土曜日
夕方阿蘇の空は黒雲、こちらに流れてきて夕立を期待したが、雨がぽつぽつと落ちただけで終わっていた。
リオのオリンピック、卓球に続き女子バトミントンも初のメダルをもぎ取っていた。シングルスの銅メダル、ダブルスの金は卓球に続く勢いを感じた。女子レスリングも金ラッシュ、入場行進の旗手だった吉田沙保里が決勝でアメリカの若手に破れて四連覇を阻止されて号泣したが、歴代騎手はメダルを取れないというジンクスを破ったと報じていた。泣くことはない。「祇園精舎の鐘の音・・・・」が聞こえてきた。
午前中は10半ごろから男子400メーターの決勝が行われるというので待っていた。アンダーからのバトンタッチはアメリカを交わしてまさかの銀メダルとなってえらいことをやらかしていた。人見絹枝以来のうん十年ぶりのメダルだという。
強化のために何十億円もの上積みをしたというのが結果として現れたことになる。いくら金をかけても走りに関しては無理だと思っていたが、日本はバトンタッチという技の研究でなした。
夏の甲子園、地元の秀岳館、北海道にしてやられた。チャンスは十分にあったのに生かせなかった。運命の歯車は誰が回すのか。北海の投手は一人で4試合を投げ切っていた。かたや4人の投手でつないでいった近代野球に見えたが、昔ながらの一人の投手に全てを託した北海、4対0から最後には土俵際1点差まで追いつめられながらも9回の表を何とか逃げ切った。くやしいくやしい秀岳館であった。
明日、作新学院と北海で夏の甲子園フィナーレを迎える。