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1日目は二、三回しか続かなかった、ただ思い切り打ってた、

２日目は少し余裕が出来、周りを見渡したら上手な人が居たので
真似しながら打つと十数回続く様になった

そのうち、ボールが乗ってる感じがわかる様になり
芯を外した、ボールが重い、回転が掛かってる
強く打ったら速く返ってくる、ゆっくり打つと前に走らないと行けない
コースを外すと厳しいボールが返ってくるが分かって来て１００回は続く

壁打ちに行くと、人がいっぱいで出来ない、何かいい方法無いか？
見渡したら、ベンチがあった、それを立てて壁打ちすると面白い事に
元の二、三回に戻った、実力的に当てる力はあるのに、
強い気持ちが必要だとわかった、やってると１００回は続いた

もっと心を強くしたいと思い、ベンチを広場に向けて置いた
失敗すると20mくらい走ってボールを拾いに行く、面倒臭い
次は、20回続かないと50m離れた壁をタッチして返ってくる
２時間続けると、以外とハードだ！

西武スポーツ館に買い物に行くと、白黒のプロの試合が流れていた
初めて見る海外のプロの試合に立ち尽くす、ローズウォールやレイバー
スタンスミス、テニスには色んな個性や形があるんだと分かった、

さーそれを壁でどう表現していくか？110cmの高さに、２m間隔で
ボールの空き缶を使い、マジックでマルを３個かいた、
右端から右側の丸を狙うとストレートに来る
それを真ん中の丸をを狙い打ち返す、返って来たら左の丸、
返って来たら真ん中の丸、繰り返し20回出来たら、ポイント
6ゲームマッチしたら、死にそうになる

レイバーは、真ん中の丸のみ使う、サイドからセンターを狙うと
クロスに返る、それをバックでセンターに打つとクロスに返る
もう一度真ん中のを狙いクロスにうつ、返ってきたのを
フォアーで回り込み5セットで20球出来たらポイント

スタンスミスは真ん中丸に縦のラインを加える、
真ん中の①丸より1m上に②、①１５cm下に③
もっと下の壁から50cm離れた所に④を書いて準備オッケィ
真ん中にサーブ、返ってきたのを前に詰めてハーフボレー
次にボレー、返ってきたら③を狙うとロブになる、
④を狙いジャンピングスマッシュ、後は④を狙い続けて
20回続いたらワンポイント

東京で、三ヶ月ぐらい壁打ちをして沖縄に帰り、
テニスクラブに入ったら2週間でコーチに昇格しました、
あの頃は、指導者が居なかったからね〜♪
もう42年も前の話です。