「スポーツは上級者達だけのものではない」
どのスポーツの世界においても、大小関わらず組織を編成すると上級者や輝かしい戦歴を持っている方々で構成されてしまいます。
もちろん、そのスポーツに精通していて思い入れの深いことから、当然とも言えます。長年培ってきた知識や経験を労を惜しまず発揮されている方々も多くいらっしゃいます。
一方で弊害として、なかなか未経験者や初心者の気持ちや思考を汲み取りきれない傾向もあります。
どんなに未経験者の気持ちになってみて思考を巡らせたとしても、逆に今まで培ってきた経験というものは拭いきれないこともあります。
ある意味で固定観念とも言えるかもしれません。
最近ではどの組織も有識者として、幅広い思考に対応する為に他業界の人物を参画させたりすることが通例となってきています。
ただ、そこに至るまでに、既存組織が新しい人物や思考を受け入れる姿勢が作れるかということが大きな課題となります。
決して組織を否定するわけではありません。
スポーツに関わらず仕事等においても組織は必要であり、それらの複合体によって社会が構成されています。
ただ、その中で未経験、経験が浅い人間が発言したりすることは非常に難しいものです。
その中で経験者の必要なことは、未経験者の意見を受け入れられる器と柔軟な思考とも言えます。
そして何より、未経験者の気持ちを察知しつつ、発言や行動を起こせる雰囲気や環境を作り出すことです。
中学校の硬式テニス部の対して興味を持って下さる方々の多くは、保護者やテニスというスポーツを全国各地で支える関係者の方々が多いです。
「テニス未経験だけど子供がやりたいと言っている。」
「テニス上級者ではないけれどテニスが好きで、各地のテニスイベント協力を行っている。」
等々、さまざまです。
テニスのレベルで協力して頂けているわけでは無く、感謝するばかりです。
紳士淑女のスポーツと言われるテニス。
それは間違いなく技術レベルでは無く、思考や立振る舞いを意味します。
思考においても偏ることなく多くの意見を吸収できる柔軟な姿勢は大切です。
また、コート上においてもコートに立つことが初めての方がいれば、紳士的にエスコートしてあげられるような心のゆとりを持っていたいですね。
●署名活動を行っております。ぜひご協力をお願い致します。
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*Change.org ヘルプセンター(うまく賛同できない)