「あやふやな表現な言葉に注意しましょう」
「集中して練習しましょう!」
この言葉にはどんな意味があるのでしょうか?
もちろん良い言葉ではあるものの、指導する際に「集中」という言葉には大きな落とし穴があります。
辞書等で意味を調べれば
「ひとところに集めること」
確かに、「練習に意識を集める」ことには繋がるものの、少し腑に落ちないこともあります。
「意識を何に集める」のかが具体化されていないという点です。
「集中して練習」という意味の本質は、「何を意識・注意して練習」とも考えられます。
時として、ダラダラ練習しているジュニアがいると、注意した指導者自身が「集中して練習します!」という言葉をジュニアから欲してしまうこともあるのではないでしょうか?
様々な状況や背景、段階によって必要なこともあるものの、ジュニア自身も注意された時の都合のよい言葉として決まり文句のように「集中」という言葉を使うようになってしまうこともあります。
ジュニアの試合や練習の後、「調子が悪かった」等の言葉を聞くことがあります。
「調子」という表現も同様に、「調子が良い・悪い」で片付けてしまうことなく、「何が良い・悪い」を明確化し、さらには「どうして良い・悪い」と繋げなければあやふやなまま終わってしまいます。
「集中」「調子」または「しっかり」「ちゃんと」等の言葉というものは、いろいろな捉え方が出来るだけに、伝える時も受け取る時にも注意が必要ですね。
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