月別アーカイブ: 2017年2月

ジュニアのクセの修正は慎重に

こんにちは。

聞くところによりますとIMGニックボロテリーではフォーム修正は神経系の発達がほぼ完了する13歳までなんだそうです。

サーブ以外同じ場所で打つことがないテニスで ある動作の結果を用いた修正方法の場合、どんな場所やボールでもその修正しようとしているフォームで打とうと意識してしまい運動連鎖が狂うと同時に打ち方ありきになり本来の目的から遠ざかってしまうリスクがあると思います。

クセというのは無意味なものは少なく本人が無意識または意識的に何かをやろうとした結果現れていることが多いのです。
その原因となる何かを先につきとめないで見た目の動作を修正してしまうとそのクセの元のメリットもかきけしてしまう危険があります。

 
なぜそのような動作になっているのかを十分分析した上で細心の注意を配りながら行わなかればならないと思います。
クセを最大限に生かす、クセを伸ばす、クセを放置する、ことも大事だと思います。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 02:22 | 2件のコメント

日本テニス協会に物申す

こんにちは。
2014年10月1日に日本テニス協会から特別功労金500万円が錦織圭選手に贈呈されました。

そのときにわたくしが思ったことを書きます。

まず錦織圭選手は日本テニス協会の手柄ではないということです。

日本テニス協会のやる気の無さに失望した盛田正明氏が自ら盛田正明テニス・ファンドを立ち上げてテニス界のソニー(錦織圭)をマネージメントしたわけです。
皮肉にも最先端で壊れ易いという特徴を備えてしまいましたが今はそんなことはありません。

もし盛田正明氏(盛田正明テニス・ファンド)という日本テニスの救世主が現れなければ日本テニス協会という日本テニスに「そんなフォアはダメだ」と直されて「まだ世界で戦うのは早い」と錦織圭選手もつぶされるところだったと思います。

日本テニス協会は全日本テニス選手権を頂点とする今まで構築してきた鎖国テニスの功罪をそっちのけにいまさら世界50位以内の2番手を育成するということを掲げだしましたがいかがなものでしょうか。

錦織圭選手の育った環境を見れば一目瞭然です。
外人の角度のあるサーブを中学生の時からこれでもかというぐらいうけていることです。それをやらずして錦織圭選手を追うことはできないと思います。
限りある予算、税金としての特別功労金500万円は他に使い道があったはずです。

敬称略

では。

カテゴリー: テニススクール, テニス選手 | 投稿者ryu 00:48 | 2件のコメント

錦織圭選手のステップイン打法は簡単に強力な打球を生み出す。

こんにちは。

○○アドバイザーによるレッスン内容監修のテニススクールに通ったことがあるのですが他のスクールとまったく同じどころか効率よく人数を詰め込むメニュー内容で構成されており「縮こまったフォーム」になりやすい自分たちだけ得をしたい利益優先の環境でした。よくある名前だけ借りて客寄せを行っている販売手法が浮き彫りとなりました。

その頃は20年前のテニスを教えるテニススクールにうんざりしていたので最新のプロ選手の分析に基づく最新のテニスを教えてくれるのではないかと期待したところ

 

「ブルータス おまえもか!」

 

だったわけです。

誰もやらないのであれば自分でやればいいわけで時間をみて紹介できればと思います。

さて、錦織選手がかねてより「積極的にステップインしてベースラインより内側で打っていきたい。」と発言しているとおり錦織選手が積極的に練習しているのがステップイン打法です。

日本人の身軽さのメリットをいかし身体的リソースを最大限に活用したショットの一つだと思っています。

わたくしが分析をもとに実践した結果、具体的には以下の流れのとおりです。

1)  ボールのバウンド地点を予測して打点に入ります。

2)  テークバックをして上半身を捻った状態をつくりしっかり構えます。1と2は状況によりほぼ同時のときもあります。

3)ボールがバウンドして伸びてきたときはそのまま打ちます。

ボールがバウンドして失速した場合に限り、テークバックして構えた上体とスタンスは維持したままつま先の筋肉を使い前方にステップして着地した瞬間と同時に一気に打ち込みます。タイミングはタタンです。タンが打つときです。

ポイントはステップ時も上体の構えとスタンスを崩さず維持することです。

3は瞬時の状況判断が必要ですが自分が主導権を握れるショット(強いショットや相手を走らせたショット、相手がスイートエリアを外したミスヒット)を打てたときに実行すると成功率が高くなります。

