月別アーカイブ: 2016年1月

全豪オープン最終日 無敵の王者ジョコビッチがいた

日曜日曇り 晴れ

全豪オープン男子決勝戦 ジョコビッチVSマレー戦はいつもの夕刻から行われた。往年の名選手の一人ビランデル氏のコメントでは、今のジョコビッチはコートに立つ「壁」だよといわしめた。

ファースト、ジョコビッチのサービスで始まりブレークチャンスあり、熱戦が予想されるゲーム目をブレークされると02 そして05とフェデラー戦を思いおこす内容16でマレーはファーストを落す。16。

セカンドになると奮起したマレーは攻撃的なテニスを展開して33まで行くが34とブレークされると奮起してブレークを返して44。しかし55でまたもブレークを許して56ジョコビッチはキープしてしてセカンドももぎ取る。マレー57。

確かにマレーのテニスは本調子となり、火花を散らすかのよな壮烈な打ち合いが観衆のどよめきを呼び、決勝戦にふさわしい戦いであったが、なにせコートに立つ「壁」はまさにその通りで最後にはマレーの放つボールを弾き返していた。

3セット目はいきなりジョコビッチがブレークして危ぶまれたがマレー01 02 12 13 23からブレークして33 55  66と必死で頑張りタイブレークに持ち込んだが、マレーの踏ん張りもそれまでだった。いきなりミニブレークを許しダブルフォール2本とサービスノータッチエースを1本くらい、どうすることもできなかった。マレーの67とセットカウント03の敗退、ただただため息が出るばかりでした。

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全豪 女子シングル 初めてのケルバーに栄冠輝く

土曜日 曇り

昼過ぎコートへ、ストロークとサービス練習少々。ダブルス2セットして着替えが足りないこともありコート後にする。

昨日、ブログのアクセス数やページビューが27日からなぜか急に増えていたので、ランキングにアクセスすると、何と一位になっていたのでまさにびっくりポン。いつもは何とか50位台をキープしているランキング、たまに上位に行くことまあったりしたが1位とは驚いたが、でも二日天下に終わったようだ。

夕刻より予定通り女子シングル決初戦が始まった。セレナVSケルバー。試合前の二人の記者会見のコメントをうかがわせるように試合は展開していった。

失うもののないケルバーは最初から燃えていた。余裕に見えたセレナだが、サウスポーの癖のあるボールにタイミングが合わずにいつものパワフルなショット・サービスはなぜか今日は影をひそめていた。

ケルバーは3ゲーム目をブレークして21、だが5ゲーム目をブレークされて33、さすがセレナと感心して見ていると次の6ゲーム目をケルバーがまたもぶれーくして43 53 54。

そしてケルバーのサービングセット、ねばってセレナのミスを誘い何とファーストをケルバーが取ったのだ。もしかしたらとケルバーによぎったに違いない、セカンドは浅いボールが多くなりセレナの餌食になるシーンが多かった。26でセカンドの落として女王の座はファイナルへと持ち越されていた。

こんなパターンではセレナが自分を取り戻してファイナルを勝ち取る試合を何度かみたことがる。セレナ優位かと思っていたがケルバーは2ゲーム目をブレーク20とリードするが4ゲーム目をブレークされて振出しに戻る。22。ケルバーキープして32,そして二度目のブレーク42、キープして52、キープされて53、ブレークされて54、三度目のマッチゲーム、あとのないセレナはサービスでありながら尋常ではなかった。おたおたするセレナにねばってミスを誘い、ついにケルバーの夢が実現がしていた。セレナのサービスをブレークする。

その瞬間ケルバーはコートに大の字になり喜びをあらわにした。涙をこらえてネットに向かうとセレナがコートを超えてケルバーに歩み寄っていた。二人は抱き合いセレナはケルバーのがんばりをほめたたえているように思えた。負けてもすがすがしく笑顔で相手を褒め称えるセレナの姿は王者そのものであった。

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全豪 マレー ラオニチを粘りで逆転 決勝へ

金曜日雨 雨

終日雨、全豪男子セミファイナルのもう一つラオニチvsマレー戦が現在行われている時間9時22分、セットカウント22でファイナル5セット目、セット21でリードしていたラオニチが有利かと思いきや4セット目に入ると混戦になり、マレーがワンブレークを守りきり64で取ってファイナルへと突入していた。

太ももを痛めたらしいラオニチを心配していたがファイナルは精彩を欠いてラオニチが03と今追い込まれている。このまま行けばベーグルで負けるであろう。04。

でもラオニチは踏ん張り頑張りぬきサービスを2ゲームキープして25と意地を見せたがサービングマッチのマレーのさーびすをブレークする余力は残さてなかった。

マレーは46 (75) 67 (64 ) (62)セットカウント32で宿敵ジョコビッチの待つ決勝の舞台へと進んだ。

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(コーチのモレスモとマレー)
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(ラオニチ)
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(マレー)

