「テニス普及の課題と部活が少ないことは伸びしろ」
スポーツ全般に言えることですが、普及イベントというものは難しいもので、テニスで例えるならば、どうしてもイベントともなるとテニスコートで実施することが多いです。
初心者対象の体験会等、現場では様々な優秀なコーチが出来る限りのサポートをしています。
とはいえ、裏を返すと…
あくまで「テニスコートに来てくれた方々」です。
普及というのは世の中に広める観点もあります。
通例は、まずコートに来て頂けた方に少しでも楽しさを伝えることで、そこから広がっていくが目標となります。
すなわち、体験者はもちろん、楽しく感じてもらえた方が知人等に楽しさを伝えていったり、誘い合ってくれることを期待するものです。
一方で課題としては、偶然テニスコートに通りがかって参加したり、テニスを知らないけれど行ってみようという方々を増やすことは非常に困難でもあります。
想像ではありますが、テニス未経験の方がいきなりテニスイベントに参加しようと思ったり、テニスクラブ・スクール・ショップに足を運んだり問い合わせてみることは非常にハードルの高いことです。
それだけ「初めて」というハードルは高いものです。
もちろん永遠の課題とも言えることなので抜本的な解決策があるわけではありません。
しかしそれらを頭の片隅でも置いておくことは非常に大切なことだと思います。
さて、中学生時期に一度でも硬式テニスを経験したことがあるということは、先々のテニスに対する考え方が大きく変わります。
改めてテニスを再開しようと思った時に経験というものが後押ししてくれてハードルが下がります。
仮に100校に部が創設され毎年約10名の入部希望者がいるならば、テニスに親しみを感じてもらえる人が毎年約1,000名増えることになります。
10年継続できれば10,000名。
現在、全国の中学校の約11%に硬式テニス部が存在し、約1,000校。
サッカーやバスケットボール等の球技系スポーツの多くは50%を超える比率です。
せめて硬式テニスが10%増やすことができれば、約1,000校増加することになります。
単純計算ですが、1,000校約10名で10,000人に硬式テニスを普及させることに繋がります。
中学校に硬式テニス部が少ないことは、逆にそれだけに「伸びしろ」という可能性を秘めたスポーツとも言えます。
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