ボールのバウンド地点とステップのタイミングを見誤ると詰まってしまいますが練習することにより慣れてきます。

効果はステップインの反作用と体重移動のダブル効果により強い球(エースになる速い球、相手が押されてしまう球、主導権を握れる球)を打てるということとその場所で打つと認識させてステップインして早いタイミングで打つことにより錯覚を利用したテニスが可能です。

インフルエンザが流行っておりますので皆様ご自愛ください。

罹患された方は解熱後も少なくとも2日3日は体内にウイルスが残っていると言われていますので拡散にお気をつけください。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 21:06 | 2件のコメント

ジュニアスクール選びのポイント完全保存版

こんにちは。

持論ではテニススクールは「スクール」である以上、または広告でテニスを学ぶ場として宣伝している以上、レクリエーションでも運動目的でも競技テニスでもテニスに類似した「テニスもどき」や「練習の練習」ではなく「テニス」を学ぶところだと思っています。この原理原則に基づいてクドクド書きたいと思います。

ジュニアスクール選びのポイントは実にシンプルでたったの2点です。

これは実績を出しているスクールとそうでないスクールの差でもあります。

それはレッスン毎に

ゲーム以外に半面ではなく1面を使ったラリー練習をしているか。

サーブ・リターンの練習のまとまった時間があり サーブのグリップ指導も含めサーブ・リターン練習をしっかりやっているか。

の2点です。参考までに実績を出しているジュニア育成レッスンでは2時間のうち1時間をマッチ練習に割り当てています。

テニスの試合では当たり前に行われていることが当たり前に行われていないのはなぜだと思うかもしれませんが、できるだけ人数を1コートに詰め込んでも球数や運動量を確保したい運営者側の都合により生み出した利益目的の練習方法が利用者のテニスの上達を妨げたり下手にさせるという思わぬ弊害を招いています。

これだけを抑えていただければ最初のステップでテニスもどきが定着しないでテニスが下手になる土台が構築されにくいのですが、上記の理由に「どうして?」と思われる方に掘り下げたいと思います。

サーブとリターンはテニスでは必ず行うショットです。サーブはテニスの中で一番難しい部類のショットであると言われておりプロの方でも永遠のテーマと言われるぐらいです。

テニスもどきのスクールではサーブ・リターンはそっちのけで1ゲームに来るか来ないかわからないような場面の練習を延々とさせられることがあります。

必ず行うショットで技術のいるショットはそっちのけのレッスンでテニスが上達するでしょうか?

3球目攻撃という言葉あります。サーブ→リターン→あまくなった球を強打やコントロールして主導権を握るストロークを打つことです。サーブ・リターン練習をしなければ感覚は養われません。

話が飛躍して恐縮ですがアンディー・マレー選手はリターンで自分が触れることができるサーブはすべて返せる自信があると発言しています。
トップ選手に共通しているのがリターン力です。錦織選手以外の日本人選手と錦織選手の大きな違いはリターン力です。
上にいけばいくほどサーブの得意な選手は増えます。
相手のサーブをまともにリターンできない→自分のサービスゲームにプレッシャーがかかりサーブが崩れる→ブレークされる→リターンゲームで体力を使いサービスゲームでエネルギーが回復しにくい悪循環が生まれます。

サーブ・リターン練習をしないでいつするんですか?できるだけ早く最初からです。

半面のラリー練習による弊害とは?

大人のスクールレッスンでも半面のクロスでサーブ・リターンからのポイント練習というのがあります。

同じクラスでレッスンを受けていた学校の先生が言いました。彼のスピンサーブは非常にキックしてバウンドして伸びてくるために入ればほとんどの人が返せないほどです。

サーブ・リターンのポイント練習をやるときにコーチに独り言のようにつぶやいたのです。

「この練習嫌いなんですよね。だって追い込んでも反対側に打てなくて相手のほうに打たないといけないじゃないですか。前につめても相手のほうに打たないといけない。」

嫌いという部分以外、まったくもって同意見でした。ジュニアの半面ラリーの悪影響を以下に述べます。

[1] 空間認識が身につきにくい。半面の視野と全面を視野に入れた練習ではまったく異次元です。

半面ばかりで練習して身についてしまいますと全面でゲームをすると足がとまりやすくなります。

ショーンボーン氏風に言いますとプレーヤーは突然水槽の中で飼われていた魚が海へ放り出されて未知の世界で何をしていいのか戸惑い広大な空間で新しい技術の習得を迫られます。

