「アドバイスを有効化するためには」
アドバイスというものは、聞くだけで効果のあるものではありません。
逆に、指導者側もアドバイスをすれば、対象者が上達するわけではありません。
対象者がアドバイスを聞き入れた上で、様々な行動を起こすことによって効果が発揮されます。
・アドバイスを聞く・覚える。
・アドバイスを整理する。
・アドバイスを自分の言葉に置き換える。
・アドバイスを実行して、自身に感覚や技術と照らし合わせる。
一例ですが、上記のようなことを実行して、アドバイスが有効化されます。
意外と当たり前のことですが、この流れを気にしている方は少ないものです。
この流れを理解していると、指導者もアドバイスされる側も、アドバイスが上手く機能しない時に整理しやすくなります。
特に「自分の言葉に置き換える」というポイントは重要で、これによって記憶にも定着しやすくなります。
人の言葉というものは、丸暗記はできるものの、自身の意識には浸透しにくいものです。
ただ、同じ言語でも人によって言葉の使い方は異なり、表現方法も様々です。
「置き換えた」際に、語尾やちょっとしたイントネーションで、言葉の印象はガラッと変わってしまうこともあるかもしれません。それによって、アドバイスした側のニュアンスと少し異なってしまうこともあるかもしれません。
指導者も押しつけにならないように、どのような理解や反応を示したかという情報を得る為にコミュニケーションが大切になります。
アドバイスを有効化させる為には、指導者との信頼関係とアドバイスされた側の消化能力が必要とされるとも言えます。
アドバイスというものは、それだけデリケートなものなだけに「する」側も「受ける」側もお互いに注意したいポイントですね。
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