっかねぇ~って思っちゃったりしました。

 

さて、そんなクレーコート体験をしてきた今年も、プロテニスの世界でもクレーコートシーズンはいよいよ佳境に。あとはもう今週のローマと来週から始まるロラン=ギャロのみ。

ことしはですね。。。クレーコートのテニスに、新しい方の波がかつての王者を飲み込もうとしている勢いのあるテニスになってきていますね。

ナダルが負けてる!っていう衝撃もあるんですが、全体にラリーのペースが速くなってきている気がします。それに伴って展開がハードコートに近づきつつある。

そのパターンと言えばフェデラーが筆頭に上がるはずですが、今年はジョコビッチが高い集中を保ってコートに君臨している感じです。

もちろんナダルも弱くなったようには見えません。ただ、彼の世界中を驚かせたコートカバリングをもってしても撃ち抜かれているシーンがさすがに増えた。それだけラリーのペースが速くて止まらない。

ナダルのような選手は、常に相手よりもテンポが速く、カウンターのコースがきつく出来たら逆襲へ、というパターンで王者に居続けている訳ですが、相手がそれを凌駕しようと遠いところへ、深く早い球を打ってきても角度を付けたり、深く返すショットが鋭かったりすることでカウンターになり、相手がそれ以上にきついボールで攻め込めないうちに逆襲していました。

今年は、そのテニスの上にもっときつい2球目や3球目に続けられてしまう、というパターンが見受けられます。ナダルをもってしてもさすがにボールが浅くなって振り抜かれてとれない、というシーンで驚きの連続でした。

 

かたや錦織選手は、そのレベルに一歩で送れるようなシーンがある様に見えます。去年からWOWOWが見れるようになったので、沢山見ましたが、先に攻める、が効果がでれば錦織はまだまだ強いテニスを維持していますが、クレーコートでは単発というか、速いコートでのテニスよりもラリーがタフになってしまいます。

受け身のパターンでどうしても後手に回ってしまうようなシーンが多くて、みていてはらはらします。それでも勝っちゃうような試合がまだあるんで、錦織圭ってほんとにすごい選手だなぁと関心もしますが、ナダルを倒すような選手はちょっと次元が変わっていているようにも見えるので、今年のフレンチはきつそうな予感。。。

ゆうべも好調というか、勝つ気満々のシュワルツマンにストレート負けを喫しましたね。シュワルツマンもテニスも良かったし、何しろタフに狙い続ける素晴らしいテニスでしたから、昨日は仕方なかったかもしれません。

フレンチオープンは、2週間の長丁場でもあるし、よりきつくなります。ローマでの錦織も、マドリッドでの錦織も、調子に波がありましたが、彼自身が自信に満ちている時にはやはり無双の強さがあると思います。そうでなければ世界のトップ10を維持することなんて絶対にできないわけですからね。

前半は生き残るイメージがあると思いますから、まずその1週目をイメージよく乗り切ってほしいと思います。

ドローはどうでしょうかね。。。楽しみです。

 

カテゴリー: プロ選手オタク, 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 09:31 | コメントをどうぞ

ポイントのビジョンをもつようにする

シングルスでもダブルスでもそうですが、前回のこのブログの最後のほうで書いたことと同じようなことを書きます。

そのショットの続きは、今日の相手だったらどんな風に応えるか?をイメージできるようにする、が「考えながら打つ」です。

常に自分のショットを決定しながらラリーしなきゃならなくなるので、自分のショットがイメージ通り打てないとか、相手がそうさせてくれないときも多々あります。

そういうときにもどうすればいいのか、っていうものを持っていたほうがいいんでしょうね。

ラリーが早いときとか、プレーが連続してどんどん場面展開していく時って、頭が追いつかないものです。その時にリスクが少ないことって何でしょう。

 

一つには、入りやすいショットを選択することです。入れに行く、ということではなくて一番強気が通りやすいところはどこか、ってことでいいんじゃないかな。

例えば私の場合だったら、フォアハンドでもバックハンドでもクロス方向になるべく強めにしっかりスピンをかけて打つ。

 

戦略的な意図があるときでも、まったく何も思いつかないときでも、それは同じように相手に見えるだろうし、コートのかどっこから相手が打ってくるようにする時って、なんとなくでも自分の守っているべきエリアがわかりやすい気がします。

というのも、自分自身が角っこのほうに走らされて、ストレートのオンラインとかねらっては打てないですよね。心配しながら甘いストレートって、センターとほぼ同じ。

だからクロスに思い切って負けないようにひっぱたく。相手も自分もそういうところは一緒じゃないか、って思いながら試合しています。

 

サーブをどこへ打つか、というところから始まって、そのショットをどこへ打ったらどんな風に展開があるだろう、っていう「続き」を連想することが「ビジョン」です。自分ができそうなこと、その中で確率が高そうなこと、それでいて相手に「甘い」ととられないことを一生懸命やっていくってことですね。

自分のできることが少なければ、やはりすぐに攻略されて負けてしまいますし、事実そんな経験ばっかりです。

だけど、やっぱり集中が良かったり、大事なポイントで明確なビジョンが頭にあったりするときに、勝つべきゲームを勝てたりして喜んだりもした経験があります。

ショットは一本ですが、つなぎの一本も、きっかけの一本にもなります。

そこにはできそうか、成功しそうか、というリスクについてのイメージも入ってくると思います。

カテゴリー: 日記 | 投稿者ナガキヤスヒロ 10:27 | コメントをどうぞ