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今村元復興大臣が浮き彫りにした不寛容社会とは。

こんにちは。

今回はテニスとは関係ありません。マスコミの情報操作による自作自演と情報の受けてがあらわにした「不寛容社会」について語ります。

錦織選手が全米でラオニッチ選手、ラウリンカ選手、ジョコビッチ選手に勝ち、過去を含めて上位選手に勝てたことを踏まえて「もう勝てない相手【も】いないと思うので」と発言したところ前後の内容はそっちのけで「もう勝てない相手【は】いない」というフレーズが切り抜かれて「も」を「は」に意図的に改変もしくは単に聞き間違えたまま使われ言葉が独り歩きしました。

ビートたけし氏がその言葉だけを受け取り錦織選手の発言に対して苦言を仰ってました。

伝言ゲームではないのですからいかがなものでしょうか。

前置きが長くなりましたが本題に入ります。

今村元復興大臣が「東北のほうでよかった」というのは被害額試算25兆円が東京でしたらもっとかかったでしょうという単純な意味でそれを表現する日本語の言い回しとして多用されている「~のほうでよかった」というセットになった繋ぎ言葉がたまたま今回は不幸なことにたいして「よかった」が入ってしまったことによる言葉の綾でした。

カンペ(カンニングペーパーの略)と呼ばれるテレビカメラの前に予め読む文章があるわけでも文章のように何回も読み直したりチェックする人が別にいるわけではないわけですからその人や日本語でよく使うフレーズが組み合わされてしまうことはよくある事だと思います。

芸人が生で誰も笑わず面白くなかったけどオンエアでは「笑い」を入れるからいいでしょうと言っていましたが面白いことだという風潮も自作自演で作って洗脳していることもあり、子供たちがそういうことは面白いことだと思い学校で実践していることも多くなりました。一例を挙げればいじめに同調する「空気を読む」や「いじられキャラ」です。

テレビの取材で福島県のある農家の女性が原発事故で東京の人が電気を使うためなのになんで福島の人が迷惑をこうむらなければならないか と仰っていましたが東北の農作物の最大の消費地は東京なんです。

実は国連と米コロンビア大学による世界幸福度ランキングでは日本は51位で先進国では最下位で選定基準の4つの項目のうち「他者への寛容度」が低かったからです。
NHKの最新の世論調査では、今の日本社会は他人の過ちや欠点を許さない”不寛容な社会”だと答えた人が半数以上に上がり「不寛容社会」という内容で番組が作られるほどです。
自他認める「下寛容社会」でありながら「おもてなし」など外面だけ良くなっているように思います。

錦織選手の発言の改変もそうですが自分たちのミス?はそっちのけで他人の失言には鬼の首を取ったように大騒ぎをする「不寛容社会」が浮き彫りになりました。

日本には「おたがいさま」という日本独自の言葉があるわけですから真意を読む寛容社会の到来を望みます。

では。

 

 

 

カテゴリー: テニス選手, 政治・社会 | 投稿者ryu 12:57 | コメントをどうぞ