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全豪 さすが王者ジョコビッチ フェデラーを一蹴

木曜日 曇り 雨

昼から雨模様のようすに一番の次にコートへ着くと、Nさんのやって来たので二人で練習。ぽつぽつと降り出したがとりあえずは問題なし。ストロークとサービスしてのストローク、ボレーとスマッシュ、スマッシュの下手なのを再認識した。90分近く練習、一段と雨雲が下りてきて小雨が降りだしたので引き上げた。

昼前家に戻ると、セレナvsラドワンスカが始まろうとしていた。ベテランのラドワンスカは華奢な体に見えてテニス巧者、のらりくらりとつないでいるかに見えて突然攻撃に転じるなど、いやらしいテニスで負けそうに見えて最後には突き放す、突き放されて泣いていた選手を今大会でちらっと見た。

が、ラドワンスカはセレナの敵ではない。ファースト60でセレナの一人舞台、セカンドはラドワンスカが頑張りを見せて接戦にみせかけたが最後にセレナが振り切って64。60 64でのセレナの圧勝といえよう。決勝の舞台はセレナのワンマンショーと化すのだろうか。

続いて女子もう一方のセミファイナルが行われていた。
ケルバー(ドイツ)VSコンタ[英国)。7シードのケルバーは土居美咲に負け戦で、もがき苦しみ何とか勝利したが、もしあの時土居が勝っていればと今大会でも大物をつり落としていた不運の土居美咲を思い出さずにはいられない。

その後ケルバーは苦戦はしたもののストレートで勝ち抜いて行き、ランキング47位で初のベスト4に名乗り出たコンタをファーストは苦戦して75,セカンドは64とケルバーの貫録勝であった。ケルバーには初の決勝の舞台用意された。さて、どんなパフォーマンスを見せるか楽しみだ。

夕刻から決勝の舞台をかけて、ジョコビッチvsフェデラー戦が行われた。

無敵と思えるジョコビッチはやはり強かった。1,2セットはフェデラーにテニスをさせず61 62 。3セット目は先にブレークしたフェデラーが自分のテニスを取り戻して63で取るが4セット目はジョコビッチがその気になりセットカウント22は阻止すべく粘り強いテニスを再開させてフェデラーを振り切った。63。

61 62 36 63 セットカウント31で檜舞台へと進むことが決定した。

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(ラドワンスカ)
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(セレナ)
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(コンタ)
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(ケルバー)
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(ジョコビッチ)
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(フェデラー)
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全豪オープン 若手のラオニチから目が離せない

水曜日曇り

日本人のいなくなった全豪オープンは何とも言えないさびしい。

冬の間に体力を付けようと、今日はテニスコートまでバッグを背負って歩いてみた。中くらいのバックで中味は減らしたつもりだが、肩に食い込んでかなりしんどかった。このしんどさが体力作りに役立つかもしれないと我慢して歩いたりジョギングをしたりしてようやくたどり着く。何日続くことやら。

I氏とシングルワンセット半とダブルスワンセット。そのあとH氏とワンセット今日もタイブレークで負けたが、体力少しついたかな。

戻るとマレーVSフェレール戦が行われていた。フェレールはフェデラと同じ30歳代、そのバイタリテイには敬意を称したい。錦織圭がプロ宣言をした翌年2008年8月、全米で当時ランキング4位のフェレールと対戦した錦織は5セットを戦い切り勝利したことは一大ニュースとなった。忘れられない対戦相手のフェレール。

二人は熾烈で猛烈な打ち合いを最後まで続けたがセットカウント31でマレーがベスト4の一人に名乗りを上げていた。

女子のケルバーvsアザレンカ。ケルバーファーストを取るもセカンドは25でアザレンカのサービスをラブフォーテイからばん回して35とすると強気で試合を進めて75でケルバーは負け続けていたアザレンカを63 75で退けベスト4に進出。

ラオニッチvsモンフィス。ここぞというべきところでラオニチのサービスがさえて、食い下がる軽業師と思えるモンフィスも力尽きた。63 36 63 64。

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(マレー)
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(フェレール)
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(ケルバー)
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(アザレンカ)
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(モンフィス)
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(ラオニチ)

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悲しいけれどこれが現実 さすがジョコビッチ

火曜日曇り

11時前久しぶりタクマのコートへ、先日の蛇が谷公園でのこと、農業をやっているON氏がイチゴの苗が余っているので良かったらあげますよというから、お願いしてタクマコートの駐車場で授受の約束をしていた。

苗を新聞紙に包んでくるのかなと思っていたら、発泡スチロールのプランターにちゃんと植えていたのでびっくりした。うれしくてありがたかった。配合した土の中に植えているように見えたので、赤いイチゴが実を付けるに違いないと想像たくましくなった。