[2] [1]と連動しますがタイムマネジメントが養われにくい。 タイムマネジメントとは速いボールをどんな状況でいつどこに打ったほうがいいのか。リカバリーのために ゆっくりなボールをどこに打ったほうがいいのか。といったことです。

[3] 返し癖がつきやすい。

以上です。

これからも広告の注釈に書いていないことを掘り下げて発表していければと思いますが、あまりにもいいことばかり書いてテニスもどきのテニスを教えて自分たちだけ得をしたいのであればJAROに電話することになるかもしれません。

*当校ではサーブ練習は行わないことがあるので公営コートなどで練習してください。

*当校では1クラスのレッスン人数が多いときはテニスではなくテニスライクなフィットネス練習になりますのでテニスが上達しないことがあります。

アクセスしていいただき、ありがとうございました。

では。

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 19:20 | 2件のコメント

日本テニスにつぶされるジュニア

こんにちは。

趣味が高じて多いときで週3回別々のスクールに通い体験も含めますと累計で3o校以上のスクールに通いテニスよりテニススクールに詳しくなったといっていいほどわかったことがあります。

それは運動連鎖をこれでもかと言うぐらいに細切れにされて下手にされることが多いということです。もちろん有益かつ上達のヒントとなるアドバイスや練習もありますし、質の高いメニューを提供していたスクールも少なからずありました。

散々下手にされて目か肥えてしまった為、どうしても悪い点ばかりが目につきますが予備知識なしにお金を払って下手にされないために単なるお節介として書きたいと思います。

コーチとジュニアの親御さんの会話を聞いたときに日本テニスにつぶされるということはこういうことかと肌で感じた者として確信を得たわけです。

コーチ「何々君は試合ではめっぽう強いのですがフォームがおかしいので修正していきます。」

親御さん「癖ですかね。わたしも同じ癖がありますから。」

わたくし自身も実際にそのコーチのコーチングを受けたことがあるのですがミスをするたびに型にはめようとします。

松岡修造氏の「圭のフォームを修正しなかったコーチに感謝しています。」という言葉が思い浮かばれます。

ゴルフの女子プロの上田桃子氏は全米ツアーに参戦し苦戦を強いられてその原因として日本の芝は湿気で柔らかいがアメリカの芝は乾燥していて硬い。このサーフェスの違いを克服するためにフォームを修正したが運動連鎖が崩れてスランプに陥ったとテレビのドキュメンタリーで発言しています。

安易に見た目だけでフォームをいじることは致命的な運動連鎖の崩壊を招く危険をはらんでいると思います。

個人的には押し付けのテニスは伸びしろに限界があると感じています。その人の中でヒントを得ながら色々な要素を取り入れて発展させていくのがいいと思います。

次回は子供にテニスを習わせる または現在習わせているテニス経験のない親御さんがお金と時間を無駄にしない為のテニススクール選びにあたっての重要なポイントを書きます。

では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 01:55 | 2件のコメント

「縮こまったフォーム」の矯正方法

こんにちは。
アルゼンチンオープン決勝、錦織選手負けてしまいましたね。ドルゴポロフ選手のサーブが良かったのですが錦織選手曰く土に石が混じっていたりコートの状態が悪かったそうです。
合わせて打つドルゴポロフ選手に対してしっかり構えて打つ錦織選手ではドルゴポロフ選手のほうが合っていたのかもしれません。

さて、一体形成のフォームとは腰、肩、腕の上半身が一体となって下半身の力や体重が生み出した力をダイレクトに伝える感覚です。
スポーツ経験のない大人からテニスを始められた方やテニススクールで自分でパワーを出して自分でそのパワーをセーブしてしまう「縮こまったフォーム」が身についてしまった方は意識的に練習しないと得られない感覚だと思います。

では、スクールで「縮こまったフォーム」にされてしまった方向けのアドバイスです。

グリップはセミウエスタンからウエスタンを想定しています。
歩くときに自然に手を交互に動かしますが右手が前に出たときに左手は後ろに下がります。

右利きのフォアハンドの場合、右手が前に出て左手が後ろのときがインパクトのときです。この感覚をインパクト前からイメージとして持っていただきインパクト時(わたくしの感覚としてはインパクト後)に取り入れてみてください。

