「指導者だからこそ出来ない人の気持ちを理解する」
指導者において出来ない気持ちが分かることはとても重要なことです。
コーチになれるような方は、ある程度運動能力に自信のある方も多く、テニス経験も長く、テニスを始めた頃の記憶も薄くなってしまうこともあるはずです。
どんなに常日頃気を付けていたとしても、なかなか実感にまで踏み込めることも少ないのではないでしょうか?
新たなスポーツを始めた時の不安や右も左も分からないような気持ちは、想像よりも大きいものです。
相手の立場になって思考を働かせてみても、意外と分かっているつもりで実感できることは難しいです。
そんな時には、敢えて別のスポーツの体験等を実戦してみると良いと思います。
大人でも体験レッスンを申し込む手間や電話をする不安、実際に体験する時の立ち回り方、案内やサポートの大切さ、様々な発見があるはずです。
中学校の部活は高校や大学に比べて、経験者が少ないです。
見るものすべてが真新しく、根本的に
「何が分からないのか、分からない」ものです。
ルールにしても、「15-30」というカウント一つとっても、なぜ「1.2.3.4.5」じゃないかと不安になります。
高度な技術論や専門用語よりも、基本的な部分から「全くテニスを知らない方」に噛み砕いた説明を出来るように気をつけなければなりません。
また、技術においても、「分かっていても出来ない」ことも多いです。
そもそもが、理屈通り、頭で描いた通りに全てが出来れば、「全ての人がプロになれる」ということです。
コーチでも得意不得意があり、理屈は分かっていても、実行できないこともあります。
逆に、自分が実行できなくても、的確なアドバイスで上達へ促すことができれば名コーチとも言えます。
とても基本的なことで、分かっているつもりでも、熱心になればなるほど、忘れがちになるポイントなだけに注意したいですね。
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