そこで仲間と久しぶりに2時間の練習を楽しみ、ホームコートでも久しぶりのテニスをする。最後の仕上げはシングルの試合にでるというsさんとワンセット。ハンデイぼくのサービスは1本、彼女のがんばりに負けていた。

家に戻ると錦織圭vsジョコビッチ戦が始まろうとしていた。NHKをかけると本チャンネルで放映していたのでびっくり、日本中の期待を背負って、錦織圭の心中は如何ばかりなものであっただろうか。

緊張のおもむきで錦織圭は一式背負ってスタジアムに登場する。

ファースト、互角の出だしで悪くはなかったが23でブレークされて24そして36と落とす。セカンドは自滅して26。
3セット目期待に応えるかのように2ゲーム目をブレークして20、1セットもぎ取るかと膝を乗り出したが、3ゲーム目をブレークされて21、4ゲーム目をブレークして31,ブレークされ32,キープされて33,ここでまたもブレークされて34。万事休した。35 45 46のストレートで敗れたのでした。

シモンはファイナルまで死闘を続けて頑張っていた。錦織圭はそれを追従してやきもきさせてくれることを期待したが、NHKも期待外れ、深夜の1時からの録画で、今まで通りでよかった。結果論だが、期待し過ぎた国民がいた。期待に押しつぶされた形の圭だが、それを克服しなければグランドスラムは甘くない。

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全豪オープン 男子B8出揃う

月曜日曇り 雪

昨日より少しは良いけど低温でちらほら雪が舞ったりしている。今日は新年二回目のレッスン日、昼から出かけようと早めの昼食をしていると電話が鳴る。クラブからで、インドアコートは氷って出来ないので中止という。インドアというけれど天井をアウトドアにしてしまったので、さもありなんと理解したが、外のコートも無理そうに言うのでてnあきらめた。

全仏の男子エイトぎめ一つ、ラオニチvsワウリンカ戦はラオニチがセット20でリードするも昨年の覇者ワウリンカは意地を見せて3,4と連取して勝敗はファイナルセットに持ち越された。

ラオニチはカナダでの高校乱射事件で若者の貴い命が失われたことに深く心を痛めていたらしく、勝利後のオンオートインタビューで若者らしく嘆き悲しみ、この勝利を亡くなられた人に捧げたいと悲痛な面持ちであった。

5セット目、ラオニチ32としてワウリンカのサーアビス、長い長いジュースのあげく攻めにて転じたラオニチがブレークして42となると流れはラオニチに傾いていた。3,4を失っての反省があったのだろう。サービスキープして53  54  そしてサービスフォーマッチがラオニチに訪れていた。余裕でサービスをキープして8強への名乗りを上げた
64 63 57 46 63
昨年のラオニチは3回戦でデミトロフィーに敗れてB32どまりであったが、今年は快進撃を続けていて決勝の舞台に立つかもしれない。そしてその相手が錦織圭であればいうことなし。

女子、3シードムグルッサを破ったベテランのストリコバに期待したが、大阪なおみを一蹴したアザレンカの勢いには歯が立たなかった。アザレンカ 62 64

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全豪オープン 圭全仏のかりを返すツオンガ戦 B8へ

雪 日曜日 曇り

ついにその日はやってきた。しばれるとはこのことなのだ。粉雪がさらさらといつのまにか小さな庭を白く染めてゆきだした。久しぶりの雪らしい雪が音もなく降り積もる。

ベスト8を決める錦織圭vsツオンガ戦は日本時間9時20分ごろから始まった。解説者の村上たけしはこの大会から見る解説者だった。選ばれたのだろう解説はうまいとぼくなりに評価していた。個人的には錦織に勝ってほしいが解説者としてはツオンガに分がありそうだと、ツオンガの戦いぶりを勘案してのコメントをした。日本の解説者としては勇気ある本音を言ったのだろうが、後悔するかもとおもっていたら、最初から後悔させる錦織の出足だあった。

昨年の全仏、ベスト8でツオンガと対戦して負けている。大観衆に一人孤立、アウェイの錦織はそれでセット02から22と追いつき雌雄はファイナルへと持ち越されてフランスの観衆は尋常ではなかった。大合唱にツオンガはいきりたち生き返っていた。ファイトをむき出しにして打ちまくられ圭はなすすべもなかった。

今日はそのリベンジのチャンスでもあった。ツオンガのバックを攻めてミスを誘い52とリードしてファーストものにするかと見ているとちょっとしたすきから54と追い上げられたが、踏ん張りファースト64,セカンドは62そして3セット目も危なげなく64で全仏のかりを返していた。