一体形成のフォームでパワーロスが少なくこの感覚が成功した場合、以下のジョコビッチ選手の画像のように右肩が顔の正面あたりまで勝手に回転してきます。
スピンでコート内にねじ込まれバウンド後にキックして伸びる錯覚を利用したテニスが可能です。

 

余談ですがよくテニススクールではフィニッシュの見た目の形を元にした指導が行われます。

車のワイパーのような腕の動作を行う「ワイパースイング」がそうですがテニス経験が増すことにより打てるようになりますが

あるボールを打った後の結果の形であり、形を先に求めた打ち方をしてしまうと運動連鎖が身につかないと思います。

その打ち方にならないのであればグリップや別の原因があると言っていいでしょう。

ドルゴポロフ選手であれば「狙ったところにイメージどおりの球威で打てればカッコなんてどうでもよくね?」と言われてしまうかもしれませんね。
では。

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 22:07 | 2件のコメント

錦織圭選手アルゼンチン・オープン ストリングス・テンション情報

こんにちは。

ソウサ戦快勝しましたね。

ソウサ戦でラケット2本のストリングスの張替えを出すときのテンションは以下のとおりです。

縦51ポンド、横49ポンド

縦50ポンド、横48ポンド

縦ナチュラル、横ポリエステル 4G系

縦ナチュラル、横ポリはご存知の方も多いと思いますがフェデラー張りとまで言われてフェデラー選手がやりだして有名になりましたね。ジョコビッチ選手やウイリアムズ姉妹もこの張り方です。

錦織選手は最初のころは逆の縦ポリ、横ナチュラルで途中、縦ナチュラルに変更してすぐに縦ポリに戻したのですが去年あたりから縦ナチュラルにまた変更してからは定着して変えていません。

この組み合わせの特徴は

1) ナチュラルが緩衝材の役目をなし、ポリオンリーよりノッチができにくい。

ナチュラルオンリーのほうがノッチができやすいです。

2) 1によりスピンの持続性が長期間続く。

3) 球がバウンド後に伸びやすい。

異素材のため経年劣化によりバランスが悪くなるというご意見がありますが

縦ポリ、横ナチュラルは確かにメインのポリだけが緩んできてポリオンリーと同程度のフィーリングの維持期間だと感じますが

縦ナチュラル、横ポリは長期間フィーリングを維持できると感じています。

では。

 

 

カテゴリー: テニスラケット | 投稿者ryu 16:55 | 2件のコメント

「腕が後から来る感覚」の指導は現代的ではない疲れやすい打ち方だと思います。

この打ち方は「自分で生み出したパワーを打ち方でわざとパワーロスさせて薄いあたりのチョリンチョリンのスピンにしてコートに収めているに過ぎない。」と言っても過言ではないと思います。
また、「腕をしならせる」のアドバイスは腕に意識が集中してしまい結果としてこの打ち方を誘発してしまう恐れがあります。

伊達公子選手の腕、肩、腰の上半身を固めた一体形成のフォアハンドは腕がしなっていますでしょうか?

ライジングだからでは?という問いにあらかじめ返答致しておきますが、ライジングは打つタイミングであり厳密には打ち方ではないと思います。一体形成のフォームはボールを腕、肩、腰の上半身全体を固めて一枚の板のような感覚で捕らえますので強いボールに押されにくくなります。

話が飛びましたが一例を紹介します。

 

CSのあるテニス番組でゲストの女性たち3人組がフォアのストロークのショットがロングしてしまい安定感がほしいと悩みを打ち明けてアドバイザーの方がレッスンを通じて解決する流れなのですが、最初オープンスタンスの厚いあたりで力強い球をアウトしたがらも打っていた女性たちがスクエアスタンスで打たされ一体形成のフォームから腕の動きを分離されて修正されてこの打ち方にされていました。

女性たちの表情はわたくしが見る限り明らかにこれだという満足感はありませんでした。例えるならば「家のリフォームのビフォーアフター」の番組で2世帯住宅の完成後の家を見学した若夫婦が設計者の問いかけに全然嬉しそうでない何かいいたげな表情だったときと同じでした。
後に依頼側が酷い設計ということで製作側に猛クレームしたことが明るみに出ました。

 

話がそれましたが、どんなに強い球でもコートに入らなければ意味がないので間違いではないと思います。しかし女性たちが求めているものは男性にも力負けしない強い球を安定的に打ちたいのではないでしょうか。

 

生み出した力をパワーロスさせることなくコートに収める技術を習得することにより疲れにくくゆっくりしたフォームから強い球を打てるようになる錯覚を利用したテニスが可能です。

 

まだ腕と体の分離した薄いスピンを刷り込まれてない方やテニススクールで「縮こまったフォーム」にされてしまった方向けに強いボールのままコートにねじ込むポイントがあるのですが次回機会があれば書きたいと思います。

では。

 

 

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム | 投稿者ryu 00:25 | 1件のコメント

「ラケットを下から」の指導が生んだトップジュニアの悲劇。

全日本ジュニアテニス選手権で優勝した女子選手で海外遠征して惨敗を喫してテレビの取材でこう言っています。

薄いあたりのスピンでは外人には通用しないことがわかったんです。今は厚いあたりスピンを練習しているんです。薄いあたりのスピンをチョリンチョリンのスピンって呼んでいます。

薄いあたりのスピンを薄いあたりのスピンで返してきてくれているうちはいいのですが、薄いあたりのスピンを厚いあたりでぶっ叩いてくる人が出てくると太刀打ちできません。

子供は最初厚いあたりのボールを打ちます。コートに収めるために「ラケットを下から」という受け売りが蔓延したようです。

悲劇が続かないことを願います。

では。

 

カテゴリー: テニススクール, テニスフォーム, テニス選手 | 投稿者ryu 01:53 | 1件のコメント

テニススクールのレッスンがテニスもどきだった罠。

こんにちは。
レッスンではミスが多かった中上級のご婦人たちとレッスン後にレンタルコートでゲームをさせていただいたのですが驚くほどお上手でスクールのレッスンはなんだったのかと考えさせられました。
大学でテニスをやられている学生さんが体験レッスンを受けられてレッスンではミスが多くあまりお上手には見られなかったのですがその後のゲームで驚くほど強かったです。
練習慣れしていないとはこのことでしょうか。

「スクールの練習で下手にされる現象」で書きましたがスクールによっては練習の練習が多いように見受けられます。数多くの練習番長が育成されているのです。
練習後にゲームが下手になっていて今までの練習はなんだったのか。実際にはほとんどなない場面の練習だったり練習のような場面が一度もないこともあります。
良質な練習は練習がアップになり、その後のゲームにスムーズに移行できます。
よくある実例を紹介します。

 

<ボレーストローク編>

 

打ちやすい球を深く続けても実際のゲームで強打を打ちやすい球と同じように打ってしまって抑えられなくてアウトが多い。
打ちやすい球は実際はアングルやドロップボレーで終了が多い。
沈めたらドロップショットや浅い球になることが多いので一歩前の意識が大切になりますが、コーチの「【練習】なので深く続けてください」のアドバイスにより下手にされてしまっている。
ただし、JOPダブルス試合経験のある別のコーチは沈めても弾まないスライスボレーを深く返してきて前に詰めさせてくれません。弾まないので強打しにくいですし、無理に強打すると浮き球になります。打ちにくい球を打ちにくい球で返してきます。

 

<球出しボレー編>

球出しのボールをステップを踏みながら打つ練習があります。

自分のほうへ来るボールを何ステップも踏まされてボレーのフォームを習得する練習なのですが本来は動かなくても打てるボールにも関わらず無駄に動かされすぎて目線が動かされすぎてミスヒットさせられていました。

 

簡単なボールに対して難しいことをさせられているのです。

 

動かなくても簡単に打てるボールはそのままボールをじっくり待って構えてシンプルに打てばいいのではないでしょうか。

 

球出しが終わった後にコーチが「実際のボールは球出しとは違い上手く打てないことが多いのでこれから実際のラリーの中で練習します。」→裏を返せば球出しのボールとはタイミングも打ち方も変わってくるから最初から実際のラリーで練習したほうが時間の節約になるのでは?

 

別のあるスクールでは初級から球出しがありません。ボレーの球出しはありません。
コーチに聞いてみたところ「球出しはもう古い考えですね」とのことです。
アップでコート全面でネットを挟んで人数に応じて4人(2人対2人)・6人(3人対3人)・8人(4人対4人)のボレーボレーの基礎練習でした。補足しますとボール1個で4人対4人でポイントゲームをします。ルールやバリエーションがありますが割愛します。

 

このように打ちやすい球を長く続けた結果、テニススクールでは

 

縮こまったフォーム

 

にされていく方が多いのです。
では。

 

 

 

カテゴリー: テニススクール | 投稿者ryu 00:26 | 1件のコメント