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大阪なおみ力尽きたが 前途はようよう

土曜日曇り

今日も冬空で寒いが明日はもっと寒くなるという。大阪なおみの3回戦対アザレンカ戦を見ようとwowowに切り替えると、ムグルッサvsストリコバ行われていた。ストリコバ(チェコ)に苦戦はしていても負けるとは思いもしなかった。
ムグルッサ((スペイン)はウインブルドンで決勝戦まで進んで注目していた選手の一人だったし、一躍脚光をあびてランキングも大躍進して3位でこの大会にのぞんでいた。

出だしだけムグルッサらしいテニスがみられたがゲームが取れていなかった、その内と思っていると36でファーストを落していた。相手は164㎝の小柄でオールランドプレヤーと写った。ねばり強くストロークをン続けているとムグルッサはミスを重ねて行った。表情は暗かったので、何かあったには違いない。

セカンドはもっとだめになり相手を勢いづかせていた。26で落とす。今年はグランドスラムを狙うのが目標だったらしいが、そんなに甘くはなさそうだ。

まもまくして大阪なおみvsアザレンカの試合が始まった。解説者神尾米の戦力分析に不満を不満を抱いていたが、さすが解説者として試合を見続けているのであろう。分析能力解析能力に頭を下げざるを得ない結果だった。

その内なおみのパワーテニスが出てくるだろうときたしていたが、先にエンジンのかかったアザレンカに手も足も出なくなっていった。

元王者、全豪2回覇者のアザレンカは予選3回本戦3戦目の迷える子羊を一蹴して雄叫びをあげた。

しかしウインブルドン予選1回戦、全米予選2回戦そして全豪で予選3回戦を勝取り、本戦の切符を掌中にしていきなり本戦3回戦まで進んだ大阪なおみの前途はようようとして、圭以上のことを期待をしたくなる。

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全豪 厳しい戦いであった圭の3回戦  

金曜日曇り

まずまずの天気かな今日は。9時過ぎからから錦織の試合が始まった。相手はガルシア・ロペス(スペイン)、もう相手は30越えの選手だし大丈夫だろうと安心していたら、さにあらず緊迫した打ち合いに圭が優位とは思えなかった。長身からのフラットサービスで相手は優位に試合を進め、フラット気味の片手バックハンドは、圭のおはこの一つ、両手のバックハンドとそん色はなかった。やばいと思った。

年齢差を感じさせずにロペスは走っていた。前半にブレークを許しての苦戦を強いられ45でようやくブレークして55と追いつく。そこから必死でキープブレークして75でファーストをやっとこさでものにしていた。

セカンドは最初のサービスを落すとロペスのペースで進み26で落として11。この時点では全くの互角、見ている人たちはハラドキだったに違いない。

ファースト55になった時テレビの前のぼくの体に異変が起きようとしていた。軽いめまいがして右目に異変を感じて左目を閉じるとほぼ見えなくなっていた。ソファーに座り直してゆっくり右目を開けると真っ黒で何も見えなかった。やばいどうすべきか、このまましばらく様子を見るべきか、もし頭にはしって脳梗塞でもなれば、あーちゃんは博多でぼく一人、何もできなくなるかもしれない。とりあえず薬をもらっている近くのかかりつけのクリニックに電話しようとするとすると番号が分からない。片目で何とか見つけて電話すると話し中、何度も話し中、右目を開くと外の景色が見えていた。

そして電話はつながった。先生は10年前の再現ですねと言った。血液サラサラの薬を処方されてその症状は10年以上なかったので、もう大丈夫なのだと思い込んでのこの出来事にはヤバイと感じた。

先生は割と近い郊外の大きな病院に紹介状を書いてくれた。ぼくの目はすっかり回復していたので車を走らせた。閑静なところにある病院の緊急外来に紹介状を差し出して、側の待合の椅子に座るとテレビで圭の試合が放映されていた。NHKもやっているのだ、ファーストをものにしてセカンドに突入していた。テニスに無関心のように思えた年配の人たちが目を皿のようにして、画面を見つめている姿に感銘した。圭のなせるわざなのだ。

看護婦に呼ばれてやさしく緊急外来に案内を受けて、まもなく先生と対面した。紹介状を見ている先生に、ぼくの口から経緯をお話した。一通り検査をさせていただきますというので、今日ですかというと今からですという。

看護婦はお一人でですかというので二人暮らしですというと、ここに来たのを知っていますかというから、博多に行ったので知りませんと、連絡していた方がいいですよ、結果次第で緊急入院になるかもしれませんからとさらりとのべたが、ぼくはドキッとして、あーちゃんには連絡することにした。

・体温・血圧・採血・心電図・けい部超音波・MRI(頭部磁気共鳴CP断層撮影)検査は待ち時間はなく順調すぎるくらい早く終わったのでびっくりポン、最後に結果の説明を受けるために先生の前に座ると、レントゲン写真等を見ながら以上は見当たりませんとおっしゃった。

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